赤川次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
珍しいのかどうかわからないが、社会派の赤川次郎。
権力の腐敗と暴走。それに翻弄される市民。
マスコミも警察も全く当てにならず、個人では、スルーするか長いものにまかれるしかないが、いずれにせよ、結局個人は追い詰められる。
そして権力の暴走に個人レベルで抗っても、圧倒的に不利なことが描かれる。
最後の最後まで、黒幕は保身をはかる。
小説ほど酷いとは思っていなかったが、現実でも政治家の裏金問題やら、統一教会問題やらを見ていると、構造は全く同じ。
変わらないからと言って放っておくと、この小説のように、いずれは自分の首が絞まるのだろうという危機感が焚きつけられる。ここ数十年間の日本社会の地盤沈下は、そ -
Posted by ブクログ
私が初めて小学生?の時に読んだミステリ小説。
それ以降、ずーっと大好きなシリーズです!
(小学生が読む本かどうかはおいておいて)
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女性恐怖症、高所恐怖症、幽霊恐怖症……。
あらゆる弱点を兼ね備えたダメダメ刑事である片山義太郎。
事件の中で出会った不思議な三毛猫(主人公)のおかげで、人生が変わっていく…!?
主人公の三毛猫が事件の謎解きへと導くミステリー小説!
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ミステリー小説の主人公が猫って奇抜ですよね。
刑事、お前じゃないんかーいっていう。
猫好きのきっかけもこの本です。
シリーズ一作目の本作は、
犯人はなんとなく予想はできましたが、
それプラス