吉田修一のレビュー一覧

  • パレード

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    読み終わって薄気味悪さが残っている。
    ただ、読み返したくなる

    本当は誰も居ないかもしれないっていうのは、誰も暗い影には触れず、チャットのようなテンポのシェアハウス。誰も憎めない存在だけど、誰のことも心から信用はできない、そんな感覚が残ってる。

    かなり終盤まで、この問題もあの発言も解決してないけど...と若干不安になりながら読み、最後は怒涛の展開を見せる。きっと2〜3回読むと繋がると思うけど、初めて読んだ私はぼんやり煮え切らない感覚だけが残ってる。


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    2026年02月06日
  • 横道世之介

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    1987年。昭和の末期である。大学進学のため九州から東京へ出てきた横道世之介であった。
    「国宝」「悪人」と読んできて、丁寧に描かれる登場人物たちの機微や漂う哀愁、リアルな生活感なんかに魅了され、本作も読んでみた。

    東京に引っ越してきた世之介。引っ越してきた日にアパートの隣の部屋に住む女性と仲良くなり、彼女が作りすぎたという夕飯をご馳走になる。初授業でクラスの女性と仲良くなって同じサークルに入る。友人に誘われて合コンに出席して絵に描いたようなお嬢様と知り合っていつの間にか付き合う云々。

    なんじゃこりゃ。何かと都合良すぎじゃないかな。

    途中で読むのをやめようかと思いつつもダラダラと読み進めて

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    2026年02月02日
  • 国宝 上 青春篇

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    とっつきがヤクザの話とか設定が難しく評判を気にしないと読まないジャンルだったが話しが進むにつれてナレーションのテンポがハマり出し、キャラクターもいろんな表情が顔を出し、続きがきなる

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    2026年01月25日
  • 横道世之介

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    途中まで何が面白いのかさっぱり分からなかった。
    何やら受賞作らしいけど、なんで?
    こんな息子であって欲しくない、
    以外の感想が思い浮かばなかったけど。

    転落者を助けようとして亡くなった若者、いたな。
    と思い出す。
    日々をそれなりに生きていた人だったのだろう。

    立派な行いだと思うけど。尊敬するけど。
    やっぱりこんな息子であって欲しくない。
    立派じゃなくていいから生きていてほしい。

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    2026年01月20日
  • 路

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    2007年に運転開始した台湾新幹線、その立ち上げ時期に台湾、日本で交錯する人々の人生模様を描いた作品。

    5人の視点からそれぞれの人生で起こったことが綴られているが、並列で進める物語が多すぎ、それぞれが浅くなってしまった印象も受けた。個人的には安西に嫌悪感を感じるし、威志の話もそれほど掘り下げられているわけではなかったので、春香、人豪、勝一郎の3人に絞って、もっと深く描いてもよかったのではと思った。

    特に勝一郎の話について、この世代には台湾を故郷と考えている日本人も多くいたのだろうと考えさせられた。

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    2026年01月18日
  • パーク・ライフ

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    芥川賞ということで読んでみたが、自分には純文学があっていないのかと思うほど楽しめなかった。
    コンディションがいい時にもう一度挑戦してみようかな…。

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    2026年01月13日
  • ミス・サンシャイン

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    原爆やハリウッドデビュー、スキャンダルなど、波瀾万丈な人生を歩んできた鈴さんを描いているにもかかわらず、物語は終始淡々と展開していく。その静かな語り口が、かえって心地よく感じられた。

    佳乃子さんという存在が鈴さんの役者人生に影響を与え、さらに鈴さんの言葉が一心の人生を彩っていく。そうして過去から未来へと連なっていく流れが美しく、その過程に深く感動した。
    鈴さんの歩んできた歴史、一心の恋や過去、現実だけでなく空想の場面までも織り交ぜながら、これほど読みやすく、綺麗にまとまった作品になっているのは、やはり作者の確かな筆力があってこそだなと。

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    2026年01月10日
  • パーク・ライフ

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    ▪︎パーク・ライフ
    日常の一部を切り取ったかのような、なんの変哲もない生活の中に隠れたストーリーを、男女の絶妙の距離感を表現しつつ、特別にしてくれている感じが好きだった。
    目を開いているのに目の前のものは見えていなくて、別のことを考えている時の解像度が高くて共感した。オチに関しては、私は深い考察をするような思考を持ち合わせてないのだけれど、日常にオチなんてものはないのだから、それでいいのだろう。

    ▪︎flower
    「この世にある花の数だけ、人には感情がある」
    良い言葉だと思った。花をテーマに数多くの複雑な感情や人間模様を描いていて、シリアスな場面とは裏腹に鮮やかな表現にのめり込んでしまった。

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    2026年01月10日
  • 昨日、若者たちは

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    ただ流れていくいろんなものを1個ずつ掴みながら読むような本でした。

    抗えない流れにも空気にも1つずつ意味を見出そうとするのは10〜20代の若者だけではないけれど、そのピュアさや痛さは特有のものなのかもしれない。

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    2026年01月07日
  • パーク・ライフ

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    日比谷公園に集まってくる人々
    人と人との繋がり、取り止めのない会話
    そういったものがなぜかいじらしく愛おしい

    スタバ女(名前がずっと不明)
    主人公を諭したり、達観していたり、
    お姉さん気質っぽく見えるけど
    不思議な感じの雰囲気を纏ってる

    掴みどころがないキャラクターで妙に魅力的
    あとピタサンドとシナモンロール食べたくなりました。

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    2026年01月07日
  • 国宝 1

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    吉田修一作の話題作を漫画化。
    極道に生まれた立花喜久雄が進む歌舞伎の道。深淵で、ベールに包まれた奥の世界を、主人公喜久雄の目を通じて体験していく。一体どんな世界なんだろう、という興味と美しき歌舞伎の女形。家元を継ぐ俊介とライバルとなった喜久雄は、その才能を開花させていく。美しい世界観、厳しい極道の世界を覗き見る面白さが楽しみな1巻目。

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    2026年01月02日
  • 最後の息子

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    「国宝」があまりにも面白かったので他の作品も読んでみたくなって手に取った。

    10代から20代特有の青臭さや気怠さ、危うさ、瑞々しさが漂う3作品だった。
    高校の水泳部を舞台にした「Water」が1番好みでした。「破片」はそういう展開なんだとちょっとびっくりした。表題の「最後の息子」は正直よくわからなかった。けど、作者の描写がうまいので共感できなくてもその世界に入り込める。

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    2026年01月04日
  • 春、バーニーズで

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    夜中手にとって読みました。
    何がってことはないけど何もかも嫌になって、どこかへ。その後の物語。そういったこと私もあります。

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    2025年12月31日
  • パーク・ライフ

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    「パーク・ライフ」と「flowers」の二本立て。どちらも現実と夢の狭間のような空気感で、読んでいてフワフワした気分になる。個人的には「パーク・ライフ」の方が好きで、久しぶりに日比谷公園を散歩したくなった。

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    2025年12月24日
  • 国宝 4

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    美の芸事にうちこむ青年達を描くのにふさわしい相変わらずの絵、構図の美麗さ

    ただ心象風景がクローズアップして描かれるようになり時々話がわかりづらくなっていた

    漫画オンリーで話を追っているので何かもう少しわかりやすい構成に戻りますように

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    2025年12月08日
  • 7月24日通り

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    ネタバレ

    長崎が舞台とのことで読んでみたけれど、あからさまな長崎の描写はない。
    平凡な女性小百合が、亜希子先輩に利用されたり、その旦那さんに期待してちょっとショックを受けたり、聡史と再会して穴埋めに使われてるのが分かっても嬉しかったり、なぞの警備員が出てきたり弟の彼女と闘ったり。いろんな人の機敏が描かれていて一気に読んだ。間違ってる、分かってるけど、行ってくる、その清々しさに勇気づけられる。

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    2025年12月07日
  • パーク・ライフ

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    んー何だかよくわからない本だったな。

    前半の話はかろうじて読めるけど、後半の話は好きな感じではないしで、なぜこれが評価されているのかわかりませんでした。。

    自分が悲しい。

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    2025年12月05日
  • 初恋温泉

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    3.8/5.0

    タイトル通り、温かいお湯に浸かっているような気分になる、優しい小説集だった。
    が、パンチには欠けた。

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    2025年12月05日
  • 横道世之介

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    大学進学のために上京してきた横道世之介の1年間。
    世之介って、ずば抜けていいヤツってわけでもなく、だらしないところもあるごくごく普通の18歳。
    だけど誰の懐にもスーッと入ってきて気を遣わせず、一緒にいると肩の力が抜けるような気安さがあります。
    押しに弱くていろんな事をあれこれ引き受けるハメに。
    正直この本どうしてこんなに人気があるのかな…と思いながら読み進めた中盤、読み味がガラッと変わりました。
    大学生の普通の毎日がいきなり尊くなり、しょうもない出来事ほどキラキラしてくる、半端ない切なさ。
    疎遠になっても「あいつ今頃なにしてるかな」「あんなヤツいたなそういえば」と、みんながふと思い出し笑いする

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    2025年11月30日
  • 横道世之介

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    長崎から上京した世之介、大学生一年目の物語。

    スマホもSNSも無かった自分の学生時代を思い出す。

    途中で未来の話が挟み込まれ良いアクセントになっている。
    友達、彼女、そして自分の未来。
    それぞれの意外な一面が垣間見える。
    話に深みを持たせている。

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    2025年11月29日