吉田修一のレビュー一覧
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映画と原作本の感想をまとめてこちらへ~
江口のりこさんが主人公・桃子を演じているので、映画館で観るつもりだったが逃してしまった。
江口さんが今まで見たことがないエレガントな洋服で、淡々と不穏な雰囲気を漂わせて桃子を演じているのが新鮮だった。チェンソーを振り回し床下に蹲ってるシーンはさすがに彼女ならではというところか。最初は原作に時折りいきなり日記文があって、てっきり不倫相手・奈央の日記だとばかり思ってしまった。しかし、これはミスリードを誘っていて、桃子の日記だったことが次第に分ってきて、実は桃子も略奪婚だったと気づかされ、まんまと吉田さんにやられてしまった! 決定的に違うのは、桃子は妊娠して -
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「横道世之介」の続編
だけど、前作の登場人物が悉く出てこない
ある意味で単発で読んでも問題ない作品
以下、公式のあらすじ
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人生のダメな時期、万歳。人生のスランプ、万々歳。
青春小説の金字塔、待望の続篇。
バブル最後の売り手市場に乗り遅れ、バイトとパチンコで食いつなぐこの男。名を横道世之介という。いわゆる人生のダメな時期にあるのだが、なぜか彼の周りには笑顔が絶えない。鮨職人を目指す女友達、大学時代からの親友、美しきヤンママとその息子。そんな人々の思いが交錯する27年後。オリンピックに沸く東京で、小さな奇跡が生まれる。
『続 横道世之介』を改題の上、文 -
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ネタバレオリンピックを題材にアジアの4つの都市を舞台にした短編集
人生の岐路に立たされた主人公たちを描いていて、なかなか面白い作品集でした。
以下、収録されている各作品の感想
香港林檎
時代の転換点にある香港と、人生の転換点にある主人公が重ねられるお話。最初のところでジャッキー・チェンを成龍と呼ぶのは何故かと思ったら主人公が香港の人という設定でした。
大きな転換点にあるものに対して、当事者以外が興味本位で気軽に話を聞こうとするのは、個人の人生に関してはやりすぎないようにしようと気をつけているけれど、国の変化に対してとかは自分もやっちゃいそうだなと思った。
上海蜜柑
かつては将来を期待された -
Posted by ブクログ
個人所有の小さな孤島から、1人の老人が忽然と姿を消した。
老人の名は梅田壮吾。九州の富豪で島の持ち主だ。壮吾氏がいなくなったのは、氏の米寿を祝う内輪のパーティーが開かれた翌朝のことだった。
台風が間近に迫っており、本土に帰るのは不可能だ。島にはパーティー会場となった別荘が1棟あるだけで他に身を隠すところはない。ならば壮吾氏はどこに消えたのか?
氏のベッドにあった「遺言書」に書かれていた謎めいたことば。そして氏がパーティー当日に見せた不自然な言動。
残された手がかりをもとに、懸命の捜索が始まった。
謎が謎を呼ぶヒューマンミステリー。
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長崎県北西部の北松