あらすじ
十五年前に犯した殺人事件の共犯者である淳子の父親が死んだ。これで、あの忌しい過去を記憶しているのは淳子ひとりのはずであったのだが……。通夜が終わりホッとひと息ついた頃から、身辺に不可解な事件が起こるようになる。次女の美樹が公園で襲われたり、淳子たちが殺した女性の友人と名のる女が現れたり――いったいこれは偶然なのか、それとも淳子を苦しめるために誰かが仕組んだ罠なのか。そして、ついに新たな殺人事件が発生した!
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Posted by ブクログ
父と娘で殺人を犯した。
時効が過ぎてから、父が亡くなる。
関係者からの伝言が娘に伝わる。
必死に母をかばおうとする娘。
夫のまわりにうごめく人たち。
娘と夫はどうするだろうか。
絵画と
軽井沢が注目の場所。
ps.
招かれた女の続編とのことだが,
読む順番はどちらからでもよい。
それぞれが1つの小説になっている。
Posted by ブクログ
最近復刻版が出たから全然気づかなかったけど、もともとがこんなに古い本だったのか……。
『招かれた女』も、500円札の描写があってびっくりしたけど、これも文庫が平成3年なので約30年前。
当然ながら携帯電話はなく、車にある電話にかけるという……。
しかしそれを全く感じさせないくらい自然である。
「携帯にかければいいのに」「あ、そういう時代か」とも思わせない自然さ。
普遍性がすごい。
そもそも、令和4年現在、殺人罪には時効がない。
前提条件から成り立たなくなってしまう。