赤川次郎のレビュー一覧

  • 三毛猫ホームズの登山列車

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    ネタバレ

    三毛猫ホームズご一行様(晴美,兄の片山刑事,石津刑事)が、
    スイスに行く。

    同じ時期に、さまざまな人々も集まる。
    なんだか、人間関係がぐちゃぐちゃなのに、
    赤川次郎が書くと,関係図を記載しなくても、読み進められるのが不思議だ。

    よくまあ、これだけの関係者,ほぼ全員がスイスに集まる確率は、
    現実には限りなくゼロに近い。

    そこが小説だと言われればそれまでだ。
    赤川次郎の創作力が、光る。キラリ。
    スイスの山の頂上が、光る。キラリ。
    三毛猫ホームズの目が光る。キラリ。

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    2011年08月17日
  • 三毛猫ホームズのフーガ

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    ネタバレ

    今回の凶器は、どうして1つずれているのか?
    それはまるで、フーガのように・・・。

    相変わらずの、片山兄妹&名探偵ホームズの活躍。
    ホームズはどうしてこんなに偉いんだろうと、いつも読んでいて思います。
    今回のテーマは性犯罪。どうして世の中こんなに悪い男が多いのか・・・。

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    2011年08月17日
  • 冠婚葬祭殺人事件

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    四字熟語殺人事件の直子とその恋人井上刑事と、対で捜索をしているお騒がせ大貫警部の3人が主人公。
    冠婚葬祭殺人事件
    即日完売殺人事件
    一発触発殺人事件
    の3つの事件を収めている。

    冠婚葬祭は、有名な家元の跡継ぎ。
    即日完売は、集合住宅の販売。
    一発触発は、同窓会と反省会。

    どれも奇想天外な話だが、登場人物の性格が激しいので、筋のおかしさは補って余り有る。
    赤川次郎の、人物の会話と行動で特徴を出す手法が光る。

    0
    2011年08月16日
  • 結婚案内ミステリー風

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    ネタバレ

    寺沢紘子が努める結婚相談書は、所長深田栄一と2人だけ。
    零細ならではの突飛な相談に、どう対応していくか。
    相談に関連してさまざまな事件が勃発する。

    透明感ある女性主人公に、脇役の男性のなさけないところが赤川次郎流。
    赤川次郎が、いろいろな仕事について取材しているものだと感心します。

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    2011年08月15日
  • 舞い下りた花嫁

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    ネタバレ

    花嫁は特殊任務
    舞い下りた花嫁

    の2作品。どちらも亜由美が活躍する。

    花嫁は特殊任務は、海外を舞台に、王女の代理を努める。
    舞い下りた花嫁は、芸能界の女社長の代理を努める。

    「代理の」花嫁
    という標題でもいいかもしれない。

    関係者の中には亡くなる方もみえて、物悲しいが、
    主要な関係者が無事でやや安心。

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    2011年08月14日
  • 鼠、江戸を疾る

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    ネタバレ

    江戸の時代小説。
    鼠小僧。名は、甘酒屋次郎吉。
    妹、小袖と2人暮らし。

    江戸の庶民の人情物語。
    侍や大店のご主人の無理をかわす。

    起つ
    泳ぐ
    化ける
    討つ
    騒ぐ
    落ちる
    の6編。

    かっこいい兄妹の活躍にもかかわらず、
    万事丸く収まるわけではないところがものがなしい。

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    2011年08月14日
  • 幽霊博物館

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    ネタバレ

    同じ夕子と宇野刑事との物語なのに、暗い話と明るい話があるのが面白い。
    本書は5作品所蔵。

    幽霊博物館
    海より深く
    火葬場の煙はななめに上る
    見知らぬ人への挽歌
    旅路の終り

    今回は、「深く」「ななめ」「挽歌」「終り」
    と否定的か、斜に構えたものが多い。

    赤川次郎の精神的な状況や、体調によるのだろうか。
    作品を書き上げた年月を入れて、表にすると面白いかもしれない。

    筋の前向き度、登場人物の明るさ、結論の暗さを5段階評価して、その流れを読めば、
    赤川次郎史が書けるかもしれない。

    0
    2011年08月13日
  • 三毛猫ホームズの黄昏ホテル

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    片田舎ホテル金倉。所有者金倉の娘がピアノを弾いているときに、殺される。
    ピアノに毒を仕掛けた犯人は不明のまま。母親はその何年か前から行方不明。
    10年後ホテルを閉鎖するときに、殺された時にそこにいたお客に招待される。

    謎が謎を呼ぶ、物語の展開は、赤川次郎らしい、縦糸と横糸が織りなす模様。
    行方不明と想われていた母親がしていた指輪が白骨死体とともに発見される。
    すべて一気に解決かと思いきや、大どんでん返しが展開していく。抱腹絶倒。

    人気シリーズ第19弾。解説は、人気シリーズで、片山刑事を演じる陣内孝則。

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    2011年08月13日
  • ゴールした花嫁

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    ネタバレ

    主人公 亜由美はすごいとは想っていたが、
    マラソンに初出場で完走というのはすごい。

    赤川次郎らしく、マラソンの辛さの描写はほとんどない。
    足がつったとか、
    呼吸が苦しいとか、
    のどがかわいたとか、
    深刻な描写がない。

    マラソン完走のすごさは、
    まわりの冷ややかな、完走できるはずがないというような、
    発言で補っている。

    赤川次郎の手法が冴える作品です。

    花嫁の卒業論文は、卒業論文を書きにでかける女子大生の護衛についた亜由美。
    はたして卒業論文は書き上がるのか。

    0
    2011年08月13日
  • 花嫁は女戦士

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    ネタバレ

    ゲリラにさらわれた女子大生が、
    諸事情でゲリラの一員に。

    ゲリラから解放されたにもかかわらず、
    日本への帰国手続きをすぐにとらなかった大使館員と
    ゲリラにさらわれたことをすぐに伝えなかった同級生とが、
    愛人関係になっているという、とんでも話。

    赤川次郎でなかったら、誰も相手にしないような設定でも、
    これまでの多作との類似点がないことの方が大事なので、
    なんでもありという感じ。

    嫌みがないのが赤川次郎流。
    話の流れは面白いので、通勤時の電車の中で流し読みができます。

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    2011年08月13日
  • 真夜中のオーディション

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    売れない女優が、真夜中にオーディションという名目で呼び出され、
    実際に存在する女性または架空の女性の振りを実生活でする。

    本人に依頼されることもあるので、詐欺で訴えられることがないような配慮があるのが憎い。
    危険な目にあうので、緊急避難、スタントだという言い訳も効く。
    実際に、演じている人間が、他の女優のスタントにもなるという、入れ子構造もある。

    赤川次郎の作品を書くときの技がいろいろ盗める作品だ。
    報酬の額は、インフレがあることを想定して書いていないところが赤川次郎らしくてうまい。
    具体的なことを書くと、想像力が働かないし、流行らなくなってからだと陳腐になるから。

    10

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    2011年08月13日
  • 明日を殺さないで

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    ネタバレ

    西山絢子の夫が兄に殺されたのに,なぜ悲しまないのだろう。
    説明不足なのは,赤川次郎の手法なのだろうか。

    存在感のない人間,存在感のない感情。
    赤川次郎が描写したかったものなのだろうか。

    数多く作品を書くと,一辺倒になるのはうんざりなのかもしれない。
    実験的な作品なのだろうと思いました。

    次々といろいろな性格の主人公を生み出す赤川次郎。
    たまには,休憩もしたいのではないか。

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    2011年08月13日
  • 寝台車の悪魔~新装版~

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    赤川次郎という作家は,つぎつぎにいろいろなシリーズものを作る。
    それがまた売れる秘訣なのだろうか。

    それに比べて,西村京太郎は十津川警部が多い。
    山村美紗も苅守警部が多い。
    栗本薫もサーガが圧倒的。

    他の作家との大きな違いだろう。

    ○○の悪魔ははじめてなので,どきどきはらはらして読みました。
    旅行の最後に事件に巻き込まれた生徒達。

    香子という万能のお嬢さん
    旭子、由利子の3人組。

    ただし、寝台車の悪魔は、その知人の冬子が主人公。

    赤木かん子が解説を書いている。

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    2011年08月13日
  • 沈黙のアイドル

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    ネタバレ

    いろいろな設定に無理があり、破綻はしているひょうな気がする。話は 赤川次郎らしい、調子のよい展開と、軽妙な会話で、
    どんどん前に進んで行く。 奇想天外な結末まで、赤川次郎のやりたい放題。

    主人公の声優志望の透明感のある少女。
    移籍を希望しながら殺されたという女優。
    殺しの手伝いをさせられる金持ちの秘書。

    日本とスイスを行き来して、 犯罪の上塗りをしていく。

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    2013年04月14日
  • 殺人よ、こんにちは

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    ネタバレ

    誰が,誰を殺そうが,誰が,誰になにをしようが,
    自分の価値に関係なければ,ひとまず流しておく。

    大人の女性でもできない振る舞いを13歳の少女が。

    父親を亡くし,母親の愛人や父親のできの悪い弟など,利害関係者がうごめく。

    最後は,冷血な13歳の少女の本領発揮か。

    続編は,「殺人よ,さようなら」

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    2011年09月03日
  • 毒 POISON

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    ネタバレ

    本書を読んで、Deth Noteを思い出しました。
    素人が,他人に気が付かれずに殺人ができるという共通部分。

    殺人できる能力が,毒の所有者という,ある物の所有者によって権利が移って行くという部分。
    デスノートの場合はノートでした。

    面白いのは,同じような人に伝わるのではなく,
    とっぴょうしもない,無関係な,たまたまそこにいた人が引き継ぐという発想です。

    これは赤川次郎の傑作ベスト7に認定したいと思いました。

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    2011年08月12日
  • 冬の旅人

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    ネタバレ

    短編集。

    赤川次郎作品で、音楽を題材にしたものに、外れが無い。

    シューベルトの作品から題材を持って来ている。

    まろやかな仕上がり。

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    2011年08月12日
  • 払い戻した恋人

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    ネタバレ

    お見合いネタから殺人ネタに転換するところが赤川次郎らしい。
    一見突拍子も無いことを組み合わせながら,
    透明感のある女性主人公が活躍する。

    赤川次郎にとっての理想の女性像が描かれている。

    最後はお金を受け取らないのかと思いきや、、、

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    2011年08月12日
  • ロマンティック

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    友人が駆け落ちをしたことがあると知る。
    その相手と再開を試みるが、ねらいと別の方向へと展開していく。

    高校生の休みに泊まりがけででかける。
    透明感のある爽子が、抱えていた問題。

    男性の性格描写は不明朗だが、女性の描写は明朗だ。

    赤川次郎の憧れが書かれているといえるかもしれない。

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    2011年08月12日
  • 壁際族に花束を (上)

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    窓際族は明るい。日差しが入るから。
    壁際族は暗い。日が入らないから。

    壁際族に花束を の壁際族は、明るい人から暗い人まで種類が豊富。
    課長も、壁際を脱出したいと思うが,悪いことまではしたいと思わない。

    最後まで、犯罪ぎりぎりのところで手を止めている。

    娘は本当に明るい。根明とはこういうことなのかと。

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    2011年08月12日