赤川次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私が通っていた学校では、毎朝10分間の読書が義務付けられていました。
本に全く興味がなかったので、なにか読みやすい本はないかとBOOKOFFでたまたま見つけたのが
「散歩道」でした。
文庫本なので持ち運びやすいですし、しかも価格はたったの105円!(当時は消費税5%だったな〜…)
さっそく読み始めたのですが、読書に慣れていない私でもスルスル読める話ばかりで、とても楽しめた記憶があります。
私が特に好きなのは「指揮者に恋した乙女」
オーケストラ指揮者とそのファンである少女の恋愛ストーリーです。
ただの恋愛ものと思いきや、ラストはゾクっとさせられました。
思えばこの頃から、どんでん返し展開や -
Posted by ブクログ
32編のショートショートが掲載。ショートショートのタイトルは赤川次郎さんが自分のファンクラブ会員から募集し、書き下ろしたもの。面白い取り組み。僕もXでお題募集して書いていたことあるけど、またやろうかな。
赤川さんらしく、ハラハラドキドキもの、ほっこりするもの、幸→不幸もの、ハッとする隠された真相など、バリエーション豊かなショートショートが楽しめた。
特に好きだったのは『おしゃべりな女』『キンモクセイの香り』『お茶が入るまで』『私の人生、買いませんか?』『二級天使』『天使も空から落ちる』『秘密の階段』『ラストオーダー』『空白の三時間』
『私の人生、買いませんか?』では、商社マンの主人公・本多 -
Posted by ブクログ
ずーーーっと、読み続けていて、殆ど従姉妹に会う気持ちになるシリーズです(笑)
爽香が出産した時期に、私が結婚し、同じ子を持つ母親になり、従姉妹のママ友のような感覚になりながら読んでます。
好奇心旺盛な母娘で、諦めてるけど心配性な明男。
たまに明男にはハラハラさせられますが(笑)
今回も、爽香はある時は人生の先輩として、上司として、母親として、語りかけます。
その中の言葉が、ぶっ刺さりました。
大人だって、間違える。
でも、その間違いを認める強さが必要だと教えて貰いました。
私も爽香も似たようなお年頃なので、身体にはくれぐれも気をつけて欲しいです。
また来年会いましょう!