荒木あかねのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これはスゴい!まるで2つの物語を読んでいるかのようだった。
まずは徒島という離島で殺人事件が起こる。主人公(この時には主人公だと思っていた)の樋藤清嗣を含む男女8人の友人たちで泊まることになった海上コテージ。
樋藤は、この仲間たちを殺そうと思ってこの旅行に参加した。翌朝、仲間のうちの1人が殺されていた。そして、また翌朝に1人。1人ずつ殺されていく。この殺し方が変わっていて、第一発見者が殺されるという法則性を持っていた。そして、死体は決まって舌を切られていた。
ただ、一番の問題は、犯人であるべきの樋藤以外の人物が犯人だということ。
誰が殺したんだ?と思っているうちに、最後の1人にな -
Posted by ブクログ
面白かった〜!まさかこの手の作品で感動させられるとは思ってませんでした。犯人も意外だったし、展開も良かった。時系列はちょっと分かりにくかったなぁ…数日のうちにいろんなことが起きてるとは思えない情報量でした。
もし数ヶ月後に人類が滅びるとしたら、私はそれを受け入れるだろうけど、変わり果てた世界で人間らしさを保つことはできないだろうなぁ…警察がまだ少し機能してるとか、信じられないし。この作品は、自分だったら諦めちゃうなぁという状況に抗う人達を教訓とか啓蒙っぽく推してくるんじゃなくてナチュラルに抗ってる様を見せてくれて、それがすごく良かった。 -
Posted by ブクログ
短編なのでサクサク読めた。
今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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↓読んだ中で印象に残ったもの。
●良い話
砥上裕將『母の箪笥』
金子玲介『恋文』
●じわじわ来る系
潮谷験『無理解』
五十嵐律人『累犯家族』
背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』
●設定の世界観が独特
黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
舞城王太郎『食パンと右肘』
多崎礼『海に還 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ“あと数ヶ月で世界が終わるのに連続殺人が起きた”というあらすじが面白くないわけがない。
案の定、一気読み。
いくつかのレビューで犯人はすぐわかると書かれていて、たしかに「あ〜この人っぽいかも」と感じてたが、それ以上に事件を追うごとに深まる謎や主人公・小春の弟のこと、捜査する中で出会う人たちとのいざこざから目が離せないので、すぐにわかったとしても最後まで充分に楽しめるミステリーだと思う。
ただ、最後、真犯人の市村と対峙して光が死んでしまったのはかなりショックだった。
とても良い人だったし、亡くなる前に暁人とはちゃんと仲直りせずにままだったから…泣
全てが解決した後、暁人と七菜子は中国に渡る -
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