あらすじ
赤ん坊の時捨てられ、気立てのいい仲道治子に育てられた美帆は、すくすく成長した。いま、16歳になった美帆は、鳴りやまぬ拍手の中にいた。カーテン・コールが何度もくり返された。天才バレリーナとしての輝かしい未来をつかんだのだ。このすばらしい青春をくれた“あの人”は、いま何処に。美帆の小さな冒険と大きな愛の旅が始まった――。人気最高潮の赤川次郎が放つ、青春ラブ・サスペンス。
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Posted by ブクログ
おおっ、これはもう捻りがあるようなないような、ストレートに良い話だ。と思ってしまうくらい最近の小説は手を変え品を変え大変だよなぁ。まだそんな苦労がなかった時代の小説やねぇって気もするけどまぁしょうがない。セリフも多くてサクッと読めてしまうのは好みもあるだろうけど、これはまぁこれで良いかな。
ていうか赤ちゃんをバスケットに入れて電車の窓から投げ捨てるってのが最初からかなりワイルドでスゲーな昭和。他にも食堂車あったりして、更に映画化されたということで原田知世が渋いしなんかレトロな気分に浸れるのもナイス。