荒木あかねのレビュー一覧

  • 此の世の果ての殺人

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    面白かった!!!!!
    どうしても『地球滅亡目前』というバッドエンドが常につきまとってるので、重い気持ちになってしまう(そのため一気読みできず…)が、そんな逃げられない運命の中での事件解決がとてつもなく魅力的だった。
    どうせいずれ死んでしまうのに、
    でも奔走する。

    主人公の背景、出会う仲間の背景とキャラクターもじんわりくるものがあり、読後長い長い夢を見たような気持ちになった。

    地球滅亡って聞くと、チープな気がするが、読んでいるとあながちあり得ないとも言えず、絶望に満ちた世界の様子を読んでいるとまるでそこに立っているようだった。


    読もうか悩んでる方に一点だけ。
    ちょっと痛々しい描写や死体表

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    2026年04月12日
  • 此の世の果ての殺人

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    荒木さんあかね『此の世の果ての殺人』講談社文庫。

    奇抜な設定のミステリー小説である。第68回江戸川乱歩賞に史上最年少で、満場一致で選ばれた作品ということらしい。

    小惑星が地球に衝突するまで残り2ヶ月という時期に僅かに福岡県に留まる人びとを殺害する連続殺人鬼というSFとサイコミステリーとが融合したような面白い設定とストーリー。さらには恐るべき連続殺人鬼の正体と全てが完璧というくらいに1つの作品に様々なエッセンスが詰まっている。

    惜しむらくは、文章の粗さと登場人物の軽さだ。それでも十二分に面白い作品だった。


    小惑星テロスのが地球に衝突するまで残り2ヶ月。テロスは日本の熊本に衝突することが

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    2026年04月01日
  • だから捨ててと言ったのに

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    25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
    全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
    知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
    このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
    今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。

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    2025年04月13日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    550ページのボリュームがあっという間に感じる大作。よくある孤島で犯人探しをするクローズド・サークルもの、でもあり、殺意を抱いていた語り手の「私」の知らないところで連続殺人が発生する犯人探しミステリーものでもある。そして、物語の半ばで早々に解決し、第二部へ
    第一作同様、キャラがたっていて読みやすく、第二部の真莉愛と如子や兄とのやりとりに魅了される。
    ミステリーとしても、人間ドラマとしても楽しめる。世界レベルのミステリの書き手と有栖川有栖氏からも絶賛される技巧派本格ミステリ。550ページに臆せず読み始めて欲しい。止まらなくなること間違いなし。

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    2026年06月02日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    思ったよりもずっしりしたミステリーで、過去のレジェンド作を取り込みつつ、新しいものが作り上げられていると思う。序盤からバリバリのミステリーが展開されるが、何故か展開がやたら早く、中盤でクライマックスを迎えた時にはこの先どうなることかと思った。その後はその後で、これは何がどうなってるのか、と戸惑い続けた。最後にはきっちり締めていてすごいな、と思う一方で、もっとアクロバティックなものを欲しがっていた気持ちはある。そういう意味で、ずっしりしている感が残った。

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    2026年05月31日
  • 此の世の果ての殺人

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    ネタバレ

    屍人荘系の「今さら殺人事件の解決なんてどうでも良くない?」な話。
    残り50ページくらいまでは「どういう結末になるんだろう」とワクワクした。そこから先はちょっと物足りなかったな。
    先生の過去とか行動原理をもう少し掘り下げてほしかった。
    とはいえ全体的には面白い作品。
    作者が23歳でこれを書いたと言うのが凄い。今後もこの作者に注目したい。

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    2026年05月29日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    単行本でも持っていたのに、文庫好きな私はここまで読まずに温めておりました。
    有栖川先生に、世界レベルのミステリの書き手と絶賛されている荒木先生。
    イヤでも期待値は上がってしまいます。
    前作も面白かったですが、今作も面白かった。一部と二部に分かれているので一部の終わりでえっ、どうなるの?これで終わり?って最後をみたくて我慢できませんでした(我慢しました)ミステリ好きな方には読んでみて欲しい作品でした。

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    2026年05月28日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    友人の前評判を聞いた上で読んだけど期待以上に面白かった。伏線わかりやすいし犯人早々に気付くけど、惨さに隠れているそこに至るまでや周囲の環境などとにかく話の説得力がすごいし何より主要登場人物に無駄がなさすぎて。綺麗に剪定されてる庭園歩いてる気分だったなあ。

    whoでもなくhowでもなく全体通してwhyだったけど読み応えめちゃくちゃあったねえ。
    ただ第一部の終わり頃に感じてた得体の知れなさがあの瞬間限定だったのは勿体なかったなー。後々知るほどに別人ってくらい違和感で・・まあそこは対樋藤限定と思えば・・

    あとはまあ読んでて似た雰囲気感じてたのは気のせいじゃなかったかと解説読んで納得。

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    2026年05月27日
  • 此の世の果ての殺人

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    ネタバレ

    もうすぐ世界が終わる状態での殺人事件、ホワイダニットが鍵なのかなと思っていたがそうでもなかったのが少し拍子抜け。全体としては面白かった。

    舞台設定や要所での推理描写は面白いが、犯人の候補が少なすぎて正体がわかったときのカタルシスが少なかったようにおもう。

    この作品は映像化したら化けそうだなと思った

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    2026年05月26日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    ネタバレ

    離島で若者が次々に殺害されるという、十角館の殺人のストーリーを彷彿とさせながらも、その後のストーリー展開がとてもよかったです。
    第2部で、見事に第1部での出来事を解決してくれて、読後感はスッキリしました。特にまりあが〇〇の△△と分かってから、一気に色々と繋がりが見えて話が進んだ感があった。天草も一回行ってみたい。
    1点、第1部と第2部の冒頭は対比させてるのだと思うけど、第1部は誰宛の電話だったのかいまだによく分かってない。紀田さん?

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    2026年05月24日
  • 此の世の果ての殺人

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    ネタバレ

    爽やかな読後感でした。
    隕石衝突で地球が消滅するのに起きた殺人。
    終末世界にミステリーという要素が斬新で、即買ってしまいました。

    ロードトリップムービーのような、青春感あるお話でした。読み味はさっぱりとしていて、テンポよくさくさく読めます。
    お子さんでも読めるんじゃないかな。

    ミステリー部分は正直おまけみたいなものだと思います。推理小説として読むものではないです。
    犯人の動機はさっぱり共感できず、キャラとしても薄いし…。ミスリードみたいなのも少し大味というか…。

     でも、途中に出てくる残留者達のその地に息づいている生活感を書くのがお上手でした。発狂する人、利用する人、真面目に働き続ける人

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    2026年05月15日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    ネタバレ

    二部制ですが、一部が非常に面白かったです。面白いというか好みすぎて、気が狂いそうになりました。なんですか、このスピード感。無人島に着いてすぐジュースにヒ素を混ぜ殺人の準備をするヒトウ、あまりに良いな。良すぎ。ほんでそれを追い越して発生する連続殺人。この設定だけで三杯飯食える。まじで。
    助けを呼んでくるとか言うて後先考えず海に飛び込み結局溺れて全員の足を引っ張るヒトウ。やっと目を覚ました思うたら橋本を殺した奴を見つけたいだけなんだ邪魔しないでくれ、とか言い出すヒトウ。なんだこの身勝手でかわいい不様な生き物は。殺したいのか殺したくないのか、死にたいのか生きたいのかどっちなんだよ。ヒトウ、あまりにも

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    2026年05月07日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    500頁を超える流さも気にならないほど面白い本格ミステリ。著者の前作より高い仕上がりのように感じた。
    些細なことでも殺人の動機になり得るということに、私たちは気をつけなければならない。

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    2026年05月07日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    ネタバレ

    久々に面白い本格ミステリに出会えて大満足だった!本の中盤で事件が解決してしまいそうで大丈夫?!とドキドキしながら読み進めていたが、本当に犯人が分かってしまい、まだ半分残っているのにどういう展開になるのか予想がまったくつかなかった。第二部になるといきなり三年後になり、登場人物ががらっとかわる。第一部でもやもやしていた細かいエピソードがしっかり回収され、最初から最後まで非常に楽しめた。文章も読みやすく、作者のデビュー作『此の世の果ての殺人』もぜひ読んで見たいと思った。

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    2026年05月06日
  • 此の世の果ての殺人

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    隕石衝突による人類滅亡前夜という終末設定は珍しいものではないですが、その状況で連続殺人の捜査をするというミステリーはかなり珍しいと思います。終末状況で刑事警察機構も機能していない。まともな参考人もいない。なので、死体はあるけど手がかりは極端に少ない。推理の足掛かりがないので、ミステリー要素はやや希薄。でも不思議と面白くラストまでぐいぐい読ませる作品です。

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    2026年05月05日
  • 此の世の果ての殺人

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    2ヶ月後、小惑星が地球に衝突し、世界が崩壊するとします。

    目の前には、大切な友人と愛する家族を惨たらしく殺害した犯人がいます。

    そしてあなたは、その犯人の生殺与奪の権利を握っています。

    生かしても、殺しても、罪にはなりません。公的機関はまともに機能していないからです。

    さて、あなたは目の前の犯人を生かしますか?それとも、殺しますか?

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    2026年05月02日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    とある無人島、樋藤清嗣は他6人と旅行に来ていた。
    復讐する為に•••。
    復讐の為にヒ素を用意し、無人島唯一の電話を切断し、連絡手段を遮断したが、実行前に殺人が起こる。
    復讐したい相手が次々と殺害されていき、残った先に起こる真実とは?
    推理小説の中に説明が長めに入りすぎて、中折れしやすい感じではありますが、2部構成になっており、今までの推理小説とは少し違った謎解きが味わえる。
    1部と2部が合わさった時、少しスッキリ感が味わえる。

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    2026年04月29日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    1部と2部に分かれていて1部が事件編、2部が解決編になっています。
    技巧派なのは確かなのですが、1部では説明が多く、非常に読みにくいです。
    ですが、まぁ凄い作家さんです。
    しばらくは作家買いで追いかけていきます。

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    2026年04月26日
  • 此の世の果ての殺人

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    あるきっかけで殺人事件を追う
    自動車教習所の教官と受講生。
    次々と関連する人々
    没入するが余り、矛盾点を感じて
    地球が滅び事をつい忘れてしまう
    結末が予想し辛いし、明日があるかも?

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    2026年04月23日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    2026年8冊目

    ものすごく面白い、夢中で読んだミステリ小説でした!
    ストーリーが凝っていて、ミステリとしても最高に面白かったです。

    たまたま本屋に立ち寄ったら、「世界レベルのミステリの書き手 有栖川有栖」という帯が目に入り購入しました。
    孤島もののクローズドサークルのミステリー小説のようで、十角館の殺人を思い出させるような、まず個人的に大好きな設定でした。

    色々な地名が出てきて少し読みにくいなと思ったり、HOWやWHYは分からないが、正体は誰だというのは何となく想像できてしまったりで、正体が判明した時の意外性が少なかったりというのは個人的にありました。
    ただ、ストーリーがすごく面白く、

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    2026年04月21日