あらすじ
10年前、炭鉱の閉山によって無人島となった〈軍艦島〉に明かりが灯った! 翌朝、かつての住人たちのもとに招待状が届いた。困惑しつつも、懐かしさとともに島へと集まる、かつて島で暮らした人々。船に中には、彼らと共に島へ渡るホームズたちの姿が。島で待っていたのは思わぬ出来事、そして予期せぬ殺人──。ホームズが明らかにする10年前の哀しき真相とは? 表題作他、3編収録の短編集、ますます好調シリーズ第31弾!
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Posted by ブクログ
十年前、軍艦島で起きた事件の真相を解明するために上陸した片山刑事一行。短編だけど、閉山された炭鉱を巡ってのドラマが凝縮されていて、読み応えありました。キューピッドや雪合戦もですが、第三者視点で描かれる三毛猫っていつもと違う雰囲気で面白い。今回は四篇ともちょっと切ない仕上がりでした。放火の妹二人は仲良くなって欲しいな。晴美を加えて三人で妹会とか。雪合戦の石津くんがちょっとカッコよかった。
Posted by ブクログ
無人島での殺人というと、アガサクリスティを思い出してしまう。
無人島ではないかもしれないが、似たような話は推理小説でも多い。
三毛猫ホームズの無人島での大きな違いは三毛猫ホームズの役割だろう。
あるときは、犯罪の手がかりを、あるときは最後の犯罪を阻止する役割を担っている。
ps.
人気の三毛猫ホームズのシリーズは、なぜ、レビューが少ないのだろう。
楽に読めてしまうので、他人のレビューが必要ないのかもしれない。
通勤電車や旅行の乗り物での時間つぶしに読むのによく、
他人の感想など必要ないのかもしれない。
登場人物の片山刑事、妹の晴美さん、三毛猫ホームズ、石津刑事を、
容易に理解できるようになる軽妙なる書きぶりによるのかもしれない。
閉山となった炭鉱の軍艦島は有名で、舞台のわかりやすさもよいのかもしれない。