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Posted by ブクログ
「命が惜しかったら、演奏をミスするんだ」脅迫電話を片山刑事の妹晴美がうけてしまった! 殺人、自殺未遂、放火、地震、奇妙な脅迫…次々起こる難事件を片山、いやホームズはどうさばく?三毛猫ホームズ第4弾。
三毛猫ホームズの狂死曲
バイオリンコンクールに出場する一人の女性に「コンクールの演奏でわざとミスをしろ」という脅迫電話がかかってくる(受け取ったのは主人公刑事片山の妹・晴美)。しかしその女性は最終選考に臨む他の人達と共に東京のある屋敷に1週間篭る予定であったために、片山は警備の為にその最終選考に同行することになる。そしてその屋敷で事件が起き…という内容です。
バイオリンにかける其々の最終選考参加者(とその周りの大人)の思いがしっかりと伝わり、起きた事件も実際におこりえるんじゃないかと思うほどでした。なので犯人にも同情する部分もありました。
また片山が「女性に戸惑う所」や「ある一人の女性となかなかいい雰囲気になる所」など事件とは違う明るい部分も作品に出てきたのでそのおかげで「事件の重さ=作品が重くなる」ということにならなかったんじゃないかなと少し思いました。
勿論ホームズも随所にやるべきアシストをやってくれてました。最後は明るい形で終われます。
Posted by ブクログ
(ストーリー)
「命が惜しかったら演奏コンクールをミスしろ」という桜井マリにかかってきた脅迫電話を、晴美が受けてしまった。その後、マリをめぐって妨害工作が起こる。そんななか、同じコンクールを目指す七人の若き演奏者たちが、大密室で練習をすることになった。次々と起こる殺人事件に、意外な人物が犯人の自白をするのだが。
(感想)
音楽のことをいろいろ調べて、それに関わる人たちのことを描写する腕がたしかです。バイオリンを女性の体に見立てるのは、よく聞く話ですが、ちょっと変わった角度で書いてあるので面白かったです。
今回、精神的な病を持つ人が出てきまして、これが重要な役割を持っているんですが、この時代だったらカウンセリングも投薬もあるだろうに、それを放置してるという状況が、その人の置かれた環境の悪さを感じさせます。かわいそうに。
片山さんは、今回もモテてました。ホームズが名探偵なのは確かですが、翻訳能力も相当なものですからね、それは当然でしょう。
ところで、赤川次郎は、推理小説というと男女の情愛のもつれというのをよく出してますが、彼の得意分野なんでしょうか。そういう話を書いていても、どろどろしないのが赤川次郎のいいところ。読んでいてさわやかです。
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小説・文芸
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