赤川次郎のレビュー一覧

  • 三毛猫ホームズの心中海岸
    大財閥・火枝家の血縁者・山川広治が、水没した車から心中死体で発見された。偽装殺人とみて、捜査を始めた警視庁捜査一課・片山義太郎と妹・晴美、そして三毛猫ホームズたち。広治の告別式に張込み、女詐欺師・ユリカを捕えるが、その直後、火枝家を脅迫していたユリカの共犯者・杉山が殺された。火枝家には隠された“謎”...続きを読む
  • 鼠、闇に跳ぶ
    鼠シリーズ第2弾、七つの短編。昼の顔は甘酒屋の次郎吉と呼ばれる遊び人。小太刀の達人・妹の小袖とともに、江戸の正義を守って武家屋敷を荒らす盗賊稼業の傍ら、救われない人物を手助けするお節介。その対象は武家有り、市井の弱者、、、全てがハッピーエンドにはならないが、爽やかな解決で武家の身勝手な振る舞いがある...続きを読む
  • 三毛猫ホームズの推理
    中学生の時に初めて読みました…

    27年ぶりかー(/- -)/

    結末を覚えていたってことは、かなりの衝撃だったんでしょうね…

    途中で思い出した時、思わず息を飲みました。

    シリーズもまた読んでみようと思います(^^)d
  • 霧の夜の戦慄 百年の迷宮
    過去と現在を行ったり来たりするけど、ごちゃごちゃにならずにスッキリ読める。綾がアンになった時に、少し性格に高貴さが出てくるように思う。凄惨な殺人事件を巡った話だが、グロテスクな感じが少なくストーリーそのものを楽しめる。
  • 三毛猫ホームズの黄昏ホテル
    山間の豪華なリゾート・ホテル「ホテル金倉」。このホテルが閉館することになり、閉館前の最後の一週間、馴染みの客がオーナー・金倉に招待された。片山たち一行も、金倉のたっての希望でその場に招かれた。実はこのホテルでは十年前に金倉の一人娘が殺されるという事件があり、現在も未解決のまま。今回集められた招待客は...続きを読む
  • 三毛猫ホームズの四季
    「それで―誰が夏子姉さんを殺すの?」警視庁の片山義太郎は、殺人事件の捜査のため、中華料理店の一室に張り込んでいた。隣の部屋では、事件の参考人・笠倉真一とその姉妹たち、春子、秋代、冬美が、大いにしゃべりあいながら食事中。その最中に飛び出したショッキングな発言。はたして、夏子の死体が発見されて…。
  • 三毛猫ホームズの登山列車
    アルプスの観光地・ユングフラウヨッホを訪れた三毛猫ホームズ一行。片山は、展望台で、氷河を滑り落ちかけた日本人女性観光客を救出!その女性・多田靖子の姉は、結婚式の当日、婚約者に逃げられたのを苦に自殺していた。ところが靖子は、このヨーロッパで姉をふった男を発見して…!ホームズがアルプスで名推理。
  • 目ざめれば、真夜中
    次郎さんの作品は、中学生の頃から読み続けています。
    いつの間にか主人公と目線が同化し、ストーリーの中にいるかのように思わせるのが得意な次郎さん。
    今までたくさんの作品を読んできましたが、「目ざめれば、真夜中」はその中でもミステリーとしてのおもしろさが凝縮された作品であると思います。
    心地のいいテンポ...続きを読む
  • 三姉妹探偵団(1)
    三姉妹探偵団の一冊目、なんていうかエピローグっていう感じの一冊でした。 それでも起承転結がしっかりまとまっていて読みやすかったです。 厚さと内容的に通勤中に見るにはちょうど良かったです。 しかし推理の難航する展開にはドキドキしました。 そして忘れた頃にやってきた父には笑顔になりますね、次回の展開が気...続きを読む
  • 秘書室に空席なし

    素敵です

    軽いテンポなので読みやすい。
    ドキドキ、ハラハラは勿論、
    所々、キュンとなります。
    何度読んでも面白いです。
  • 三毛猫ホームズの運動会
    三毛猫ホームズシリーズ7(=^ェ^=)名探偵の行くところ常に犯罪あり、今回は休暇中の事件をテーマにした短編集。『運動会』『スクープ』『バカンス』『温泉旅行』『殺人展覧会』収録(^O^)栗原警視の男前な一面が見られたり、今となってはお馴染みの下手くそな絵を描く趣味が初出している。ついでに、石津刑事が片...続きを読む
  • 三毛猫ホームズの騎士道
    三毛猫ホームズシリーズ8(=^ェ^=)舞台はドイツ。古城で過去に起きた事件の謎を解くため容疑者が集められる。片山ファミリーも呼ばれ一路海外へ(*''*)いいなぁ古城。騎士道というだけあって剣や盾を手に奮闘している姿が描かれていて冒険ものっぽい雰囲気も滲み出ている(笑)。片山ファミリーの絆でほんわかし...続きを読む
  • 三毛猫ホームズの駈落ち
    三毛猫ホームズシリーズ5(=^ェ^=)巻末の解説を読んで改めて古い作品なんだなと感じた(^-^;時代を経ても色褪せないっていうのはすごいね=^・ω・^=駆け落ちは現代版ロミジュリ的なストーリーになっている。現実的な展開、ラストになっているのが面白かった。他の作品に比べて展開うろ覚えだった( ̄▽ ̄;)...続きを読む
  • 三毛猫ホームズの狂死曲
    三毛猫ホームズシリーズ4=^・ω・^=古い作品なのにけっこう覚えてた(*´∀`)ノそれだけ印象に残っていたんだろうなぁ(*^¬^*)
    片山刑事がかっこよかった一冊。相変わらず晴美は冷たいけど(笑)(=^ェ^=)面白かった。
  • 盗んで、開いて 夢はショパンを駆け巡る 夫は泥棒、妻は刑事13
    書店の店頭に並んでいたので手にとってみました。
    複数人のストーリーが平行線に並んでいるのにさらさらと読むことができました。テンポよく、一気に物語がつながっていく様は気持ちいいものですヽ(・∀・)ノ
  • 萌黄色のハンカチーフ~杉原爽香三十五歳の春~
    赤川作品で一番好きなシリーズです。
    一年に一度のお楽しみ。
    爽香35歳。

    すっかり大人です。でも、時に可愛く、時にお姉さんに。
    今回はまたまた爽香の実兄がやらかして、またまた心配事を増やします。
    レビューとか見てても、「こいつさえいなかったら」NO1(笑)
    そんなに妹に勝ちたいのかね?
    なら一千万...続きを読む
  • 赤いこうもり傘
    赤川作品の中で一番好きだった。
    って言っても読んだのは中学生ぐらいの時やから、今ではまた自分の嗜好も変わってるのかな。

    赤川さんの中では、最後までクリーンな方。人は死ぬけど。

    "伯爵"が最後まで名前がなくて"伯爵"のままなのが、ミステリアスな雰囲気を醸し出していて良い感じ。
  • 白い雨
    赤川作品の中でホラーのジャンルでは一番好きです。

    「白い雨」

    乳白色のような、牛乳のような・・・。
    今の壊れかけている世界では、こんな事が起こっても何もおかしくない、そう思えるくらい設定がリアル。

    マザコン夫に口煩い姑に同居の嫁、ワンゲル部のもやしっ子、家庭内暴力に育児放棄の父親に出稼ぎの母親...続きを読む
  • 闇が呼んでいる
    面白い!!オリジナル作品です。

    テーマは何と云うか「因果応報」
    奪ったモノは奪い返される。
    そんな感じがします。

    良くも悪くも主人公のひとり「美香」は逞しい。
    「肩ごしの恋人」のるり子を彷彿させる強さがある。
    なので、おいおいこの女(怒)と思いながらも、どこかで「頑張れ」と思ってしまうから不思議...続きを読む
  • 新緑色のスクールバス~杉原爽香四十歳の冬~
    赤川次郎先生のシリーズ中で一番好きです。
    明男にイラつきつつ(笑)杉原家の幸せを祈ってます。
    出来れば珠美ちゃんに弟か妹が出来たらいいのに~と、思いつつ明男がなぁ~と一人でモヤモヤしてます(笑)