荒木あかねのレビュー一覧

  • おむこさんは殺人鬼

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    大好きな作家さんなので、発売前からワクワクしていて、発売すぐに手に取った。
    短編集なので一気読みがもったいなくて、一晩で一つの短編というゆっくりなペースで堪能した。
    荒木さんの短編は初めてだったので、どんな仕上がりになっているのかとても楽しみだったけれど、期待通りどれも新鮮なミステリー。
    どの話も、上手い捻りとひと癖ある感じがたまらなかった。
    ただ、やっぱり長編が読みたい。もっと引っ掻き回されて、心をざわつかせてほしい。
    本当に荒木さんの作品は大好きだ。

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    2026年08月09日
  • おむこさんは殺人鬼

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    読み応えのある短編集。荒木あかねの作品はこれで3冊目だが、もはやその実力に疑いはない。若いのに大したものだ。でも三作読んで不安になったのはDV男系キャラやメンヘラ系女子の多いこと、そしてリアルなこと。作者の実体験でないことを願う。

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    2026年08月09日
  • おむこさんは殺人鬼

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    ネタバレ

    5編の短編からなるミステリー短編集。
    4つ目の「答え合わせ」が一番好きだった。

    5編全て、人生について考えさせられる作品だなと思った。
    殺人を決意した女性2人や、恋人からDVを受けてる女性、CAの夢をコロナで諦めた女性や、婚約者に不安を感じる女性。
    私自身キャリアについて悩んでいた為、こうやって人生に大きく関わる判断ができる登場人物たちはすごいなと感じる。

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    2026年08月09日
  • おむこさんは殺人鬼

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    どれもこれもひねりの効いた面白い話で、とても楽しませていただきました。
    中でも「置き去りイヤリング」は一番好きです。この設定で鉄道ミステリ長編書いていただけたら絶対読みます!

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    2026年08月07日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    二作を一気に楽しめるような構成とちょうど良いボリューム。新本格の気持ち良い推理。キャラクター達の若々しさと清々しさを感じるストーリーに読後カタルシスを得る。
    解説の有栖川さんの言葉に大いに共感してしまった。新本格の傑作達を吸収して育った、令和の新本格作家。今後にも期待できる。

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    2026年08月05日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    ネタバレ

    1部おわったあとに、その後の展開を読めるのは面白い。犯人が分かってしまう、そして1番ワクワクする殺し方やそごての謎が楽しいのに、それが微妙だった。

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    2026年08月02日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    この一冊にこの作者のこの作品。
    どの作品も重厚でした。
    贅沢な一冊です。

    作家さんてすごいなぁ、と特に感じたのは
    一話あたりのページ数です。
    この短いページ数でこの内容を紡ぐことができて
    さらには登場人物たちのキャラクターをたたせる。
    どのお話も人物たちのキャラクターが現実にいるような
    リアルさがある。
    物語の構成もしっかりしていて、この頁数で
    よく物語のまとめができるな。
    と、そういう観点からもおすすめします。

    一話がしっかりしているので、一話読み終わると
    本を一冊読み切った感じがして、
    次の話にすすんだとき前の話を思い出すのが
    難しかったくらいです。

    それぞれの作家さんの別の未読本に興味を
    持つことができました。

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    2026年07月27日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    裏切りの捜査線
    警察ミステリーをテーマにしたアンソロジー。

    お見通し 米澤穂信
    有名な芸能人のコンサートに殺害予告が届く。警察はコンサート会場付近の公園で過去に逮捕歴のある男を見つけ取調べをする。そして公園からは男が以前に持っていたものと同じナイフが発見される。
    警察官の葛と丸山の酒の席での会話だが、警察官同士受け持っている事件の共有は出来ないが、偶然という形で丸山は葛に今回の事件の不満点を相談する。ある意味後味の良い作品であるが、米澤穂信独特の短編描写が見受けられとても面白い作品だ。
     何故、「ナイフがその場所から見つかったのか」という一つの疑問から衝撃の理由に連なっていく。

    メゾン・イニシェの怪 方丈貴恵
    怪異、オカルトに執着する警官生駒と事件を受け持つ八条とのやり取りを通して、過去に殺人事件が起きたマンションで発生した事件を解決していく
    生駒は時々鋭い指摘をするが、目線がオカルトに流れてしまい推理は的を得ない。八条は生駒の指摘を受けながら正しい道筋を組み立てていく。
    最後、怪異についてもっと取り上げて少しオカルトチックに終幕した方が物語としてはオチを作れたのかと思う。警察ミステリーとは少し違った印象。

    プライドの隙間 荒木あかね
    警察署内で警察官の拳銃自殺が発生。そして死体の腰からは拳銃が盗まれている。警察官として日々の生活、特に拳銃の訓練に対して嫌な印象を持っている糸瀬は、余り表情は豊かではないが徐々に打ち解けてきた女性警官の高比良と共に無くなった拳銃の捜査を通して警察内部の陰険な部分と向き合いながら真相に近づく。
    前日に荒木あかねの短編集を読んだばかりであり、今作のペアについても負けず劣らずの良いチームである。結末はシンプルだが人間関係を通じて面白さがあり、満足する作品だった。

    家につく猫 松嶋智左
    犯罪の匂い、雰囲気を嗅ぎ分けることの出来る刑事が些細な事でコンビニで買い物をしている老人の行動に疑問をもち、色々理由を付けながら老人の家を尋ねる。警察官の瞳と隼太かのペアがいきなり閉じ込められている所から始まり、謎の四人家族とのやりとりを取り上げる。
    珍しい作風だと思うし、登場人物も面白いが、動機の部分が少し違和感があり犯人への恐怖感、緊迫感が物足りなかった。こういった作品はシリーズかされていると魅力がますので、後日調べてみたい。

    コールバック 芹沢央
    いじめ捜査を依頼された探偵。該当の学生を見張っていると同じように学生を尾行している男性を発見する。学生のいじめは行われているのか、そして、学生を尾行する謎の人物は何者か。
    物語としては対象の学生が隠している真実を紐解いていく様な流れだが、ミッシングリンクがわかるとかなり深い話になる。子供は余りにも残酷であり、些細な事で人生を破壊された人間が、最後に驚きの行動をする。
    警察を定年退職した正太郎が主人公であり、老年にある落ち着いた探偵である。若いバディ役ではなく、作風として終始重厚な形になっており今作にぴったりの探偵だ。

    今作は、短編でありながらかなり骨太な作品。長編だったら何日間かはシリアスな作品を読みたくなくなる良作。定期的に摂取したくなる作風だし、もっと陰鬱な結末でもよかった。

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    2026年07月18日
  • 此の世の果ての殺人

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    満足のいく読書体験だった。
    謎部分も気になる展開が続いたが、それ以上に、もうすぐ世界が終わる時の人々の行動が興味深かった。
    最期まで善性のある人間は立派だと思うし、そうありたい。

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    2026年07月14日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    米澤 穂信、方丈 貴恵、荒木 あかね、松嶋 智左、芦沢 央
    5人の人気作家によるミステリ短編集
    帯書きの「裏切り!衝撃!どんでん返し!!5人の人気作家が描く、珠玉の警察ミステリー」に惹かれて読みましたが・・・
    松嶋 智左の作品は警察小説?
    芦沢 央に至っては退職した刑事が探偵となって活躍・・・ま、面白かったけど(^_^;)
    重い話もありますが、概ね楽しめます。

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    2026年07月12日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    温泉すきすき人間として表紙買い
    挿絵がかわいくてすき

    ひさしぶりに湯船に浸かりたいな〜
    温泉にも行きたいな〜
    あ〜いじわるな本〜

    ↓すき↓
    「モモと夏の香り」
    「回復の泉」
    「無力」
    「バスボムがなくても」

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    2026年07月08日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    5人の作家による警察小説アンソロジー。この手の本は面白くないのが相場で、本作は珍しく、米澤氏と芦沢氏の作品が面白かった。両作ともそうくるかという良い意味での裏切りが秀逸。特に芦沢作品は刑事をやめた探偵ものだが、終盤までどこに着地するのか全く読めず、久しぶりに面白い短編を読んだ感じ(先日読んだ芦沢作品短編集は今一つだったが)。松嶋氏の「ヤギノメ」シリーズは面白いのだが、本作は今一つ。

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    2026年07月06日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    ネタバレ

    寝る前に読み始めたら止まらなくてとりあえず一部まで一気読みし、次の日仕事中も続きが気になってそわそわした本。
    この作者の話は二作目だけど、設定がとにかく面白い!!!
    息をつかせぬ展開がかなり好み。有栖川有栖に憧れている作者ってすっごい多いよね。改めて偉大な作家だ。ただ有栖川作品と違って登場人物誰のことも好きになれないのはなんでだ(笑)それだけ人間の汚いところをよく描写できてるってことなんかな? しいて言うなら無残に殺された六人たちのことを好きになりかけた。ひどい過去を持っているやつらなのにね。
    個人的には一部がものすっごくよかったから、二部はふうんって感じだった。でも真実が暴かれたのはよかったと思う。しかし家庭環境と生活環境は大事だなーとしみじみ思った。
    分厚い本なのに夢中になって読めました!

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    2026年07月01日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    最年少江戸川乱歩賞を受賞した荒木あかねさんの、本格ミステリ小説
    前作は奇抜な設定が光る内容でしたが、今回はクローズドサークルというよくある設定ですが、非常に作り込まれた内容で、ページをめくる手が止まりませんでした。
    結構ボリュームがありますが、本格ミステリとして唸らされる展開も多く、非常に面白かったです。

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    2026年06月21日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    二部構成でボリューミーな小説だったけど、読む手が止まらなかった。
    第一部でなぜその結論に清嗣が辿り着けたのかは謎だけど、二部と話が繋がっていて面白かった。
    たまにミステリー小説を読むのもいいな。

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    2026年06月21日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    荒木さん目当てで購入。
    米澤さんも方丈さんもいるし豪華な一冊。
    初読み作家さんもいて、そちらも面白かった。

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    2026年06月17日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    本格派でとてもおもしろかった。あえて言うと、謎を解いて行く人が全ての真相を見抜けた必然性にやや難があるような気も。

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    2026年06月14日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    『ちぎれた鎖と光の切れ端』がど真ん中にハマった、荒木あかねさんの短編!と、いう事で読む。

    5作どれも『個性豊か(すぎる)な捜査のプロ』だらけ。
    短編なのに、どれも読み応えがあった。
    私的には、みんな違ってみんな良かった。
    帯の、裏切り!衝撃!は、少し煽り過ぎ感。

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    2026年06月13日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    550ページのボリュームがあっという間に感じる大作。よくある孤島で犯人探しをするクローズド・サークルもの、でもあり、殺意を抱いていた語り手の「私」の知らないところで連続殺人が発生する犯人探しミステリーものでもある。そして、物語の半ばで早々に解決し、第二部へ
    第一作同様、キャラがたっていて読みやすく、第二部の真莉愛と如子や兄とのやりとりに魅了される。
    ミステリーとしても、人間ドラマとしても楽しめる。世界レベルのミステリの書き手と有栖川有栖氏からも絶賛される技巧派本格ミステリ。550ページに臆せず読み始めて欲しい。止まらなくなること間違いなし。

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    2026年06月02日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    思ったよりもずっしりしたミステリーで、過去のレジェンド作を取り込みつつ、新しいものが作り上げられていると思う。序盤からバリバリのミステリーが展開されるが、何故か展開がやたら早く、中盤でクライマックスを迎えた時にはこの先どうなることかと思った。その後はその後で、これは何がどうなってるのか、と戸惑い続けた。最後にはきっちり締めていてすごいな、と思う一方で、もっとアクロバティックなものを欲しがっていた気持ちはある。そういう意味で、ずっしりしている感が残った。

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    2026年05月31日