赤川次郎のレビュー一覧

  • 三毛猫ホームズの恐怖館

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    ネタバレ

    殺人事件をめぐる学生の縁書
    晴美の兄の片山刑事は,
    女性恐怖症なのになぜかもてる。

    晴美をあがめたてまつる石津刑事は猫恐怖症。

    なさけない男性陣に対して、牝猫のホームズも含めて諸成人が活躍する。
    殺人事件をめぐる学生の縁書,

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    2011年09月23日
  • 恋愛届を忘れずに

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    ネタバレ

    私への招待状
    恋愛届けを忘れずに
    待ちが眠る日
    私からの不等記号
    の4作品。

    私への招待状は,結末が予想に近かった。
    赤川次郎作品を500くらい読み込んでくると,
    著者の手札の10種類くらいが想像でき,
    そのうちのどの札を切ろうとしているかを予測しながら読んでいる。

    私からの不等記号は,予想とは全く違う展開で,なんとなく不等記号らしいといえばそんな感じもする。

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    2011年09月22日
  • ハムレットは行方不明 下

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    謎はどんどんふくらんでいき,事件も複雑に展開する。
    誰が犯人で,誰が味方なのか。
    犯人側には抗争があるのか。
    加賀刑事は犯人側ではないのか。
    最後のどんでん返しがあるのか。

    疑問がどんどんわいてくる,興味深い推理小説です。

    主人公の綾子の透明感があり,先輩で写真部の部長の高木を尻に敷くところが、赤川次郎らしい。

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    2011年09月22日
  • ハムレットは行方不明 上

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    ネタバレ

    透明感のある大学生綾子が主人公。
    秋葉原で撮影した男性の謎。
    先輩の写真部の部長、高木を従えて、探偵をする。

    殺人事件の疑いを追求していく。
    衣笠教授の甥。

    男性の婚約者、同棲している女性、母親などを巻き込み事件は展開していく。

    出て来る加賀刑事が全うそうなので,やや不安。最後に犯人ということはないのだろうか。

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    2011年09月22日
  • 風と共に散りぬ

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    ネタバレ

    ヤクザの親娘と娘と結婚した男。
    金持ちの親息子。
    離婚した夫婦とその娘。娘は金持ちの親子に近づいている。
    離婚した夫婦の一方と結婚した家族はやくざの娘と結婚した男のおさななじみ。

    まだまだ複雑な人間模様が続く。

    最後までよくまとめたと思います。

    読んだのは2度目ですが,飽きませんでした。
    複雑な人間関係が,それなりに考えて編み込まれています。

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    2011年09月18日
  • クリスマス・イヴ

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    クリスマスイブにホテルで俳優をつかったアベック向けの探偵企画が計画された。

    出演する俳優は、有名俳優と元所属していた小さな劇団の団員など。
    有名俳優の男女関係を中心に、事態は展開していく。

    ホテルの人間が筋書きを書き足しながら、最終的には関係者が集まる。
    事件は現場で起きた。

    それぞれのクリスマスの過ごし方が想像できる結末。
    やや男性視点が強いのが、女性読者には難点かも。

    透明感のある女性主人公がいない。

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    2011年09月18日
  • 沈める鐘の殺人

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    ネタバレ

    新たに就任した学園で,池に沈められた鐘にまつわる怪談。
    怪談というか,怪奇な談話というか,
    理事長の夫と,現在の学生の父とをまきこんだ未解決の事件。

    現在の敷地の不動産屋への売買をめぐる,
    裏の工作なども交錯する。

    元婚約者の活躍もほほえましい。
    赤川次郎らしい推理小説。

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    2011年09月18日
  • 決闘

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    親の代からの因縁のある2人。
    妹の大事を知って決闘を申し込む兄。

    親同士が決闘をしたことを知らない。
    妹がうそをついて,相手をはめたことを知らない。

    友人の大事を知って奔走する典子。
    友人の大事を知って、乗り込む春日。

    当事者そっちのけで話が進む。
    当事者意識のない人間を描きたかったのだろうか。

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    2011年09月17日
  • 裁かれた女

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    父と娘で殺人を犯した。
    時効が過ぎてから、父が亡くなる。

    関係者からの伝言が娘に伝わる。
    必死に母をかばおうとする娘。

    夫のまわりにうごめく人たち。
    娘と夫はどうするだろうか。

    絵画と
    軽井沢が注目の場所。

    ps.
    招かれた女の続編とのことだが,
    読む順番はどちらからでもよい。
    それぞれが1つの小説になっている。

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    2011年09月17日
  • 愛情物語

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    バレリーナの育ての母と,本当の両親と,関係者の話。

    赤川次郎らしい幸せな終わりを迎える。

    バレリーナの生き方を支える人の温かさ。

    仕事をしないいいかげんな男が,
    悪いたくらみを持つ警察官を抑える。

    赤川次郎が何を言いたいかが分かる本。

    こういう本ばかりだと,発想が貧困になるので,
    恐怖小説や,悪人の小説も書くのかもしれない。

    0
    2011年09月16日
  • 天使は神にあらず

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    ネタバレ

    新興宗教の教祖の代理をする天使。
    犯罪さえからんでいなければ,これほどの適職はないだろう。

    実際に教祖自体は犯罪に手を染めていないらしい。

    新興宗教の深部をえぐりだす。
    社会派の一歩手前の物語。

    だいどんでんがえしは何だろう。

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    2011年09月15日
  • 哀愁時代

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    ネタバレ

    なぜ幸せになれないのだろう。
    遠慮しているからいけないことは分かる。

    遠慮していたら,遠慮していたなりの幸せがあってもいいはずだ。
    赤川次郎の作品の中では、めずらしく根拠のない貧乏くじのような主人公。

    そういう人生もあるという意味では小説なのだろう。

    赤川次郎が何を書きたかったかは,三度読むまでわからないかもしれない。

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    2011年09月15日
  • 起承転結殺人事件

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    ネタバレ

    起承転結殺人事件
    満員御礼殺人事件
    四苦八苦殺人事件
    の3部作.

    起承転結では,直子の父親と井上刑事の劇的な出会い,
    なぜ,直子と井上刑事の絆が強いのかが分かった.

    当初は直子が主人公ではないことが想像できた.

    満員御礼,四苦八苦とも,井上刑事の苦労が分かるとともに,
    直子,大貫警部も活躍していることが分かる.

    赤川次郎の得意とする3人主人公の典型かもしれない.

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    2011年09月15日
  • たとえば風が

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    大金持ちで未亡人の八木原亮子
    長男八木原秀と嫁の八木原康代
    孫の八木原秀一郎
    長女で結婚している辻間房子と夫の辻間京二
    次女八木原圭子。
    お手伝いの山中千津。
    弁護士の佐伯
    康代の幼なじみ山下
    以上の10名が主な登場人物。

    誰が陰謀を企てているか、
    どの陰謀が、うまくいくのか。

    誰が、家を継ぐ才能があるか。

    赤川次郎らしい、男があてにならないという前提で話は進む。
    誰が死に、誰が殺されるか。

    推理小説としては飽きない。

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    2011年09月11日
  • 子供部屋のシャツ

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    ネタバレ

    心理描写がほとんどなく、
    読者の共感を呼び起こさない。

    赤川次郎らしい恐怖小説。

    書き手と、読み手との間にあるのは、
    通勤時間に読める読み物という位置づけしかない。

    社会問題を解決したいのでもなく、
    親の怨念だけを主張しているのでもない。

    子供部屋のシャツが一人歩きしている。

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    2011年09月11日
  • その人の名は、殺意

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    ネタバレ

    篠崎八江、詩子、ちづるの3姉妹。
    赤川次郎作品は、いつも3次元。
    3人の性格の違いで立体的な空間を設計する。

    八江の婚約者、金井正紀の殺意はどうなる。

    さまざまな人間関係が複雑にからみあって終盤を迎える。

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    2011年09月11日
  • 哀愁変奏曲

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    ネタバレ

    ささやくピアノ
    イングリッシュホルンの嘆き
    シンバルの鳴る夜
    弦の切れる日
    ハープの影は黄昏に
    幻の鼓笛隊
    6話からなる短編集。
    短編集の表題は、短編の一つから取ることが多いようだが、
    本作品は、作品群の構成から表題を命名しているようだ。

    小説 すばるに1987年から1998年にかけて掲載したものを集めている。

    どれも楽器を題材にしている。
    ささやくピアノ は、亡くなったピアノの送り主が、自殺の因縁を込めて鳴らすように聞こえる恐怖話。
    イングリッシュホルンの嘆き は、イングリッシュホルンの曲が好きな人の話。
    シンバルの鳴る夜 は、シンバルを鳴らさないでという声から始まる。
    弦の切れる日 は

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    2011年09月11日
  • 三毛猫ホームズの最後の審判

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    2000年の世紀末での世界の審判を叫ぶ新興宗教。
    社会派の香りのする物語。

    誌ぬ使命を与えられるところは、ややありえない設定ですが、
    国際的な宗教戦争などを考えると、ありえるかもしれません。

    人間関係と宗教との間に挟まれて悩む個人。
    さらりとした会話の裏に、さまざまな悩みを綴る。

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    2011年09月10日
  • 素直な狂気

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    どこかで読んだことがあるような話が6つ。
    わらの男
    ひろった悲鳴
    ラブレター
    皆勤賞の朝
    インテリア
    素直な狂気。

    怪奇小説もあれば、恐怖小説もある。
    推理小説もあれば、懺悔小説もある。

    わらの男は、男の馬鹿さ加減をあざ笑っている自嘲小説かもしれない。

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    2011年09月09日
  • プロメテウスの乙女

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    20歳以下の女性だけの私設護衛隊、それがプロメテウスの乙女。
    武装して、政治体制の規律を取り締まる。

    政商の娘が首相から直々に勧誘され、入会する。

    爆発物を使った暗殺計画が進行していて、
    実はその一味でもある。

    赤川次郎作品は、突拍子もないところが、
    社会派小説として暗くなりすぎないところかもしれない。

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    2011年09月09日