赤川次郎のレビュー一覧

  • あの角を曲がって

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    赤川次郎作品で、解説が「文芸評論家」以外の場合はたいてい当たりだと思います。

    若葉ひろみ の解説は、本書の主人公や、その恋人の配偶者以上の飛び抜けた性格。

    解説を呼んでから、本編を読めば、物語の間延びしたところや、
    暗過ぎるところや、単調な展開などがもしあったとしても、吹き飛んでしまうに違いない。

    作品の質を超えた解説を書こうという、解説者の意思に敬服。
    本編も暗いところ以外は、赤川次郎らしい面白い展開だとは思います。

    0
    2011年08月12日
  • かけぬける愛

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    赤川次郎の作品は,幸せ終わり(ハッピーエンド)か、結末がはっきりしたものが多い。
    そのため安心して読めるという利点がある。

    かけぬける愛は,どん底に落とされた姉妹のがんばりがすごい。
    結末は余韻が残っており、解説を読むまで、納得がいかなかった。

    標題を信じて、どこまでも,かけぬけるか。

    0
    2011年08月12日
  • 天使よ盗むなかれ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    落ちこぼれの天使と悪魔。
    天使は落ちこぼれでも、積極的に悪いことをしようとはしない。
    どじだから、悪い方向に結果が出る可能性があるだけ。

    悪魔は落ちこぼれで、積極的によいこともしてしまう。
    どじだからだけでなく、頼まれると嫌とはいえない良心がある。

    悪魔は、犬の姿。天使は少女の姿。
    お互いに食べるために助け合う。

    ほのぼのとした、赤川次郎らしい作品。

    親娘が再会するが,父親はもう余命いくばく。
    娘の結婚相手に花をもたせようとする。

    0
    2011年09月12日
  • 花嫁は歌わない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公が始めて留置場で一晩すごす。
    描写がほとんどないのが悲しい。

    せっかく劇的なところなので,詳しい描写が欲しい。

    赤川次郎は留置場で泊まったことはないのだろうか。
    残念。

    0
    2011年08月12日
  • 純情可憐殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    四字熟語殺人件は、大貫刑事と井上刑事の物語。
    井上の同棲している直子が活躍するところがすごい。
    短編4つ。
    純情可憐
    一致団結
    四方八方
    公私混同
    シリーズとしては、第五弾とのこと。

    犯人だと思いながら読んで行くと、たしかに犯人だったりするし、裏切られることもあるし、飽きない。
    直子と井上の性格が、赤川次郎の理想のようだ。

    0
    2011年08月12日
  • 危険な相続人 (下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大金持ちのお嬢さんが、社長をしている。
    優秀な秘書がいるからだが、男女関係はややこしい。

    自分で男性を振っておいて、殺そうとする。
    これは、さぞ暗い、怪奇小説になるだろうと予測できた。

    幸い、「上」の範囲では、社長の手による殺人は発覚しなかったが、
    「下」になると、誘拐まで起きる。

    いったい、誰が、いつ、どこで死ぬのかが焦点。
    ちょっと恐いお話です。

    0
    2011年08月12日
  • 危険な相続人 (上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大金持ちのお嬢さんが、社長をしている。
    優秀な秘書がいるからだが、男女関係はややこしい。

    自分で男性を振っておいて、殺そうとする。
    これは、さぞ暗い、怪奇小説になるだろうと予測できた。

    幸い、「上」の範囲では、社長の手による殺人は発覚しないのだろう。

    ちょっと恐いお話です。

    0
    2011年08月12日
  • 三毛猫ホームズと愛の花束

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    推理小説というとに、何か暗い印象がありました。
    「名探偵コナン」というアニメが、その既成概念を打ち破ってくれました。
    海外の小説では、「ココとヤムヤム」が登場する「猫が***」シリーズも、
    暗さがないことに気がつきました。

    その後、三毛猫ホームズシリーズを本格的に読み始めたので、軽妙なところが気に入っています。
    人が何人亡くなっても、重苦しく感じさせない描写方法にいところがない。

    三毛猫ホームズの超能力ともいえる行動、
    晴美さんの力強さ、明るさ、前向きなところ、
    片山刑事の何も考えないように見えるところ、
    石津刑事の食べるものしか考えないところ。
    絵画、音楽の話題ととも

    0
    2011年08月12日
  • ベビーベッドはずる休み(南条姉妹シリーズ)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    登場人物に宮部という男性がいる。
    それだからではないだろうが、解説が宮部みゆき。

    赤川次郎の小説の鍵が「孤独」とのこと。
    なるほど、透明感のある登場人物は、孤独な人間には受け入れやすい。
    さすが作家の視点はするどいと思いました。

    本編は、どたばた喜劇(殺人などがあるとしても)として楽しめる。
    あかちゃんのおしっこで爆弾が爆発しないというのは、いかにもわざとらしいが、それも喜劇だから愛嬌なのだろう。

    0
    2011年08月12日
  • 標的は花嫁衣裳

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    標的は花嫁衣装
    仰げば尊し花嫁の恩
    の2作品。

    塚川亜由美とダックスフントのドンファンの活躍。
    脇役の面々もそれぞれ特色がある。
    友人の聡子
    母親の清美
    警察官の殿永
    恋人の谷山

    毎回登場する話題の人物たちも,変わった人が多い。
    犯罪者ばかりでなく、被害者も変わっている。
    変わった人の標本のようなお話。

    主人公の透明感ある姿勢と、
    会話で展開していく調子が特筆できる。

    0
    2011年08月12日
  • ぼくが恋した吸血鬼

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どこからかやってきた吸血鬼。
    吸血鬼の妻に似た娘。その幼なじみ。その彼女。

    殺された人々と、どこからかやってきた吸血鬼が同一人物かどうかが分かりにくかった。
    なぜ殺されたのか、なぜ吸血されたのか。

    謎が多く、最後まで解決しなかったところが不満かも。

    吸血されても吸血鬼にならないというのはどうしてかも分からなかった。

    0
    2011年08月12日
  • 秘書室に空席なし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「棚から落ちて来た天使」が逆玉で,ハッピイエンドでなかったので,
    本書もハッピイエンドではないと思って読み進めました。

    歩道で年寄りを助けた小夜子。
    結婚しようとしう無茶を言い出す年寄り。

    父親が写真が趣味だからと無理矢理に賞を作って授賞式をやるあたりが,いかにもという感じ。

    半分くらいを過ぎたところで,事態が発散しそうになったのを,
    なんとなく,あわてて収束させたようなところがありました。

    いろいろ犯罪に手を染めた人たちがどうなったかは,読者の想像にまかせるということでしょうか。

    玉の輿の代表作と言えるでしょうか。

    0
    2011年08月12日
  • 殺意はさりげなく

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    法子と小百合の友人関係と家族をめぐる、殺意と殺人の嵐。
    法子の祖父の秘書とお手伝いの女性をめぐる確執。
    小百合の男友達をめぐる法子と小百合のつばぜりあい。

    どこに殺意があり、どこに殺意がないか。
    殺意と殺人の関係はいかに。

    いろいろな人の殺意が錯綜する。
    4年ごとに殺人を犯していたのは誰か。
    最後まで分かりにくい。

    登場人物のうち,2人が2月29日の誕生日。
    4年ごとの殺人はその日の周辺。

    老人問題と女子高生問題を問いかけるという視点もあるかもしれない。

    0
    2011年08月12日
  • 三姉妹探偵団(6) 危機一髪篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    警告しても従わずに拳銃に手を伸ばした少年を射殺した刑事。
    少年の父親は、刑事の恋人である夕里子の姉妹に刺客を送る。

    綾子は天然で、刺客を味方にしてしまう。
    珠美は毒殺されかかるが奇跡的に助かる。

    最後は直接対決だが、あえなく終わる。
    途中までは、はらはらどきどきした。

    著者も、三姉妹の誰かが死ぬことも考えたとのこと。

    0
    2011年08月12日
  • 七番目の花嫁

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    6回離婚または死別して7人目の花嫁かと思いきや、5人目の花嫁でした。
    7人目は、ウェディングドレスのショーの7人目とのこと。
    話がややこしい。

    もう1話は、帰らざる花嫁。
    こちらも、妹が実在するのかどうかが分かりにくくややこしい。

    いろいろ手を換え、品を変えるのが大変のようです。

    あいかわらずの亜由美とドンファンのどたばた喜劇が続く。

    0
    2011年08月12日
  • 結婚記念殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大貫警部の味方が直子とその恋人井上刑事なのか、
    直子とその恋人井上刑事の見方が大貫警部なのか、
    半々な感じの物語が詰まっています。

    四文字熟語殺人事件の後の方だと、大貫警部が邪魔者扱いされることもあります。
    それでも事件解決の重要な糸口を掴んでいることに違いはありません。

    大貫警部が結婚しているらしいことがちらついています。

    0
    2011年08月12日
  • 人形たちの椅子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    企業の受付の仕事をしている女性の物語。

    工場を閉鎖して,仕事を紹介しないという事態から,一転して違う方向へ話が展開する。

    行方不明になった父を探す娘。

    事件はどこへ発展するのだろうか。

    赤川次郎らしく,社会性が薄められ,人間性が表に出た読み易い本だ。

    唯川恵が解説を書いていて、受賞したときの審査委員は親も同然との事。
    間接的な弟子から見た師匠像が浮き出て来ているよい解説だ。

    誰が赤川次郎を乗り越えられるか心配だったが,候補者がいることが分かった。

    0
    2011年08月12日
  • 微熱

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「峡谷」と「ハンガー」を読んで、短編恐怖小説集かと思いました。

    「夜」で2つの話がなんかつながっていくんだろうなと思われました。

    微熱が続き、医者を代わる度に、病名が代わるという経験はないでしょうか。
    最初は、病名がわかりにくい病気の話かと思いました。

    幽霊か死神かどちらかかもしれないという謎の少女が登場します。

    次々に亡くなって行く人。

    いろいろ未解決の問題もあり、
    ちょっとご都合主義のところもあるが、
    主人公が亡くならなず、それなりに話は結末を迎える。

    赤川次郎さんに期待したいのは、過去の著作を手入れしながら、著作全集をまとめることです。
    赤川次郎著作全集を

    0
    2011年08月12日
  • 忘れな草

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昔の3人を結びつける話。
    恐いと思うとよけいに恐くなる。

    赤川次郎の恐怖小説は,うすら恐いという感じだろう。
    幸せいっぱいでないだけに不憫なのかもしれない。

    0
    2011年08月12日
  • 紙細工の花嫁

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    紙細工の花嫁」は、やや恐ろしい話にも読める。
    それが面白い話として楽しめるのは、主人公の性格によるものだろう。

    「めざめた花嫁」は15年前の花嫁の白骨死体から始まる。
    結末はあっけないが、やや不満が残る。
    家庭教師は続いたのだろうか。

    0
    2011年08月11日