荒木あかねのレビュー一覧
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5つのミステリー短編集。
・ある人物を殺すために乗り込んだ夜行バスで財布盗難が発生し、疑われてしまうが…。『同好のSHE』
・映画館で隣の席だった女の貧乏ゆすりに腹を立てたことで起きた傷害事件。その真相に、“妙な被疑者”専門の取調官が挑む。『震える箱』
・東海道新幹線のパーサーが見つけた片方だけのイヤリング。不可解な落とし物はある犯罪に繋がっていて…『置き去りイヤリング』
・雪の上で血を流していた継父。彼の最後の言葉は、僕へのメッセージなのか、犯人を示すヒントなのか。『答え合わせ』
・怪しい行動を起こす婚約者を尾行している時に知り合った元探偵のおばあさんとの隠密調査。その結末は。『お -
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★5 おもろい! 女性からみた社会課題や、生きていく上での悩みや不安が描かれている作品集
■きっと読みたくなるレビュー
★5 『此の世の果ての殺人』『ちぎれた鎖と光の切れ端』など、先鋭的かつ感情に訴えるミステリーを書いてきた荒木あかね先生の新作。どの作品も女性からみた社会課題や、生きていく上での悩みや不安が描かれている作品集です。
めっちゃ品質が高くってビックリ、正直こんなにも面白いと思わなかった。長篇だけでなく短編もお上手なんすね~、舐めていてすみません。この作品はもっと話題になって良いと思います。まだお若いですし、これからもたくさんの作品を期待しちゃいます!
■各作品の簡単レビュー
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ネタバレ無人島・徒島にある海上コテージを訪れた友人同士7名。樋藤はリンチに遭った先輩の復讐として他の6人の殺害を計画していたが、自身が手を下す前に友人たちが惨殺されていく。第一部では徒島での事件。第二部ではその3年後に大阪を舞台とした事件が語られる。
すごい物語だった。第一部は本格ミステリっぽく、徒島の地図、海上コテージの図が描かれていて、『そして誰もいなくなった』、『十角館の殺人』を想起させるような設定。それでいて、殺人を計画していた樋藤が探偵側に回るというまさかの状況となる。正直第一部の設定と展開だけで一冊作れるんじゃないかと思うんだけど、どんどんどんどん人が死んでいって、九城を名乗った漁師が犯人 -
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もうすぐ隕石がやってきて、地球が滅亡する。
そんな世界で発生した殺人事件に、特異な女性バディが挑む終末ミステリーでした。
私は、SFならまだしも、ミステリー作品を読んで「この世界にいってみたい!」と思うことがこれまでありませんでした。そう思ったのは本作が初めてです。
どうせもうすぐみんな死ぬ、という世界設定が魅力的なだけでなく、そんな状況の中で生きる人々の葛藤や信念、選択には心動かされるものがありました。
捜査がどんどん進み登場人物が増えていく展開の良さ、荒れ果てた世界なのにため息が出るほど美しい壮観の描写は、何度でも味わいたいほど痛快でした。
デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞した荒木あかねさ -
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面白かった。推理小説短編集。
第1話 広島発新宿行きブルースターライナー。隣の女にバスジャックでもするつもりかと言われ、ポケットの中のナイフを女の首元に突きつけた。女の腹にナイフを当てがい続けたが、トイレに行くという女についていった。バスの中で財布とスマホが盗まれたと叫ぶ客がいる。
第2話 27歳女性。一人暮らし。一人で映画に行き、隣の女性の貧乏ゆすりがウザくて突き飛ばしたと言っている。女性は意識不明で救急搬送された。しかし取調べ官が次々と矛盾を指摘する。
第3話 新幹線のワゴン販売。一年後輩の依田は左右別々のパンプスを履いている。仕方ないので私の予備の靴を貸した。
第4話 午後2時ご -
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無人島のコテージで次々に行われる連続殺人。
コテージでの殺人計画を実行する為に、友人たちと旅行へ
そこで、起こり始めた計画外の殺人。
淡々と1部が殺人が起こり終結していくストーリー。非常に読みやすく面白い本でした!
そして2部は1部での登場人物との関わる人々が次々に登場してストーリを進めていく。
人は絶対に人を殺してはいけない。
殺されていい人などいない。
警察官が言った言葉で記憶に残っている一文。
善人が殺された時の殺人事件と前科持ちが殺され時の殺人事件。前者の方を一生懸命に行う警察官は信用されない。殺人事件には変わりがないのだから…
という内容を読み、仕事は違えど何に対しても一生懸命 -
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おむこさんは殺人鬼
荒木あかねの短編。同志と共に人生を切り拓くミステリー作品集と謳われており、全編、二人の人間達がペアで活躍する。
同好のSHE
夜行バスに乗って、これから憎んでいる人を殺しに行こうとする女性と、彼女の隣の席になり一瞬で彼女の違和感に気が付き彼女がナイフを持参している事を見破った女性。隣通しの席で運命的に探偵と殺人を計画している人物が関わり合うという斬新な設定で物語が始まる。その中で後ろの席の人物の財布、携帯などが盗まれる事件が発生、二人が巻き込まれていく。とてもシンプルに見えながら、短編の中にどんでん返しまで盛り込み最終盤には大満足の読み応えである。瑠璃の立ち振舞いについて