荒木あかねのレビュー一覧

  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    本格派でとてもおもしろかった。あえて言うと、謎を解いて行く人が全ての真相を見抜けた必然性にやや難があるような気も。

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    2026年06月14日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    『ちぎれた鎖と光の切れ端』がど真ん中にハマった、荒木あかねさんの短編!と、いう事で読む。

    5作どれも『個性豊か(すぎる)な捜査のプロ』だらけ。
    短編なのに、どれも読み応えがあった。
    私的には、みんな違ってみんな良かった。
    帯の、裏切り!衝撃!は、少し煽り過ぎ感。

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    2026年06月13日
  • 此の世の果ての殺人

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    ネタバレ

    今年22作目。
    地球を壊滅させるほどの小惑星が、数ヶ月後に日本に落ちる、そんな状況で起きた連続殺人事件。どうせみんな死ぬのに、なぜ犯人は人を殺さねばならなかったのか。
    世界観が面白くて、ぐいぐい惹き込まれた。

    自動車教習所に通ったり、110番するシーンがあるんだけど、この状態でも法の秩序を守ろうとするところがシュールで面白い。

    隕石が落ちるのでハッピーエンドとはならずビターエンド、それは確定路線。
    もし自分がこのような状況に置かれていたら、最後の数ヶ月、最後の日はどのように過ごすのか、考えてしまう。

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    2026年06月11日
  • 此の世の果ての殺人

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    ネタバレ

    ものすっごい面白かった……!!!滅亡を控えた地球っていう奇想天外な設定なのにそれを読ませる筆力がすごい。最初とっかかりにくくてかなり寝かせてたんだけど、車の中から死体が出てきた瞬間からドはまり。これからどうなっていくんだろうってわくわくしてた。
    登場人物が少ない分犯人は早い段階でわかるんだけど、この話はフーダニットが重要ではないのでいいです。むしろ犯人が分かってからの怒涛の展開が面白かった。アクション映画見ているみたいで。
    初めから終わりがある世界で、最後まで懸命に生きる人たちの物語、というにはきれいすぎるか。秩序が破綻した世界でも良心がある……? うーん、うまく言語化できない。とにかく読み切

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    2026年06月11日
  • 此の世の果ての殺人

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    地球に隕石が衝突し、人類滅亡まで残り半年。そんな極限状態を舞台にしていますが、本作は「あなたなら最後に何をしますか?」という情緒的な問いかけで終わる物語ではありません。

    ​世界が終わるまで残り二ヶ月半、誰もが死を免れないと分かっている絶望的な状況下で、あろうことか九州で連続殺人事件が発生します。

    「全員死ぬのが分かっているのに、なぜ今殺人を犯すのか?」
    「全員死ぬのに、なぜその犯人を追う必要があるのか?」

    そんな根源的な問いを突きつけられながら、物語は驚くほどテンポよく、サクサクと進んでいきます。

    ​世界滅亡というSF設定でありながら、もし現実にそんな時が来たら「確かにこういうことも起

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    2026年06月10日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    550ページのボリュームがあっという間に感じる大作。よくある孤島で犯人探しをするクローズド・サークルもの、でもあり、殺意を抱いていた語り手の「私」の知らないところで連続殺人が発生する犯人探しミステリーものでもある。そして、物語の半ばで早々に解決し、第二部へ
    第一作同様、キャラがたっていて読みやすく、第二部の真莉愛と如子や兄とのやりとりに魅了される。
    ミステリーとしても、人間ドラマとしても楽しめる。世界レベルのミステリの書き手と有栖川有栖氏からも絶賛される技巧派本格ミステリ。550ページに臆せず読み始めて欲しい。止まらなくなること間違いなし。

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    2026年06月02日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    思ったよりもずっしりしたミステリーで、過去のレジェンド作を取り込みつつ、新しいものが作り上げられていると思う。序盤からバリバリのミステリーが展開されるが、何故か展開がやたら早く、中盤でクライマックスを迎えた時にはこの先どうなることかと思った。その後はその後で、これは何がどうなってるのか、と戸惑い続けた。最後にはきっちり締めていてすごいな、と思う一方で、もっとアクロバティックなものを欲しがっていた気持ちはある。そういう意味で、ずっしりしている感が残った。

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    2026年05月31日
  • 此の世の果ての殺人

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    ネタバレ

    屍人荘系の「今さら殺人事件の解決なんてどうでも良くない?」な話。
    残り50ページくらいまでは「どういう結末になるんだろう」とワクワクした。そこから先はちょっと物足りなかったな。
    先生の過去とか行動原理をもう少し掘り下げてほしかった。
    とはいえ全体的には面白い作品。
    作者が23歳でこれを書いたと言うのが凄い。今後もこの作者に注目したい。

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    2026年05月29日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    単行本でも持っていたのに、文庫好きな私はここまで読まずに温めておりました。
    有栖川先生に、世界レベルのミステリの書き手と絶賛されている荒木先生。
    イヤでも期待値は上がってしまいます。
    前作も面白かったですが、今作も面白かった。一部と二部に分かれているので一部の終わりでえっ、どうなるの?これで終わり?って最後をみたくて我慢できませんでした(我慢しました)ミステリ好きな方には読んでみて欲しい作品でした。

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    2026年05月28日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    友人の前評判を聞いた上で読んだけど期待以上に面白かった。伏線わかりやすいし犯人早々に気付くけど、惨さに隠れているそこに至るまでや周囲の環境などとにかく話の説得力がすごいし何より主要登場人物に無駄がなさすぎて。綺麗に剪定されてる庭園歩いてる気分だったなあ。

    whoでもなくhowでもなく全体通してwhyだったけど読み応えめちゃくちゃあったねえ。
    ただ第一部の終わり頃に感じてた得体の知れなさがあの瞬間限定だったのは勿体なかったなー。後々知るほどに別人ってくらい違和感で・・まあそこは対樋藤限定と思えば・・

    あとはまあ読んでて似た雰囲気感じてたのは気のせいじゃなかったかと解説読んで納得。

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    2026年05月27日
  • 此の世の果ての殺人

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    ネタバレ

    もうすぐ世界が終わる状態での殺人事件、ホワイダニットが鍵なのかなと思っていたがそうでもなかったのが少し拍子抜け。全体としては面白かった。

    舞台設定や要所での推理描写は面白いが、犯人の候補が少なすぎて正体がわかったときのカタルシスが少なかったようにおもう。

    この作品は映像化したら化けそうだなと思った

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    2026年05月26日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    ネタバレ

    離島で若者が次々に殺害されるという、十角館の殺人のストーリーを彷彿とさせながらも、その後のストーリー展開がとてもよかったです。
    第2部で、見事に第1部での出来事を解決してくれて、読後感はスッキリしました。特にまりあが〇〇の△△と分かってから、一気に色々と繋がりが見えて話が進んだ感があった。天草も一回行ってみたい。
    1点、第1部と第2部の冒頭は対比させてるのだと思うけど、第1部は誰宛の電話だったのかいまだによく分かってない。紀田さん?

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    2026年05月24日
  • 此の世の果ての殺人

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    ネタバレ

    爽やかな読後感でした。
    隕石衝突で地球が消滅するのに起きた殺人。
    終末世界にミステリーという要素が斬新で、即買ってしまいました。

    ロードトリップムービーのような、青春感あるお話でした。読み味はさっぱりとしていて、テンポよくさくさく読めます。
    お子さんでも読めるんじゃないかな。

    ミステリー部分は正直おまけみたいなものだと思います。推理小説として読むものではないです。
    犯人の動機はさっぱり共感できず、キャラとしても薄いし…。ミスリードみたいなのも少し大味というか…。

     でも、途中に出てくる残留者達のその地に息づいている生活感を書くのがお上手でした。発狂する人、利用する人、真面目に働き続ける人

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    2026年05月15日
  • だから捨ててと言ったのに

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    数ページで読み終わる短編を集めたアンソロジー小説。作者が全て異なるため、話が複雑になればその分読みづらさとして認識されてしまう作者が出てしまうのは、仕方ないかもしれない。

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    2026年03月14日
  • だから捨ててと言ったのに

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    文体の合う合わないで小説を選びがちなので、
    こういうオムニバスではいろいろな著者の文体を少しずつ味見できるのが有難い。

    同じ書き出しでも、ミステリーになったりホラーになったり青春小説になったりとジャンルも色々楽しめた。

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    2026年03月04日
  • だから捨ててと言ったのに

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    いろんな作家さんが集まった短編集。始まりはみんな同じ文章からなのに十人十色で、作家さんの人数分だけ、想像できないような物語が広がって楽しい。まだ手にとった事のない作家さんの作風も知れるし、これからもっと読書の幅が広がりそう^-^私のお気に入りは『パルス、またたき、脳挫傷』『母の箪笥』『海に還る』『切れたミサンガ』『探偵ですから』

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    2026年02月04日
  • だから捨ててと言ったのに

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    簡単に読める短編集。
    この作品集の中で好みの作品は、
    無理解 潮谷験
    お守り代わり 真下このみ
    ミックス 河村拓哉
    累犯家族 五十嵐律人
    吊るし柿の家 高田崇史
    猟妻 谷絹茉優

    悪意を持った人間の行動を描いた物語が面白く読めた。

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    2026年01月11日
  • だから捨ててと言ったのに

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    作品紹介・あらすじ

    こんなことになるなんて!
    1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。

    早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
    ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。

    *****

    25編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第4弾とのこと。既に第3弾と第6弾は読み終えた。
    最初の一文

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    2026年01月09日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編なのでサクサク読めた。
    今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
    誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
    アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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    ↓読んだ中で印象に残ったもの。

    ●良い話
    砥上裕將『母の箪笥』
    金子玲介『恋文』

    ●じわじわ来る系
    潮谷験『無理解』
    五十嵐律人『累犯家族』
    背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』

    ●設定の世界観が独特
    黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
    舞城王太郎『食パンと右肘』
    多崎礼『海に還

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    2025年05月31日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」という1文から始まるショートストーリー集。このシリーズは全て読んでいるが、毎回色んな作家さんの作品が読めるので楽しみ。今回のもバラエティに富んでいて面白かった。
    「パルス、またたき、脳挫傷」岡崎隼人
    「海に還る」多崎礼
    「探偵ですから」麻耶雄嵩
    この3編が特に意外性があって良かった。

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    2025年05月19日