荒木あかねのレビュー一覧

  • おむこさんは殺人鬼

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    ほどよく気になる謎が提示され、最後にはすっきり解決する。深刻な描写はあまりなく、日常の謎系の親しみやすいストーリー。登場人物が成長したり、周囲との関係を築いたりする結末に心温まる。文章が読みやすく、読んでいてストレスがないのもいい。

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    2026年09月12日
  • 此の世の果ての殺人

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    もうすぐ世界が滅亡するなんて、突拍子もない設定ではあるが、だからこそ発生した様々な謎。見えてなかった弟の姿。見落としてた犯人像の伏線回収は2度読み必須かも。残忍すぎる殺害の仕方に、最後の最後の犠牲者に、悲しみもある。あらすじで感じるよりも結構“車”が大事ポイントかも。クライマックスに向けてのスリリングさ、後半は夢中で読み切った

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    2026年09月11日
  • おむこさんは殺人鬼

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    5つの話が入った短編集。
    悪くないけど特によくもないかな、と思った。それが読み進めるうちにどんどん面白くなった。
    中でも「答え合わせ」が気に入った。
    継父が今際の際に残した言葉をヒントに息子が犯人を突きとめる。いい話だった。あやうく泣くところだった。

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    2026年09月09日
  • おむこさんは殺人鬼

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    5つのミステリー短編集。

    ・ある人物を殺すために乗り込んだ夜行バスで財布盗難が発生し、疑われてしまうが…。『同好のSHE』

    ・映画館で隣の席だった女の貧乏ゆすりに腹を立てたことで起きた傷害事件。その真相に、“妙な被疑者”専門の取調官が挑む。『震える箱』

    ・東海道新幹線のパーサーが見つけた片方だけのイヤリング。不可解な落とし物はある犯罪に繋がっていて…『置き去りイヤリング』

    ・雪の上で血を流していた継父。彼の最後の言葉は、僕へのメッセージなのか、犯人を示すヒントなのか。『答え合わせ』

    ・怪しい行動を起こす婚約者を尾行している時に知り合った元探偵のおばあさんとの隠密調査。その結末は。『お

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    2026年09月04日
  • おむこさんは殺人鬼

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    一つ一つの短編がしっかりおもしろかった。
    『めでたしめでたし』という終わり方ではないのだけど、未来に続いていく感じがよかった。
    読み始めたら止まらなくなる、学生時代に読み耽っていたミステリー小説を思い出した。なんだか懐かしい感じもする不思議さ。

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    2026年09月03日
  • おむこさんは殺人鬼

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    5話構成のショートミステリー集で各話いずれも途中でネタバレしない見事な筋書きで甲乙付け難い。
    中でも「答え合わせ」は、継父が殺されると言うミステリーにも関わらず、血の繋がり無くとも深い親子愛を感じさせ感涙もののヒューマンストーリーで、突出して素晴らしい作品だった。
    「震える箱」は一見頼り無い刑事・中平が飄々と事件の真相に迫って行くストーリー進行が何とも痛快な作品。その他3作も面白く、著者の確かな力量を味わえる一冊だった。

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    2026年08月30日
  • おむこさんは殺人鬼

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    ★5 おもろい! 女性からみた社会課題や、生きていく上での悩みや不安が描かれている作品集

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 『此の世の果ての殺人』『ちぎれた鎖と光の切れ端』など、先鋭的かつ感情に訴えるミステリーを書いてきた荒木あかね先生の新作。どの作品も女性からみた社会課題や、生きていく上での悩みや不安が描かれている作品集です。

    めっちゃ品質が高くってビックリ、正直こんなにも面白いと思わなかった。長篇だけでなく短編もお上手なんすね~、舐めていてすみません。この作品はもっと話題になって良いと思います。まだお若いですし、これからもたくさんの作品を期待しちゃいます!

    ■各作品の簡単レビュー

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    2026年08月29日
  • 此の世の果ての殺人

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    終末を迎える時に、自分はどのような選択をするのだろうか。

    数か月後に自分が死ぬ可能性が非常に高く、倫理観が狂った世界において
    自分の線引きを決めることで、理性を保つのは非常に難しいことだと思った。

    特殊条件だが、初心者にも推せるとても読みやすい部類に入るミステリーだと思う。
    解説にも書かれている通り、一人称視点で進むので、思考が混同しない。
    そして少しずつ謎が紐解かれていき、ある事実を境に結末へとなだれ込む。
    基本に則って書かれていて、非常に読みやすかった。

    この先どんなに頽廃したとしても、自分はお人よしな善人でありたい。

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    2026年08月22日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    壮大なストーリーなのに、ひとりひとりの登場人物の心情がとても丁寧に描かれている。やや複雑な人間関係も文章が読みやすいおかげで、すいすい頭に入ってきました。
    凄惨な殺人の物語でありながら、人が人を想う気持ちや友情、そして憎悪というものを深く考察するような人情深い小説だなと感じました。

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    2026年08月17日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    ネタバレ

    無人島・徒島にある海上コテージを訪れた友人同士7名。樋藤はリンチに遭った先輩の復讐として他の6人の殺害を計画していたが、自身が手を下す前に友人たちが惨殺されていく。第一部では徒島での事件。第二部ではその3年後に大阪を舞台とした事件が語られる。
    すごい物語だった。第一部は本格ミステリっぽく、徒島の地図、海上コテージの図が描かれていて、『そして誰もいなくなった』、『十角館の殺人』を想起させるような設定。それでいて、殺人を計画していた樋藤が探偵側に回るというまさかの状況となる。正直第一部の設定と展開だけで一冊作れるんじゃないかと思うんだけど、どんどんどんどん人が死んでいって、九城を名乗った漁師が犯人

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    2026年08月16日
  • おむこさんは殺人鬼

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    読み終わってみると、強い女性がたくさんでてくる短編集だった。
    割と前向きになれる話が多く、楽しく読めた。

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    2026年08月16日
  • おむこさんは殺人鬼

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    謎解きはコージーミステリ的ですが、フェミニズム文学として最高です。
    これからもこういうテイストの本書いて欲しいなと思います!
    一番泣けるのは四話目の『答え合わせ』です。

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    2026年08月08日
  • 此の世の果ての殺人

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    もうすぐ隕石がやってきて、地球が滅亡する。
    そんな世界で発生した殺人事件に、特異な女性バディが挑む終末ミステリーでした。

    私は、SFならまだしも、ミステリー作品を読んで「この世界にいってみたい!」と思うことがこれまでありませんでした。そう思ったのは本作が初めてです。
    どうせもうすぐみんな死ぬ、という世界設定が魅力的なだけでなく、そんな状況の中で生きる人々の葛藤や信念、選択には心動かされるものがありました。
    捜査がどんどん進み登場人物が増えていく展開の良さ、荒れ果てた世界なのにため息が出るほど美しい壮観の描写は、何度でも味わいたいほど痛快でした。
    デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞した荒木あかねさ

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    2026年07月27日
  • おむこさんは殺人鬼

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    どの作品もハイレベルで面白かった!
    荒木さんの作品の根底にある「人との繋がりから生まれる希望」というテーマが本当に好きで、長編でも短編でもそのあたりが一切揺らいでいないのが心地よかった。
    ネタの手数も豊富で、本当に大好きな作家さんです。次の作品が待ち遠しい!

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    2026年07月19日
  • おむこさんは殺人鬼

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    題名のインパクトと、最近ハマっている荒木あかねさんの短編集、ということで予約して入手。

    おもしろかった。

    毎作思うけれど、すごく読みやすい。
    この人の描く文章、スッと入ってくる。

    物事っていうのは、多方面から見る事で浮かび上がる事実があるんだな。
    5つの物語、そこに生きている登場人物たち。
    ミステリというより、彼ら彼女らの新たな一歩目を見守る序章だったように、感じた。

    早くも次作が楽しみです。

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    2026年07月18日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    サウナが大好きだけど最近行けてなくて、この前夏でも湯船に浸かってみたらお風呂上がりの扇風機が最高に気持ちよくて、その時のすっきりしたような気持ちになれた本。いろんな風呂エピソードが詰まってます。

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    2026年07月16日
  • 此の世の果ての殺人

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    『ちぎれた鎖と光の切れ端』を読んで、あまりの面白さに作者を調べると、デビュー作の文庫本があると知りすぐに購入しました。最後に近づくにつれて泣ける場面もあって、ミステリーに留まらない素敵な作品でした。新作出るたびにずっと買いたい。

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    2026年07月16日
  • おむこさんは殺人鬼

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    面白かった。推理小説短編集。

    第1話 広島発新宿行きブルースターライナー。隣の女にバスジャックでもするつもりかと言われ、ポケットの中のナイフを女の首元に突きつけた。女の腹にナイフを当てがい続けたが、トイレに行くという女についていった。バスの中で財布とスマホが盗まれたと叫ぶ客がいる。

    第2話 27歳女性。一人暮らし。一人で映画に行き、隣の女性の貧乏ゆすりがウザくて突き飛ばしたと言っている。女性は意識不明で救急搬送された。しかし取調べ官が次々と矛盾を指摘する。

    第3話 新幹線のワゴン販売。一年後輩の依田は左右別々のパンプスを履いている。仕方ないので私の予備の靴を貸した。

    第4話 午後2時ご

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    2026年07月14日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    無人島のコテージで次々に行われる連続殺人。
    コテージでの殺人計画を実行する為に、友人たちと旅行へ
    そこで、起こり始めた計画外の殺人。

    淡々と1部が殺人が起こり終結していくストーリー。非常に読みやすく面白い本でした!

    そして2部は1部での登場人物との関わる人々が次々に登場してストーリを進めていく。

    人は絶対に人を殺してはいけない。
    殺されていい人などいない。
    警察官が言った言葉で記憶に残っている一文。
    善人が殺された時の殺人事件と前科持ちが殺され時の殺人事件。前者の方を一生懸命に行う警察官は信用されない。殺人事件には変わりがないのだから…
    という内容を読み、仕事は違えど何に対しても一生懸命

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    2026年07月12日
  • おむこさんは殺人鬼

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    おむこさんは殺人鬼
    荒木あかねの短編。同志と共に人生を切り拓くミステリー作品集と謳われており、全編、二人の人間達がペアで活躍する。

    同好のSHE
    夜行バスに乗って、これから憎んでいる人を殺しに行こうとする女性と、彼女の隣の席になり一瞬で彼女の違和感に気が付き彼女がナイフを持参している事を見破った女性。隣通しの席で運命的に探偵と殺人を計画している人物が関わり合うという斬新な設定で物語が始まる。その中で後ろの席の人物の財布、携帯などが盗まれる事件が発生、二人が巻き込まれていく。とてもシンプルに見えながら、短編の中にどんでん返しまで盛り込み最終盤には大満足の読み応えである。瑠璃の立ち振舞いについて

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    2026年07月12日