あらすじ
長編には長編の面白さと、書く上での苦労があり、短編にはそれなりの楽しみと苦心がある。そして、ショートショートという一番短い小説の形式にも、他にない味わいがあるのだ(中略)。読み返すと、自分でも忘れている作品も多くて懐かしい(「まえがき」より)。「ラブストーリー」「ミステリー」「人生の鍵」……きらめくショートショートの世界へようこそ!
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Posted by ブクログ
私が通っていた学校では、毎朝10分間の読書が義務付けられていました。
本に全く興味がなかったので、なにか読みやすい本はないかとBOOKOFFでたまたま見つけたのが
「散歩道」でした。
文庫本なので持ち運びやすいですし、しかも価格はたったの105円!(当時は消費税5%だったな〜…)
さっそく読み始めたのですが、読書に慣れていない私でもスルスル読める話ばかりで、とても楽しめた記憶があります。
私が特に好きなのは「指揮者に恋した乙女」
オーケストラ指揮者とそのファンである少女の恋愛ストーリーです。
ただの恋愛ものと思いきや、ラストはゾクっとさせられました。
思えばこの頃から、どんでん返し展開やイヤミス好きの素質があったのかなと思います。
約200ページの中に20個以上のショートストーリーが詰め込まれているので、ちょっとのスキマ時間でも読みやすく、私のように読書初心者の方や忙しい中でも読書がしたい人へおすすめの作品です。
Posted by ブクログ
赤川次郎作品の中でも、愛好者のために書いたものなので、よく内容が練られている。
愛好者からお題をもらって書くという、ファンクラブの会報に書いたものをまとめたもの。
愛好者の顔を思い浮かべながら、驚いたり、喜んだりしてもらえることがはっきりしている焦点の定まった作品集。
三毛猫ホームズ、幽霊もの、吸血鬼もの、悪魔もの、花嫁もの、爽子ものなどとはひと味違う、赤川次郎の世界を堪能できる。
愛好会の事務局の方の解説の文章も、人間味があって、赤川次郎愛好者であることがわかる。
Posted by ブクログ
未読だと思ってたけど、いくつか記憶のある作品があったので、どうやら昔読んだことがあった模様。
単行本の初版が'98年……微妙だ。
90年代初頭までの作品ならほぼ読んでると思うんだけど。
内容は赤川次郎らしくほっこりする話あり、ブラックユーモアあり、のいつものテイスト。
ショートショートなのでサクッと読める。
Posted by ブクログ
読み終わりました!
ショートなので色んな短編が収録されているから
つい。。サクッと読めちゃいました(笑)
恋愛物やホラーまで色々なお話が詰め込まれています!
なかでも……
『二枚の肖像画』『花婿は女性恐怖症』『お母さんの卒業式』良かったな。。
きゅんきゅんです(〃〃)
Posted by ブクログ
赤川氏に嵌っていた時代に読んだもの。
当時は「ショートショート」を読んだ事がなくて、言葉自体知らなかった。
ショートショートが好きになった記念的作品。