あらすじ
ある日、片山刑事のもとに中学時代の友人・畠沼が訪れた。彼はTV局に勤めるプロデューサー。その畠沼が、ポルターガイスト現象のおこる屋敷で〈タレントと一晩過ごす〉という番組に、片山に出演してほしいという話を持って来た。片山の心配をよそに、はしゃぎまわる晴美とホームズ。だが、片山の不安は的中。その屋敷で殺人事件が発生してしまう!! 大好評「三毛猫ホームズ」シリーズ第16弾!!
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Posted by ブクログ
殺人か自殺か、女性が殺されている。
本当かどうか分からないが、かってに動いて筆談する。
騒霊騒動でポルターガイストという意味だとは知りませんでした。
ずっと幽霊騒動だと思い込んでいました。
晴美が、兄が警察官だという立場をわきまえずに危ない話に足をつっこみすぎるのは、晴美の超前向きの姿勢からしょうがないのだろう。
犯人が誰で,本当の被害者が誰かがよくわからないまま終局を迎える。
よく、これだけの種類の物語を書くなという赤川次郎の超人ぶりに驚かされる。
結末の説明の不十分さや、筋の角ばったところは、読者の想像で補えばよいのだと納得しておきたい。
Posted by ブクログ
男に裏切られて自殺した女の子の部屋でポルターガイストが起きる話と書いてあったのでどんなトリックが使われるのかと思ってたら本物の幽霊が出てきて驚いた。
でも怖い感じではなくて何となくポップな雰囲気で良かった。
片山と幽霊の女の子が筆談で会話をしながら打ち解けていくのが面白かった
Posted by ブクログ
ポルターガイスト現象が起きる屋敷でタレントが一夜を過ごす企画に出演依頼された片山刑事。男に捨てられ自殺した娘の幽霊が起こすポルターガイスト。撮影の夜、その屋敷でタレントが殺害された。
前に読んだ短編集よりも長編の方が好み。短編だとちょっと駆け足な感じでアッサリしすぎている気がする。片山刑事、石津刑事、晴美のドタバタや幽霊との会話など面白くて良かった。
Posted by ブクログ
ある日、片山刑事のもとに中学時代の友人・畠沼が訪れた。彼はTV局に勤めるプロデューサー。その畠沼が、ポルターガイスト現象のおこる屋敷で〈タレントと一晩過ごす〉という番組の企画に、片山に出演してほしいという話を持って来たのだ。片山の心配をよそに、はしゃぎまわる晴美とホームズ。ところが、片山の不安は的中。その屋敷で殺人事件が発生してしまう。
Posted by ブクログ
刑事と幽霊とが当たり前のように筆談でコミュニケーション。こんな荒唐無稽なやりとりが何故か違和感なく受け入れられるのも、三毛猫シリーズ故か。最後はちょっと切ない。
Posted by ブクログ
数ある三毛猫ホームズシリーズの中で特に印象に残っている一冊。
ポルターガイストが起こる屋敷の取材に同行することになった片山刑事。本当にポルターガイスト現象は起こるし殺人事件は起こるし大騒ぎ。そんな中、片山刑事はなんと当のゴーストとノートを通じて意思疎通をとり始める…
片山刑事の魅力全開。
ラストでは思わず泣いてしまいました。