荒木あかねのレビュー一覧

  • 此の世の果ての殺人

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    もうすぐ地球が滅亡するという終末世界で、自動車学校の教官と生徒が殺人犯探しをする物語。今までに読んだ同様の設定の作品のなかで、一番リアルだと思える状況を描いていたように思う。
    何もしなくても人類はもうすぐ死んでしまうのに、なぜあえて殺人を犯したのか、犯人は誰なのか、謎を追うミステリでもあり、家族の物語でもあったなぁ。暁人と光の兄弟の絆がすごく素敵で、そんな2人と、自分と弟とを比べて見ているハルちゃんが切なくて、でも弟を想う強い気持ちを感じる。
    途中で犯人はなんとなく分かってしまったけど、それでも最後の最後まですごく面白く読めて、無理のない納得感のある終わり方だった。この方の作品全部読みたいと思うほど、すごい作家さんに出会ったな〜と思う。

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    2026年10月02日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    すごい連続殺人の話なのに、後日譚によって読後感は良くなっている。面白かった。

    第1部
    バイトで知り合った友達の高校仲間とともに、7人で島のバーベキューに向かう。そこにコテージを管理してくれている久城が加わって7日間過ごす。電気とガスはなく、水道だけ海底送水である。樋藤はクーラーボックスを二重底にして何かを隠し持っている。一人残らず殺すつもりだ。

    島に着くとコテージに入った。樋藤は4号室。オレンジジュースにヒ素を混入させる。

    しかし何もしていないうちに1号室の橋本が顔をぐちゃぐちゃに潰されて死んでしまった。凶器は置き時計。
    樋藤は泳いで脱出しようとする。しかし怪我をして、溺れてしまった。

    翌日の朝、2号室の大石が撲殺されていた。樋藤は彼と知り合うためだけに引越しアルバイトに入って2ヶ月ペアを組むまで粘ったのだ。

    次は3号室の竹内が殺される。凶器は石。
    加蘭がいなくなった。探すと遺体になって転がっていた。

    ここで伊志田は高校の時の話を始めた。みんなで幻覚剤を使ったことがあった。紀田がリンチを受けて、舌を切り取られた。被害者が樋藤の先輩だったことや、樋藤という名前が偽名だったこともバレる。

    第2部
    無人島での殺人事件から3年経った。真莉愛は大阪東部クリーンセンターで働いている。大阪では通り魔殺人が連続して起こっている。黒いゴミ袋を回収しようとしたら、中にバラバラにされた遺体が入っていた。そして被害者は第一発見者だ。つまり次は真莉愛が危ない。二人の女性警官が護衛についてくれるという。

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    2026年10月01日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    砂原浩太朗さん目当てで手に取りました。
    エッセイと小説がごちゃまぜなので何回か「あれ?なんで?」っとなちゃったのがかえって面白かったですね。著者22人で220頁とちょっと、バラエティに富んでいて次々読むのもスキマ時間にひとつだけ読むのもどっちも楽しかったです。テーマがお風呂だからかどんより重苦しかったり背筋が凍るほど怖かったりする作品は少なくて、時代小説もSFもほっこりイイ気分で読めた作品が多かったですね。お風呂に入る前からあったまりました。

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    2026年09月28日
  • おむこさんは殺人鬼

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    荒木あかねさんの最新作。
    ずっと待ってた!

    タイトルからして面白そう。
    と思ったら短編集だった。
    でも、テイストの違うストーリーたちでとても面白かった。
    全部良かったけど、『置き去りイヤリング』が爽やかで一番好き。
    荒木さんってこんな話も書けるんだな~。
    もっと荒木さんの作品読みたい。
    次作も楽しみに待ってます!

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    2026年09月28日
  • おむこさんは殺人鬼

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    短編作品らしいどんでん返しが気持ち良いです。
    どのお話もポジティブな展開、清々しいラストが多くて、
    読後感が爽やかなのも魅力です。
    すいすい読んでしまえました。
    長編をじっくり読む方が好みなのですが、こんな短編集ならまた読みたいです。

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    2026年09月26日
  • 此の世の果ての殺人

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    2ヶ月後に小惑星が衝突し地球は滅亡する。
    ありがちな設定だけど、この作品は地球が滅亡するのに免許を取りに行き、殺人事件も起きる。
    どんな時も人の心と正しさのあり方について考えさせられる。
    それにしても、光。。あっけなさすぎて悲しい。

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    2026年09月20日
  • おむこさんは殺人鬼

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    ほどよく気になる謎が提示され、最後にはすっきり解決する。深刻な描写はあまりなく、日常の謎系の親しみやすいストーリー。登場人物が成長したり、周囲との関係を築いたりする結末に心温まる。文章が読みやすく、読んでいてストレスがないのもいい。

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    2026年09月12日
  • 此の世の果ての殺人

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    もうすぐ世界が滅亡するなんて、突拍子もない設定ではあるが、だからこそ発生した様々な謎。見えてなかった弟の姿。見落としてた犯人像の伏線回収は2度読み必須かも。残忍すぎる殺害の仕方に、最後の最後の犠牲者に、悲しみもある。あらすじで感じるよりも結構“車”が大事ポイントかも。クライマックスに向けてのスリリングさ、後半は夢中で読み切った

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    2026年09月11日
  • おむこさんは殺人鬼

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    5つの話が入った短編集。
    悪くないけど特によくもないかな、と思った。それが読み進めるうちにどんどん面白くなった。
    中でも「答え合わせ」が気に入った。
    継父が今際の際に残した言葉をヒントに息子が犯人を突きとめる。いい話だった。あやうく泣くところだった。

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    2026年09月09日
  • おむこさんは殺人鬼

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    5つのミステリー短編集。

    ・ある人物を殺すために乗り込んだ夜行バスで財布盗難が発生し、疑われてしまうが…。『同好のSHE』

    ・映画館で隣の席だった女の貧乏ゆすりに腹を立てたことで起きた傷害事件。その真相に、“妙な被疑者”専門の取調官が挑む。『震える箱』

    ・東海道新幹線のパーサーが見つけた片方だけのイヤリング。不可解な落とし物はある犯罪に繋がっていて…『置き去りイヤリング』

    ・雪の上で血を流していた継父。彼の最後の言葉は、僕へのメッセージなのか、犯人を示すヒントなのか。『答え合わせ』

    ・怪しい行動を起こす婚約者を尾行している時に知り合った元探偵のおばあさんとの隠密調査。その結末は。『おむこさんは殺人鬼』

    前作よりも私好みの話ばかり。バットエンドでは終わらず、ホッとする終わり方のものばかりで、どれも面白くてあっという間に読み終わってしまった。

    荒木さんの長編社会派ミステリーが読みたい。できれば、2作目の『震える箱』の中平刑事が主人公の長編小説が読みたいな。絶対面白いと思う。

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    2026年09月04日
  • おむこさんは殺人鬼

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    一つ一つの短編がしっかりおもしろかった。
    『めでたしめでたし』という終わり方ではないのだけど、未来に続いていく感じがよかった。
    読み始めたら止まらなくなる、学生時代に読み耽っていたミステリー小説を思い出した。なんだか懐かしい感じもする不思議さ。

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    2026年09月03日
  • おむこさんは殺人鬼

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    5話構成のショートミステリー集で各話いずれも途中でネタバレしない見事な筋書きで甲乙付け難い。
    中でも「答え合わせ」は、継父が殺されると言うミステリーにも関わらず、血の繋がり無くとも深い親子愛を感じさせ感涙もののヒューマンストーリーで、突出して素晴らしい作品だった。
    「震える箱」は一見頼り無い刑事・中平が飄々と事件の真相に迫って行くストーリー進行が何とも痛快な作品。その他3作も面白く、著者の確かな力量を味わえる一冊だった。

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    2026年08月30日
  • おむこさんは殺人鬼

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    ★5 おもろい! 女性からみた社会課題や、生きていく上での悩みや不安が描かれている作品集

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 『此の世の果ての殺人』『ちぎれた鎖と光の切れ端』など、先鋭的かつ感情に訴えるミステリーを書いてきた荒木あかね先生の新作。どの作品も女性からみた社会課題や、生きていく上での悩みや不安が描かれている作品集です。

    めっちゃ品質が高くってビックリ、正直こんなにも面白いと思わなかった。長篇だけでなく短編もお上手なんすね~、舐めていてすみません。この作品はもっと話題になって良いと思います。まだお若いですし、これからもたくさんの作品を期待しちゃいます!

    ■各作品の簡単レビュー
    ●同好のSHE【おススメ】
    東京に向かう夜行バス、復讐を近いナイフを持ち込んだ女性。しかし隣席の女性にナイフを持っていることをとがめられてしまい…

    お話の舞台が高速バス、何かおこりそうな雰囲気が好きすぎる。想像以上の展開に驚く。とにかく次々と話が発展するのが楽しいし、お話としての筋も気持ちよくキレイなんだよね。終盤はさらにレベルアップ、想像だにしない結末が待っています。

    ●震える箱【おススメ】
    ショッピングセンターの駐車場で傷害事件が発生、被疑者の女性が通報してきたのだ。刑事が取り調べをするも、具体的でなく要領を得ない。この事件にはどんな秘密があるのか?

    何かを隠していそうな被疑者に対してひたすら会話が続く物語なんだけど、これが超おもろい! 会話劇も、少しずつ落としていく経過も、人物像も、背景も、他の刑事との関係性も短編なにのバランスよく書けてる。あと色々言いたいんだけど、とにかく甘える人間は嫌い。

    ●置き去りイヤリング【超おススメ】
    新幹線の売り子パーサーとして働く女性たち。接客業を得意とする主人公今井と要領が悪い新人依田の二人。仕事中に今井は落とし物のイヤリングを拾うのだが…

    おもろい!完成度の高いミステリー短編 短編だと今年トップレベルだと思います。

    ・新幹線のパーサーって題材がまず見たことなく面白い
    ・ミステリーの問題提示も不思議で奇妙、なにより真相の意外性が高い
    ・登場人物二人の関係性が素晴らしいし、この事件をとおして気づきも成長もある
    ・働く女性や職種、時代を切り取った課題提起もある
    ・リーダビリティが高く、ミステリーとしても読み物としても優れている
    ・こういったエモいラストが大好き

    と、マジ褒めるところしかありません。おもしろかったです。

    ●答え合わせ
    継父と息子の物語、誰かに首を刺され息も絶え絶えの継父から絞りでた言葉。犯人の手がかりかもしれない、息子には何を伝えたかったのか…

    テーマはダイイングメッセージ、こんなにも挑戦的かつ胸に響く死者からの伝言はあったでしょうか。父と子のエピソードを読んでると、自分の親としての体たらくぶりに気づかされる。

    ●おむこさんは殺人鬼
    まもなく結婚を控える女性、しかし街で彼氏が怪しい行動をしているのを見かけてしまう。そっと後をつけると、彼は見知らぬアパートへと足を踏み入れるのだった…

    男女の浮気話かなと思いきや、図らずも探偵ものに発展していく筋立て。キャラクターおばあちゃんが良すぎて、できればシリーズ化して欲しいほど。結婚すれば幸せでなく、その幸せを継続することが難しいんだよね。主人公の女性を応援したくなりました。

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    2026年08月29日
  • 此の世の果ての殺人

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    終末を迎える時に、自分はどのような選択をするのだろうか。

    数か月後に自分が死ぬ可能性が非常に高く、倫理観が狂った世界において
    自分の線引きを決めることで、理性を保つのは非常に難しいことだと思った。

    特殊条件だが、初心者にも推せるとても読みやすい部類に入るミステリーだと思う。
    解説にも書かれている通り、一人称視点で進むので、思考が混同しない。
    そして少しずつ謎が紐解かれていき、ある事実を境に結末へとなだれ込む。
    基本に則って書かれていて、非常に読みやすかった。

    この先どんなに頽廃したとしても、自分はお人よしな善人でありたい。

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    2026年08月22日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    壮大なストーリーなのに、ひとりひとりの登場人物の心情がとても丁寧に描かれている。やや複雑な人間関係も文章が読みやすいおかげで、すいすい頭に入ってきました。
    凄惨な殺人の物語でありながら、人が人を想う気持ちや友情、そして憎悪というものを深く考察するような人情深い小説だなと感じました。

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    2026年08月17日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    ネタバレ

    無人島・徒島にある海上コテージを訪れた友人同士7名。樋藤はリンチに遭った先輩の復讐として他の6人の殺害を計画していたが、自身が手を下す前に友人たちが惨殺されていく。第一部では徒島での事件。第二部ではその3年後に大阪を舞台とした事件が語られる。
    すごい物語だった。第一部は本格ミステリっぽく、徒島の地図、海上コテージの図が描かれていて、『そして誰もいなくなった』、『十角館の殺人』を想起させるような設定。それでいて、殺人を計画していた樋藤が探偵側に回るというまさかの状況となる。正直第一部の設定と展開だけで一冊作れるんじゃないかと思うんだけど、どんどんどんどん人が死んでいって、九城を名乗った漁師が犯人だと判明し、そいつの指を食いちぎって樋藤は海へ身を投げる。
    死体の第一発見者が連続して殺されていくという状況に対しても、理論的に納得のできる説明がなされ、またそれが友人を想うが故というのもなんとも言えない。なぜ舌を引き千切られていたのかについても、過去のリンチ事件と全く関係のない答えが用意されていて、九城への疑いを全然抱けない展開だったのもすごい。
    そして唐突に第二部が始まり、舞台も大阪に変わる。
    大阪市のクリーンセンターではたらく横島真莉愛は、いつものゴミ収集作業をしていると、バラバラ死体が入った袋を見つけてしまう。大阪では第一発見者が次々と殺害されているという事件が起こっており、その連鎖に真莉愛は巻き込まれていく。
    突然舞台も時間も変わって大阪での連続殺人事件にフォーカスが当たる。しかしそれを調査していくうちに3年前の事件との関連が見えてくる展開に引き込まれた。そして真莉愛と刑事の如子のバディ感は前作を思い出す。真莉愛は直情的で、如子は理性的。この復讐の連鎖のような物語の中で、如子が復讐について真莉愛に諭すシーンは印象的で、許せないと思うことは自然なことで大事なこと。でも決して独りよがりな感情で人を裁いてはいけない。この法治国家は数えきれない経験と議論の上で、さらに現在も議論を続けることで成り立っている。一部の最後で樋藤が「人が人を傷つけることを、正当化してはいけない」と語っている。復讐に走った樋藤が最後の最後に気付いたことが第二部でも語られ、復讐という動機が連鎖するこの物語で、この言葉は染み入る。
    真相が明らかになってからのラストシーンも劇的で、これも前作を彷彿とさせるような展開だった。序盤の引きからラストシーンまで夢中になって読み進められる読み応え抜群のミステリだった。

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    2026年08月16日
  • おむこさんは殺人鬼

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    読み終わってみると、強い女性がたくさんでてくる短編集だった。
    割と前向きになれる話が多く、楽しく読めた。

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    2026年08月16日
  • おむこさんは殺人鬼

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    謎解きはコージーミステリ的ですが、フェミニズム文学として最高です。
    これからもこういうテイストの本書いて欲しいなと思います!
    一番泣けるのは四話目の『答え合わせ』です。

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    2026年08月08日
  • 此の世の果ての殺人

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    もうすぐ隕石がやってきて、地球が滅亡する。
    そんな世界で発生した殺人事件に、特異な女性バディが挑む終末ミステリーでした。

    私は、SFならまだしも、ミステリー作品を読んで「この世界にいってみたい!」と思うことがこれまでありませんでした。そう思ったのは本作が初めてです。
    どうせもうすぐみんな死ぬ、という世界設定が魅力的なだけでなく、そんな状況の中で生きる人々の葛藤や信念、選択には心動かされるものがありました。
    捜査がどんどん進み登場人物が増えていく展開の良さ、荒れ果てた世界なのにため息が出るほど美しい壮観の描写は、何度でも味わいたいほど痛快でした。
    デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞した荒木あかねさん。本作を読んで大ファンになりました。2作目の「ちぎれた鎖と光の切れ端」も読んでみたいです。

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    2026年07月27日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    サウナが大好きだけど最近行けてなくて、この前夏でも湯船に浸かってみたらお風呂上がりの扇風機が最高に気持ちよくて、その時のすっきりしたような気持ちになれた本。いろんな風呂エピソードが詰まってます。

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    2026年07月16日