赤川次郎のレビュー一覧

  • 三毛猫ホームズの狂死曲
    片山刑事が、今回はモテル。
    驚きではないが、うらやましい。

    三毛猫ホームズの中では、ベスト3にしたい物語です。
    ミステリーなので死者はでるし、悲しい物語もあるが、
    後味は悪くはない。

    お勧めの1冊。
  • 三毛猫ホームズの怪談
    三毛猫ホームズものを20冊くらい読んでから本書を読みました。
    ああ、いつもの筋のように、多くの登場人物の込み入った人間関係が、最後までからみあったまま終わりました。

    よい人と思う人が殺人犯だったり。
    殺人犯だと思った人が、事故や正当防衛だったり。

    今回は、猫がたくさん登場するのが特徴です。
    猫好...続きを読む
  • 顔のない十字架
    中学~高校にかけて何度も読んだ本。
    恋愛ものじゃないので、さらっとした感じが胸キュンなんですよ、うん。
  • 鼠、影を断つ
    鼠がかっこいい! 小袖ちゃんがつよい!!
    やっぱり赤川さんに本だから読みやすくて一日で読み終わりました。
  • 真珠色のコーヒーカップ ~杉原爽香三十三歳の春~
    爽香シリーズ19作目、杉原爽香 三十三歳の春。レインボー・ハウスも開業し、チーフとして忙しい毎日を送る爽香。ある夜、爽香は暴走族に襲われたという少女を助ける。その同じ晩、S工業グループ会長の息子・色部健治が暴走族同士の抗争で殺されていた…。犯人は、健治と対立するグループのリーダー・緑川邦夫だという情...続きを読む
  • コバルトブルーのパンフレット~杉原爽香三十七歳の夏~
    爽香シリーズ第23作、杉原爽香三十七歳の夏。カルチャースクールの再建を任された爽香は、トーク番組の司会で人気の高須雄太郎に講師を依頼。このとき爽香はビル清掃係の笠木京子と係りを持つ。彼女の息子、達人が交際相手を殺害。そのとき親子が取った行動とは?高須、笠木、そして爽香の兄…。問題を抱えたそれぞれの家...続きを読む
  • 緋色のペンダント 杉原爽香 二十歳の秋
    これは面白かった。緋色のペンダントという象徴のもと、勧善懲悪というか、馬鹿な男が報いを受けるのがいい。あ、それと人がしなないのも。
  • 桜色のハーフコート~杉原爽香三十四歳の秋~
    爽香シリーズ第20弾、爽香、三十四歳の秋。爽香は無断欠勤している部下・宮本の自宅を訪ねた。玄関の前に立つと、娘の怜が飛び出して駆けていった。人気のない自宅に上がると、宮本の死体が―。怜と同様に、宮本の妻・正美も事情を明かさずに行方をくらます。母娘の不可思議な行動の裏側に、複雑な家庭事情があると、爽香...続きを読む
  • 泥棒は片道切符で 夫は泥棒、妻は刑事 6
    いきなりの強盗殺人事件で、びっくりしました。

    夢落ちかなとも思いましたが、次の章になっても話は続いて行きます。

    金持ちの友人という設定にはやや無理がある気がする。
    強盗殺人よりは確率が高いだろうと、かってに納得しながら読みました。

    妻は刑事で、夫は泥棒という、理想的な2人。
    ちょうど、アニメの...続きを読む
  • ビッグボートα~新装版~
    航行する巨大設備
    責任者は上司に反抗した雇い人。
    平凡な人間のように見えるが、意思の強さを買われ、
    危険な仕事につく。
    明日がしれない社長の賭にどこまでもつきあう。
    危険な敵の襲撃に、家族や関係者は大丈夫なのか。
    敵方の人間ばかり都合良くやられていく気もしないでもないが、
    航行の半分で上が終わる。
    ...続きを読む
  • 三毛猫ホームズの茶話会
    お茶の時間を仕切る女主人。
    6人の女性の客人。
    突然訪問した警察官。
    女主人が突然亡くなる。

    警察官が片山刑事でなければ、警察官が殺した可能性があるが,
    片山刑事が訪問しただけで死者が出る理由が分からない。

    後をついだ若い女性が茶話会を計画する。
    それまでに2人のお茶の時間の客人がなくなる。

    ...続きを読む
  • 三毛猫ホームズの大改装
    雑誌と集合住宅の大改装を題材に、複雑な殺人事件を扱っている。
    現代社会の課題と、人間性を主題にしている。

    深刻な問題を、三毛猫ホームズという飼い猫と、晴美さんという片山刑事の妹の存在が、軽い雰囲気で題材を洗い流している。

    課題を真剣に考えることもできる。
    軽い読み物として読み流すこともできるかも...続きを読む
  • 濡羽色(ぬればいろ)のマスク~杉原爽香 二十九歳の秋~
    爽香シリーズ第15弾。杉原爽香、二十九歳の秋。高齢者用ケア付きマンションで働く爽香は、親会社が計画する新プロジェクトの準備に参加して多忙な日々を送っていた。爽香の恩師・河村布子は、新しい職場を見付け教壇に復帰するが、夫・太郎の「秘密=愛人の早川志乃が、女の子を出産」に悩んでいた。そして、身体を壊し刑...続きを読む
  • 暗黒のスタートライン
    爽香シリーズ第9弾、杉原爽香、23歳の秋。大学を卒業した爽香は古美術店に勤めることになる。彼女に元BF明男から突然の電話。在学中から付合っていた中丸教授夫人・真理子が明男と密会中にホテルで殺されたという。明男の無実を信じて、爽香の親友を巻き込み隠れ家にかくまうが、そこから明男が姿を消した直後、第二の...続きを読む
  • うぐいす色の旅行鞄 杉原爽香二十七歳の秋
    爽香シリーズ第13弾。杉原爽香、二十七歳の秋。丹羽明男との結婚式を間近にひかえ、爽香は新婚旅行用に「うぐいす色の旅行鞄」を買った。一方、同じころ、向かいのデパートで、爽香と全く同じ鞄を買う不思議な二人の男女が...。そして、無事に結婚式を迎えた爽香たち。その新婚旅行先に親友が・・・そして同じ旅館に同...続きを読む
  • 虹色のヴァイオリン~杉原爽香三十一歳の冬~
    爽香シリーズ第17弾。杉原爽香 31 歳の冬。新しい高齢者用住宅の準備計画“R・P”の中心人物として活気ある毎日を送る爽香。しかし、兄・充夫の借金癖には悩まされ続けていた。一方、河村の愛人・志乃の隣室に引っ越してきた“佐藤”という男は、一見善良そうだが……。また、Pハウスの入居者で女優の栗崎英子の仕...続きを読む
  • 利休鼠のララバイ~杉原爽香 二十八歳の冬~
    爽香シリーズ第14弾。杉原爽香、二十八歳の冬。爽香は、勤務先Pハウスの入居者で女優の栗崎英子とコンサートに出かけた。が、英子と旧知の仲の歌手・喜美原治が体調を崩し中止に...。一方、爽香の恩師・河村布子は、夫・太郎が家を空けがちなのに悩んでいた。刑事の夫は、事件で知り合った女性と交際しているのだった...続きを読む
  • 茜色のプロムナード ~杉原爽香三十歳の春~
    爽香シリーズ第16弾。杉原爽香、三十歳の春。〈G興産〉で新しい高齢者用ケア付きマンションの準備計画に加わり、爽香は多忙な毎日。 建設候補地に住む門倉矢市郎は、定年後の静かな生活が一転、妻を脳出血で突然失う。さらに、借金を抱える息子夫婦が、立ち退き料のつり上げを画策しよからぬ計画を立てるが……爽香の活...続きを読む
  • 瑠璃色のステンドグラス 杉原爽香二十二歳の夏
    爽香シリーズ、第8弾。杉原爽香、二十二歳の夏。「姉と心中したはずの男が、生きていた」爽香が通う大学の“事務室のアイドル”和田良江は、講演に来た新人作家・五十嵐武士を見て愕然とする。姉と心中したはずの男が・・・しかも、五十嵐は婚約者と一方的に別れて良江に急接近してきた。相談をもちかけられた爽香も、愛と...続きを読む
  • 銀色のキーホルダー 杉原爽香 二十五歳の秋
    爽香シリーズ第11弾、杉原爽香、二十五歳の秋。大学を卒業して2年。服役中の恋人・明男の仮出所を待つ日日。そんななかG興産の御曹司・田端将夫に誘われて、爽香は海沿いの別荘にやってきた。爽香の同級生の婚約者がいるのに好意をもって接近してくる将夫に、不安を感じながら…。そして、その夜、事件が起きる。 爽香...続きを読む