赤川次郎のレビュー一覧

  • 裁かれた女

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    父と娘で殺人を犯した。
    時効が過ぎてから、父が亡くなる。

    関係者からの伝言が娘に伝わる。
    必死に母をかばおうとする娘。

    夫のまわりにうごめく人たち。
    娘と夫はどうするだろうか。

    絵画と
    軽井沢が注目の場所。

    ps.
    招かれた女の続編とのことだが,
    読む順番はどちらからでもよい。
    それぞれが1つの小説になっている。

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    2011年09月17日
  • 愛情物語

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    バレリーナの育ての母と,本当の両親と,関係者の話。

    赤川次郎らしい幸せな終わりを迎える。

    バレリーナの生き方を支える人の温かさ。

    仕事をしないいいかげんな男が,
    悪いたくらみを持つ警察官を抑える。

    赤川次郎が何を言いたいかが分かる本。

    こういう本ばかりだと,発想が貧困になるので,
    恐怖小説や,悪人の小説も書くのかもしれない。

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    2011年09月16日
  • 天使は神にあらず

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    新興宗教の教祖の代理をする天使。
    犯罪さえからんでいなければ,これほどの適職はないだろう。

    実際に教祖自体は犯罪に手を染めていないらしい。

    新興宗教の深部をえぐりだす。
    社会派の一歩手前の物語。

    だいどんでんがえしは何だろう。

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    2011年09月15日
  • 哀愁時代

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    なぜ幸せになれないのだろう。
    遠慮しているからいけないことは分かる。

    遠慮していたら,遠慮していたなりの幸せがあってもいいはずだ。
    赤川次郎の作品の中では、めずらしく根拠のない貧乏くじのような主人公。

    そういう人生もあるという意味では小説なのだろう。

    赤川次郎が何を書きたかったかは,三度読むまでわからないかもしれない。

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    2011年09月15日
  • 起承転結殺人事件

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    起承転結殺人事件
    満員御礼殺人事件
    四苦八苦殺人事件
    の3部作.

    起承転結では,直子の父親と井上刑事の劇的な出会い,
    なぜ,直子と井上刑事の絆が強いのかが分かった.

    当初は直子が主人公ではないことが想像できた.

    満員御礼,四苦八苦とも,井上刑事の苦労が分かるとともに,
    直子,大貫警部も活躍していることが分かる.

    赤川次郎の得意とする3人主人公の典型かもしれない.

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    2011年09月15日
  • たとえば風が

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    大金持ちで未亡人の八木原亮子
    長男八木原秀と嫁の八木原康代
    孫の八木原秀一郎
    長女で結婚している辻間房子と夫の辻間京二
    次女八木原圭子。
    お手伝いの山中千津。
    弁護士の佐伯
    康代の幼なじみ山下
    以上の10名が主な登場人物。

    誰が陰謀を企てているか、
    どの陰謀が、うまくいくのか。

    誰が、家を継ぐ才能があるか。

    赤川次郎らしい、男があてにならないという前提で話は進む。
    誰が死に、誰が殺されるか。

    推理小説としては飽きない。

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    2011年09月11日
  • 子供部屋のシャツ

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    心理描写がほとんどなく、
    読者の共感を呼び起こさない。

    赤川次郎らしい恐怖小説。

    書き手と、読み手との間にあるのは、
    通勤時間に読める読み物という位置づけしかない。

    社会問題を解決したいのでもなく、
    親の怨念だけを主張しているのでもない。

    子供部屋のシャツが一人歩きしている。

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    2011年09月11日
  • その人の名は、殺意

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    篠崎八江、詩子、ちづるの3姉妹。
    赤川次郎作品は、いつも3次元。
    3人の性格の違いで立体的な空間を設計する。

    八江の婚約者、金井正紀の殺意はどうなる。

    さまざまな人間関係が複雑にからみあって終盤を迎える。

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    2011年09月11日
  • 哀愁変奏曲

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    ささやくピアノ
    イングリッシュホルンの嘆き
    シンバルの鳴る夜
    弦の切れる日
    ハープの影は黄昏に
    幻の鼓笛隊
    6話からなる短編集。
    短編集の表題は、短編の一つから取ることが多いようだが、
    本作品は、作品群の構成から表題を命名しているようだ。

    小説 すばるに1987年から1998年にかけて掲載したものを集めている。

    どれも楽器を題材にしている。
    ささやくピアノ は、亡くなったピアノの送り主が、自殺の因縁を込めて鳴らすように聞こえる恐怖話。
    イングリッシュホルンの嘆き は、イングリッシュホルンの曲が好きな人の話。
    シンバルの鳴る夜 は、シンバルを鳴らさないでという声から始まる。
    弦の切れる日 は

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    2011年09月11日
  • 三毛猫ホームズの最後の審判

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    2000年の世紀末での世界の審判を叫ぶ新興宗教。
    社会派の香りのする物語。

    誌ぬ使命を与えられるところは、ややありえない設定ですが、
    国際的な宗教戦争などを考えると、ありえるかもしれません。

    人間関係と宗教との間に挟まれて悩む個人。
    さらりとした会話の裏に、さまざまな悩みを綴る。

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    2011年09月10日
  • 素直な狂気

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    どこかで読んだことがあるような話が6つ。
    わらの男
    ひろった悲鳴
    ラブレター
    皆勤賞の朝
    インテリア
    素直な狂気。

    怪奇小説もあれば、恐怖小説もある。
    推理小説もあれば、懺悔小説もある。

    わらの男は、男の馬鹿さ加減をあざ笑っている自嘲小説かもしれない。

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    2011年09月09日
  • プロメテウスの乙女

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    20歳以下の女性だけの私設護衛隊、それがプロメテウスの乙女。
    武装して、政治体制の規律を取り締まる。

    政商の娘が首相から直々に勧誘され、入会する。

    爆発物を使った暗殺計画が進行していて、
    実はその一味でもある。

    赤川次郎作品は、突拍子もないところが、
    社会派小説として暗くなりすぎないところかもしれない。

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    2011年09月09日
  • 三毛猫ホームズの運動会

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    リリアン・J・ブラウンのシャム猫ココのCat Whoシリーズを読んでから
    三毛猫ホームズシリーズを読んでいます。

    本作品の主人公が片山晴美であることは、他の主人公が、
    飼い猫の雌の三毛猫ホームズ
    晴美を慕う刑事の石津
    兄の片山義太郎
    という構成から見ても分かる。

    晴美の透明感のある性格は、
    三姉妹ものの、次女
    爽子ものの、爽子
    幽霊ものの、夕子
    などなど、赤川次郎の主流の作品の不動点であることは自明のことのように感じられる。

    三毛猫ホームズは、晴美が操っているのか?
    という疑問にたどり着けば、
    魔女と使い魔としての猫という関係が見えてくるかもしれない。

    リリアンブラウンが女性だから、主

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    2011年09月07日
  • インペリアル

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    母、影崎多美子
    姉、影崎そのみ
    妹、松原由利
    父、松原紘治
    妻、松原宏美
    4人の女性はピアニスト。

    男女の関係と音楽の演奏。
    織りなすように終盤に向かう。

    音楽会の成功が、
    物語の終わり。

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    2011年09月05日
  • 半人前の花嫁

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    半人前の花嫁
    霧の夜の花嫁
    の2本立て。

    「半人前の花嫁」は、16歳の高校生が結婚するという話。
    なんとか結婚までこぎつけるかどうか、微妙な状況。

    「霧の夜の花嫁」は、結婚を機に,2人の上司(女性)が死亡するという話。
    どこに犯罪が潜んでいて,どこに真実があるのか。

    主人公亜由美と教師谷山の付き合い始めるきっかけ。
    谷山の煮え切らない、混沌とした状況に、はっきりしない展開。

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    2011年09月05日
  • 三毛猫ホームズの感傷旅行

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    短編5話。
    三毛猫ホームズの感傷旅行
    三毛猫ホームズの優雅な生活
    保健室の午後
    三毛猫ホームズの同窓会
    三毛猫ホームズの奇跡

    どれも主人公以外の登場人物が明確になっていて、
    しっかりした構成になっている。

    細かい描写ではなく、
    会話で話しを進めている。

    三毛猫ホームズの活躍の度合いもいろいろ。

    やや暗めな題材が多いが、晴美の透明感のある性格が、前向きな雰囲気を保っている。

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    2011年09月05日
  • ぼくのミステリ作法

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    赤川次郎の雑誌へ連載した随筆集。

    ミステリマガジンという雑誌なので、話題は自著のミステリの作り方に関するものが多い。
    他の著者の著作の感想や、作品の作り方に関する感想もある。

    赤川次郎の書評を書くのなら、本人談を引用すればいいのでお手軽かも。

    誰の影響を受けたのかを知るのにはよい。

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    2011年09月04日
  • 三毛猫ホームズの駈落ち

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    ネタバレ

    駆け落ちから12年。
    兄弟の死と、駆け落ちした2人を探しに東京へ来た人たち。

    山波晴美と片岡義太郎という名前は、
    主人公片山晴美とその兄の刑事の片山義太郎と同じ。

    話はいりくんで、長編としてのおもしろさをかもしだいている。

    幕切れは意外だが、どちらも孫は生き残り、子孫が絶えなかったことだけが幸いかも。

    三毛猫ホームズの活躍と、石津刑事の活躍も特筆。

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    2011年09月04日
  • さびしがり屋の死体

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    推理小説の傑作選

    さびしがり屋の死体
    長き眠りの果てに
    死が二人を分かつまで
    できごと
    三人家族の殺人学

    どれも趣向を凝らした話。

    「さびしがり屋の死体」は、真犯人が明確にならないまま当事者が別れ別れになる話。
    「長き眠りの果てに」は、本当の殺人者は、本人だったという話。
    「死が二人を分かつまで」は、夫が殺人者だと分かって警察に突き出すが、夫の帰りを待とうという話。
    「できごと」は、高校の修学旅行で起きた事件の犯人は、当初の疑いとは別にあったが、その真犯人を捜したのが最初に疑われたうちの一人。
    「三人家族の殺人学」は、殺人者どおしの夫婦の娘が、一番殺人に長けていると

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    2011年09月04日
  • ウェディングドレスはお待ちかね(南条姉妹シリーズ)

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    南条麗子
    南条美知
    の双子の姉妹の物語。

    なぜ、どういう経緯で麗子がケンと結婚したのかがわかる。
    お嬢様っぽい麗子が、意思が強いことがわかる。

    お嬢様の社会的価値が再評価されるべきだろう。
    意思の強さが役に立つ事。

    この後も続く,双子姉妹のどたばた喜劇の幕開け。

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    2011年09月03日