荒木あかねのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この一冊にこの作者のこの作品。
どの作品も重厚でした。
贅沢な一冊です。
作家さんてすごいなぁ、と特に感じたのは
一話あたりのページ数です。
この短いページ数でこの内容を紡ぐことができて
さらには登場人物たちのキャラクターをたたせる。
どのお話も人物たちのキャラクターが現実にいるような
リアルさがある。
物語の構成もしっかりしていて、この頁数で
よく物語のまとめができるな。
と、そういう観点からもおすすめします。
一話がしっかりしているので、一話読み終わると
本を一冊読み切った感じがして、
次の話にすすんだとき前の話を思い出すのが
難しかったくらいです。
それぞれの作家さんの別の未読本に -
Posted by ブクログ
2026年。短編集。もろもろ雑誌で初出済。
どれもこれもステキな日常のミステリー。たまに人が死んでるが・・・
貧乏ゆすり、大嫌い!
個人的には「置き去りイヤリング」がいいかな。今はなき新幹線のワゴン車。職場ならではの出会い、先輩と後輩。今は自販機でしか売ってないスジャータアイス食べたくなった!
最後に残るのは聴覚なんです。そうなの? 有益な情報。
表題作は、、、結婚してもしなくても、めでたしめでたしでないのはみんな知ってる。でもでも、婚約者の前でそつのない彼は何をしてるんだろう?とスリリングで楽しめた。
個人的には要注目の作家さんの一人です。 -
Posted by ブクログ
表題作、グリム童話「強盗のおむこさん」自分も子供の頃妙に好きで。童話的な残酷さに惹かれていたのかと思ってたのだけど、女の子が賢さでサバイブする所に自覚せずに惹かれてたのかもと懐かしく読みました。
どの作品も読み応えあり余韻が残る面白いミステリ小説で一気読み。
「答え合わせ」が最近読んだミステリ短編小説の中で一番心に残りました。国語教師の主人公が、義父の最後の言葉を聞き間違えているのでは、本当は犯人を示したのでは?と考え至り、犯人を推理する過程も面白く、謎がとけた後さらに彼の人生にまつわる答え合わせに至るラストが素晴らしかった。
作者さんの作品は女性の連帯が印象的なのだけど、本作も5作中3作で描 -
Posted by ブクログ
裏切りの捜査線
警察ミステリーをテーマにしたアンソロジー。
お見通し 米澤穂信
有名な芸能人のコンサートに殺害予告が届く。警察はコンサート会場付近の公園で過去に逮捕歴のある男を見つけ取調べをする。そして公園からは男が以前に持っていたものと同じナイフが発見される。
警察官の葛と丸山の酒の席での会話だが、警察官同士受け持っている事件の共有は出来ないが、偶然という形で丸山は葛に今回の事件の不満点を相談する。ある意味後味の良い作品であるが、米澤穂信独特の短編描写が見受けられとても面白い作品だ。
何故、「ナイフがその場所から見つかったのか」という一つの疑問から衝撃の理由に連なっていく。
メゾン・イ -
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楽しみにしていた荒木あかねさんの最新作!短編が5篇収録されたミステリです。
「この謎はわたしを強くする」と帯に記載されている通り、読者をエンパワメントしてくれるような作品たちでした。
シスターフッド物としてもとても良かったです。女性たちの連帯に胸がギュッとなりました。
特に好きだったのは表題作です。
『強盗のおむこさん』というグリム童話が出てきます。その内容は本作を読んでほしいのですが、「望まない結婚を回避することこそがめでたしめでたしの条件」というところが、とても痛快で素敵なお話だなぁと思いました。更に、「もしかしたら、「結婚しないこと」すらゴールではないのかもしれない。強盗のおむこさん -
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Posted by ブクログ
ネタバレ寝る前に読み始めたら止まらなくてとりあえず一部まで一気読みし、次の日仕事中も続きが気になってそわそわした本。
この作者の話は二作目だけど、設定がとにかく面白い!!!
息をつかせぬ展開がかなり好み。有栖川有栖に憧れている作者ってすっごい多いよね。改めて偉大な作家だ。ただ有栖川作品と違って登場人物誰のことも好きになれないのはなんでだ(笑)それだけ人間の汚いところをよく描写できてるってことなんかな? しいて言うなら無残に殺された六人たちのことを好きになりかけた。ひどい過去を持っているやつらなのにね。
個人的には一部がものすっごくよかったから、二部はふうんって感じだった。でも真実が暴かれたのはよかった -
Posted by ブクログ
米澤穂信、方丈貴恵、荒木あかね、松嶋智左、芦沢央『裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー』文春文庫。
5人の作家による警察小説アンソロジー。文春文庫の警察小説アンソロジー『捜査線』シリーズは様々な作家の短編が味わえるところに魅力があるのだが、当たり外れが大きい。
このアンソロジーで一番面白かったのは、松嶋智左の『ヤギノメ』シリーズの1編である『家につく猫』だった。他の短編は並みか、それ以下という感じで、文春文庫の警察小説アンソロジー『捜査線』シリーズは他の出版社の警察小説アンソロジーに比べるとレベルが低いなと感じた。
米澤穂信『お見通し』。人気ミステリー作家の1人であることは認識している