荒木あかねのレビュー一覧

  • だから捨ててと言ったのに

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    この始まり方から暖かい物語にも出来るんだなぁ、とびっくり。岡崎先生のお話が素敵でした。
    最果先生の言葉選び、河村先生と清志先生の発想も面白かったです!

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    2025年02月05日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    クローズドサークルものの江戸川乱歩賞受賞作、と聞いたら読まずに通り過ぎるわけにはいかない。
    復讐計画を胸に秘めて知人グループと孤島にやってきた主人公。だが自分が手を下す前にターゲットは殺されてしまった…一体誰が?
    本作は二部構成になっていて、第一部は謎を残して幕を閉じ、数年後として第二部が展開される。この全体の構成はなかなか面白かったので、最後どう話を閉じるのか気になって興味をひかれた。
    部分部分強引な印象だったけど、グイグイ引っ張る力がある作品だなぁと思った。

    ただ第一部の真犯人の殺害方法は無理があるというか、(テラスのところなどは)トリックというよりかなり運が味方した感がある。真犯人のキ

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    2025年02月03日
  • だから捨ててと言ったのに

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    ネタバレ

    「だから捨ててと言ったのに」という書き出しの一文のみ共通で、それ以降はあらゆるジャンルのショートショートが25作掲載されている1冊。ミステリ、ホラー、SFなどの短編がたくさん味わえてお得。
    中には読みにくいものやあまり好みでないものもあったが、それぞれが短いのであっさり読み終えて次に行けるのは嬉しい。反面、好みの作風のものも数ページで終わってしまうので物足りなさも感じてしまう。
    特に好みだったのは、岡崎隼人『パルス、またたき、脳挫傷』、砥上裕將『母の箪笥』、金子玲介『恋文』、多崎礼『海に還る』、柾木政宗『切れたミサンガ』。

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    2025年02月01日
  • 此の世の果ての殺人

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    最初はなかなか乗れず、あまり面白いとは感じなかったが後半の盛り上がりがすごく、最終的には「おもしろかった!」と素直に感じた

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    2025年01月31日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    護るべき対処の偏った愛情のあり方を考え必要性を感じるミステリー小説

    前作、「此の世の果ての殺人」が衝撃的に面白かったので読みました。
    今回は2部構成になっていて、ワクワクしながら読みました。

    1部と2部繋がっていく感じが凄まじいです。
    1部目の推理がそう思わさせるための思わせ振りにゾッとしました。

    荒木あかねさんの作品はこれからも楽しみにしています。

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    2025年01月25日
  • 此の世の果ての殺人

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    久しぶりのミステリー!!
    ミステリーだけどSFな感じがあって新感覚でした。
    犯人は最後まで分からず…!面白かったです。

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    2025年01月04日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    ネタバレ

    島原湾に浮かぶ無人島・徒島の海上コテージに集まった7人の男女。樋藤清嗣は復讐のため、他の6人の殺人を計画していた。樋藤が計画を実行に移せず悩む中、参加者の1人が舌を切られた死体となって発見される。立て続けに第2、第3の殺人が起きるが、被害者は前の殺人の第一発見者だった…。
    ちょうど読んでいる時に『十角館の殺人』のドラマを見ていたので、似たような展開に驚き。孤島と連続殺人と復讐はワンセットなのか。
    二部構成と知らなかったので、半分ぐらいでみんな死んでしまってびっくりした。第二部は第一部から3年後、変わって舞台は大阪。主人公が樋藤の事件と何の関わりがあるのか読み進めていくまでわからず、終盤色々わか

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    2025年01月04日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    クローズドサークルミステリーが読みたくて。
    怪しいなぁと思った人物が犯人だけど犯人じゃなくて、やっぱり犯人だった。
    犯人の狂気がよく理解出来ない。理解出来ないから狂気なのかもしれない。でも、1部を読む限り、2部のための『愛』なら独りよがりな『愛』だと思う。

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    2024年12月24日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    ネタバレ

    第1章、第2章と分かれていたけど、第1章の怒涛の展開にドキドキハラハラしっぱなし。
    その分第2章で少し拍子抜け感が…。
    第2章で展開が読めてしまったし、主人公の女の子があまり共感がもてなかった。
    面白かったんだけど、モヤっとする気もあって何とも言えない感じだった。

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    2024年12月22日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    一冊で二度美味しい。
    けど、タイトルがイマイチ。
    あと、z世代のアガサクリスティは、
    明らかに言い過ぎ。

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    2024年12月10日
  • 本格王2024

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    読んだことのない作家さんの作品ばかりだったので新鮮だった。
    人魚裁判(青崎有吾さん)が一番好きかな。
    これを機に色んな作家さんの作品に触れてみたい。

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    2024年08月29日
  • 本格王2024

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「じゃあ、これは殺人ってことで」東川篤哉
    「悪霊退散手羽元サムゲタン風スープ事件」結城真一郎
    「未完成月光 Unfinished moonshine」北山猛邦
    「人魚裁判」 青崎有吾
    「答え合わせ」 荒木あかね
    「最後のひと仕事」宮内悠介

    東川篤哉の作品はノリが苦手だが、このダイイングメッセージはうまいと思う。
    「未完成月光」は、雰囲気あり。
    「人魚裁判」は『アンデッドガール・マーダーファルス』シリーズの一篇。らしくて好き。
    「悪霊退散……」は、ゴーストレストランを題材とした連作の一つ。動機が持って回っている感じ。
    「答え合わせ」は、語り手のひねくれ息子と犯人が不快。
    「最後の

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    2024年08月24日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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     徒島 ( あだしま ) 。島原湾の港から8㌔沖に浮かぶ小さな島だ。かつては 200人ほどの住民がいたが、現在は無人になっている。

     その島に建つ古いコテージ施設で7人の惨殺死体が見つかった。さらに近くの海に浮かぶ瀕死の青年も発見され救助された。
     そして、この青年のものと見られる殺害予告がネットに書き込まれていたことから警察は、意識が戻らず植物状態の青年の犯行と推定した。2020年8月のことだった。

     だが、この猟奇的な殺人事件はまだ終わってはおらず、3年後に再び息を吹き返す。
     歪んだ愛憎の織りなす連続殺人の謎に迫るサスペンスミステリー。
              ◇
     熊本県の宇土半島

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    2024年07月07日
  • 本格王2023

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    好きな作者さんばっかり。短編が故にまだ足りない、もっとこの人の書く話を読ませて!となるので販促効果は絶大。

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    2024年07月04日
  • 本格王2023

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    ネタバレ

    【収録作品】「ある部屋にて」 今村昌弘/「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」 結城真一郎/「二〇XX年の手記」 潮谷験/「血腐れ」 矢樹純/「同好のSHE」 荒木あかね/「モーティリアンの手首」 白井智之/「ハリガネムシ」 道尾秀介

    「ある部屋にて」 倒叙形式に一ひねり。
    「転んでも……」 「ゴーストレストラン」を舞台にしたブラックな安楽椅子探偵もの。シリーズの1編。燃えさかるアパートに、「女」はなぜ勇んで飛び込んでいったのか。
    「二〇XX年……」 近未来の独裁国家のある特別な人間を集めた集落で起きた事件を描く。
    「血腐れ」 ホラーミステリ。
    「同好の……」 夜行バスで出会った二

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    2023年09月13日
  • 本格王2023

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    どれも面白かったけど
    結城真一郎さんの「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」と道尾秀介さんの「ハリガネムシ」が好き!
    特に道尾さんの音声を聞くと「事実」が分かるっていう趣向がすごく面白かった!!

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    2023年07月11日
  • 此の世の果ての殺人

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    世界の終わりに、殺人? あるやろうな。殺人くらいなんぼでも。

    世界の終わりに犯人探し?
    いや、ないやろそれは!
    いや、逆にあるかな?
    みんな同じなわけないし、あるな、きっと。

    終末設定に、逆にリアリティをもたらすような教習所通い。
    終末設定ではあるが、なくてもいけるんちゃう?
    読みやすくて、楽しめた。

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    2025年12月06日
  • 此の世の果ての殺人

    ネタバレ 購入済み

    期待しすぎたのが悪いのか、とにかくつまらなかった。
    あと数ヶ月で隕石が落ちる(世界が終わる)、
    ので、自殺者や暴動が、多発する
    という設定は凄く良かったけど、結局最後地球がどーなったのか、分からず。あと数ヶ月の世界で、何故犯人は殺しを行うのか?という犯人の動機も回収されず、、、。
    だったら、オチ(隕石で世界が終わる)を一番最後に持ってきた方がどんでん返し感があって良かった。

    主人公+探偵役の他に、謎の脱獄囚や謎の少女がいつの間にかパーティーに加わったけど、出てくる意味(伏線)が分からなかった。
    逆に犯人、及び超重要役の弟が、一度も会話することなく死んでて、全然感情移入出来なかった。
    二度と読

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    2025年01月29日