あらすじ
偶然? それとも……。平穏な一家に恐怖の影を落とすのは、17年前のあの事件か? 過去の事件が複数の謎を結びつける! ――新婚旅行先のオーストラリアで、田川は、7人の老人たちが断崖から次々と飛び下りるのを目撃してしまった……。それから17年。中古マンションに引越した田川家の周辺に、奇妙な事件が続発。娘・裕果の部屋に、洋服ダンスから現われる不思議な少女は、誰なのか。17年前の事件がチラつくのは、何故か。真相は? ホラー・ファンタジーの傑作。
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Posted by ブクログ
7人の不思議な老人の自殺から始まる奇妙な物語。
家族3人が果敢に戦うところ。
倉田が、最後の最後でちゃんと娘を守るところが良かった。
リカに幸あれ。
しかし、赤川次郎作品には、何故か性被害が多いような気がする。
杞憂であってほしい。
シャッターを押して写真を撮ってあげた7人の老人!その後自殺を目の当たりにした主人公!この事件はこれでおわりかと思ったらとんでもない方向に発展!
洋服ダンスの少女は何者だったのか?気になって一気に読みました!全て自分に反って来るんですね!人は死ぬ時に分かるって感じですか!
7人の老人の怨念、凄いです。
Posted by ブクログ
「峡谷」と「ハンガー」を読んで、短編恐怖小説集かと思いました。
「夜」で2つの話がなんかつながっていくんだろうなと思われました。
微熱が続き、医者を代わる度に、病名が代わるという経験はないでしょうか。
最初は、病名がわかりにくい病気の話かと思いました。
幽霊か死神かどちらかかもしれないという謎の少女が登場します。
次々に亡くなって行く人。
いろいろ未解決の問題もあり、
ちょっとご都合主義のところもあるが、
主人公が亡くならなず、それなりに話は結末を迎える。
赤川次郎さんに期待したいのは、過去の著作を手入れしながら、著作全集をまとめることです。
赤川次郎著作全集を作る際に、少し、書き直してもらえると嬉しい。
Posted by ブクログ
オーストラリアで7人の老人が次々と崖から落ちて行くところから始まるミステリー。
読むスピードは、遅い方なのですが、面白くて早く読み終えました。