角田光代のレビュー一覧

  • ドラママチ

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    東京の中央線沿線の街でおこる女性たちのドラマが描かれていました。
    高円寺、荻窪、吉祥寺、阿佐ヶ谷・・・、庶民的な反面学生の街の一面あります。商店街が充実してそうなイメージの街たちです。

    コドモマチ、ヤルキマチ、ワタシマチ、ツウカマチ
    ゴールマチ、ドラママチ、ワカレマチ、ショウカマチ
    以上、タイトルにマチをつけた8つの短編集です。

    どれもみな、現実から抜け出そうとしながらも抜け出せずにいる、アラフォー世代の女性を主人公にしていました。
    平凡すぎる日常生活に、疲れはて、あきらめをしながらも、なんとか少しでも変化を見つけたいと日々格闘する主人公たちの姿が、主婦目線で描かれていてました。わかる、わ

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    2017年11月09日
  • 空の拳

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    ボクシングに詳しくないため、500頁弱の長編を前に果たして読みきれるか不安だったが、大変読みやすく最後は登場人物たちとの別れが名残惜しかった。とはいえボクシングをよく知っているに越したことはなく、さらに楽しめると思う。空也、立花、坂本が、それぞれ成長していくプロセスを追っていくのがなんとも心地良い。

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    2014年02月07日
  • かなたの子

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    昔話?と思いながら読み始めたら、それだけではなかったのだけれど、現代の話も全ての話が、なんだか不気味。

    人が消えたり、存在しないはずの人が存在したり。
    特に「道理」という男女の話が印象に残った。

    私も神とか霊とか占いとか信じるタイプなので。
    単純に面白かった。
    解説を読むまで、島根にある「くけど」も、小泉八雲の原作も知らなかったけれど、興味あり。

    角田光代って、こんな小説も書くんだなぁ、と新たな才能を発見。
    奥が深い。

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    2014年01月05日
  • 私たちには物語がある

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    ジャンルも傾向も様々な本の書評、というか筆者が感じたことが綴られてる。ほんとに本が好きなんだなあということがひしひしと伝わってくる。紹介されてる何冊か読みたくなった。

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    2013年12月28日
  • 私たちには物語がある

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    角田光代が読んだ本の書評集(本人は感想文と言っているが)
    その本のジャンルの多様さ、そして読書量に、さらに適確な読解力に感嘆せざるを得ない。あやかりたいものだ。

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    2013年12月25日
  • かなたの子

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    解説に書かれていた「夢十夜」と「遠野物語」につながるという表現がまさにぴったり。隣に寄り添った闇的な存在が怖くもあり、また不思議でもあり。はっきりと書かれていないだけに、ざわざわっと肌が粟立つ瞬間があった。

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    2013年12月13日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    ネタバレ

    夏休み前、彼氏と別れた。休み明け、執拗で悪質ないじめにさらされる。我慢し続け、やっと受かった高校だったのに。

    あいつ、ぶっ殺してやる…。
    唯一なんでも話せる不登校の弟をコーチとし、元彼への復讐のための肉体改造にいどむ。

    理不尽、悪意にどのように立ち向かうのか。薄暗い感情のなかに、自分たちの生活がある。

    すっきりと青空が広がる話ばかりではない、表題他6編。

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    2013年12月03日
  • かなたの子

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    死の持つにおいが漂う本だった。
    特に幼い命が亡くなる時のなんとも言えないにおいがそこここから溢れているような。
    20代ならもっとさっぱり読めたかもしれないけど歳追うごとに死はリアルさを増す。とても気が重かった。

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    2013年12月03日
  • ナイト キャット

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    スゥエーデンのイラストレーター
    かわいい絵でなくて、いいなあ
    角田光代さんの訳がいいけど、英語も書いてあるのがうれしい
    もちろんそれだけだとわからないけどね(涙
    とてもおしゃれな絵本に出会いました
    ≪ 昼間とは 違う顔なの 猫たちは ≫

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    2013年12月02日
  • ナナイロノコイ

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    江國香織、角田光代、唯川恵の三人が好きです。
    この三人については、それぞれの個性が30ページ前後の短編でも色濃く出てるなぁと思った。

    新たに気になったのは井上荒野。
    「帰れない猫」は一番好きな作品だったかもしれない。
    井上さんの作品を読んでみたいと思いました。
    こういう出会いがあるから、たまにアンソロジーを読みたくなります。

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    2013年11月26日
  • ロック母

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    大分昔に書かれた短編までもが収録されていたりする短編集でした…

    個人的には最近の角田氏の短編のが好きですね…あとがきにもある通り、初期のやつはちょっと拙い感じが致しますし…いや、決してつまらない! というわけではないのですけれども…どうにも最近のと比べると見劣りしますかね。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    表題作の「ロック母」なんてのも何だか異様な設定ながら決して現実離れしていないところが良かったです…やっぱし角田氏は日常に潜む恐怖みたいのを描かせると上手いですね! まあ、決して後味の良い短編ではないんですけれども…読まずにはいられない、みたいな不穏な匂いのする短編集でした…おしまい。

    ヽ(・

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    2013年11月25日
  • 私たちには物語がある

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    角田光代の読書感想文集。
    やっぱり作家さんって、書くだけじゃなく、読むことも仕事なのかな。
    様々なジャンルの本が出てきて、興味がわいた。自分が読んだことのある本が出てくると、嬉しかった。

    感想文集にしても、やっぱりこの人の言葉の使い方、文章表現は好きだな。

    角田光代ファンとしては、角田光代が愛する作家を、本を、たくさん知ることができたので、それだけでとても嬉しい。お得感のある一冊。

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    2013年11月23日
  • 私たちには物語がある

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    読んだ本をネタバレさせずにレビューするって、難しいなあと思う。

    だって、ここがいいよね!とか、ここにキュンときた!とか言うだけではやっぱり伝わらないだろうなあと思うからだ。

    川端康成の『伊豆の踊子』をばっさり切って、『みずうみ』ではっと気付くところなんか、もうものすごく共感する。
    で、太宰治もしかり。

    でも、それは私も読んでいる作品だからなんだろうな。
    読んでない人にとって、この「感じ」がどこまで伝わるかは定かではない。私は、未読書について手を広げる気にはあんまりならずにいる。

    斎藤孝の『古典力』は、そういう点では上手かったんだな。

    でも、角田さんの感じが好きな人は、きっとこの一冊に

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    2013年10月13日
  • 空の拳

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    内容紹介
    文芸編集志望の若手社員・那波田空也が異動を命じられたのは"税金対策"部署と揶揄される「ザ・拳」編集部。
    空也が編集長に命じられて足を踏み入れた「くさくてうるさい」ボクシングジム。
    そこで見たのは、派手な人気もなく、金にも名誉にも遠い、死が常にそこに横たわる過酷なスポーツに打ち込む同世代のボクサーたちだった。
    彼らが自らの拳でつかみ取ろうとするものはいったいなんなのか――。

    直木賞受賞作『対岸の彼女』、テレビ化・映画化で一大ブームを巻き起こした『八日目の蝉』など特にアラサー、アラフォー女性の圧倒的な共感を呼ぶヒット作を連発してきた角田氏が、
    これまでずっと書いてみ

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    2013年10月11日
  • マザコン

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    母をテーマにした短編集。
    単なる愛情とは違う、母に対する複雑に絡まった感情のあれこれ。
    同感できる箇所ばかりあった訳ではないけど、「お母さん」に対する感情ってどうやっても表現しづらいものであるように思う。
    愛というふわふわの中に、苛立ち・毒・復讐なんかの黒い粒粒が混ざってるような...。
    著者と一緒に深いところまで潜って気付かされる、なかなか味のある一冊でした。

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    2013年10月02日
  • ピンク・バス

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    再読
    妊娠した妻だったが、ある日突然行方しれずだった夫の姉が家に居着くようになり…表題作と「昨夜はたくさん夢を見た」を収録

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    2013年09月25日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    悪夢のような日常の短編集。
    ありえないことなんてひとつもないだけに、こわい。

    おもく、くらいので、再読したくはない。
    でも読んでよかった。

    いいひとぶる自分。
    近いようで遠い家族。
    好きなのに嫌いな友人。
    好きだったのに嫌いになった恋人。

    自分の日常を穏やかにできるのは自分自身。

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    2013年08月15日
  • 夜かかる虹

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    再読?
    外見は似ているのに性格は正反対の妹。彼氏まで奪おうとする痛くて切ない姉妹関係を描く表題作と「草の巣」収録。

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    2013年08月12日
  • 庭の桜、隣の犬

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    なんとも言えない気持ちになった。
    夫婦なのに夫婦じゃないような感じ。
    これから先もこの夫婦は根本的に変わる事はないんじゃないかなーと思う。
    この関係は自分からしたらちょっと、いやかなり寂しい…。
    途中で結婚式の描写が出てくるところでは、やっぱりケジメとして結婚式はきちんとした方がいいんだなーと思った。ちょうど自分が今結婚式の準備をしていて、やることがいっぱいで疲れてきたところだったけど、この本のおかげでやる気が出てきました(笑)

    p253 だからやっぱりビジョンを持たなくちゃいけないんだ。郊外の家。芝生の庭。そろいの自転車。なんだっていい。犬と子ども。赤い車。清潔なシーツ。テレビ禁止の笑い

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    2013年08月04日
  • 空の拳

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    もしボクシングがわかれば
    もっと読みやすかったのだろうと思う。
    前半はすこし苦労しながら読み進めた。
    「サラの柔らかな香車」(橋本長道)を読んだとき
    将棋がわかればもっとおもしろいのだろうと思ったことを思い出した。

    けれどものすごく共感したり
    確認させられる気持ちや感情の部分がやっぱりあって
    それらは心のなかにコトリと置かれるように静かに入ってきた。
    わたしが角田さんの小説を読む理由はそこにある。
    うまく言葉にできないような部分を
    きれいにまとめ、強い存在感をはなつ。
    それらに出会ったとき、
    丸めた紙をまっすぐに伸ばすようにすっきりとするのだ。

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    2013年07月27日