あらすじ
年の差カップルにして名コンビの、女子大生・永井夕子とオニ警部・宇野喬一。いつも冴えた推理をみせる夕子も、本業は学生。だが、彼女が通う大学で事件が勃発! 英文学教授・水科恭子の息子を偲ぶ会の当日、その会場となった教室で幽霊さわぎが、そして女子学生が刺された。さらに“水科先生は講義中に殺されます”という怪電話も……絶好調の表題作ほか「幸い住むと、ポチが鳴く」「白鳥の歌を聞くとき」「裏の畑でミケが鳴く」を収録した、大好評シリーズ第7弾。
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Posted by ブクログ
赤川次郎は軽文学(light novel)なので、後に残ることは意識していない。
読んでいるときに楽しければよい。
満員電車の苦痛が回避できたり、
長時間通勤の苦痛から逃避できればよい。
家に帰って,「ああよかった」ということ以外は望んでいない。
読者に嫌な思いが残らないようにということを気にかけている。
10冊に1つは、あれ?と思うことがあるかもしれないが、
読み進んでいくと忘れてしまう。
そこが軽文学の、生活の糧としての価値だと思う。
赤川次郎は軽文学の優(優秀の優)だと思う。
幽霊なんたらは、その原点だろう。
4話あり、
幸い住むと、ポチが鳴く
白鳥の歌を聞くとき
幽霊記念日
裏の畑でミケが鳴く