夢野久作のレビュー一覧

  • あやかしの鼓 ――夢野久作ベストコレクション 夢の巻

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    オチがはっきりしなくてよくわからないものあるんだけど、個人的にはそこも含めて魅力的なんだと思う。
    妄想なのか現実なのか、夢なのか現実なのか、わからないからこそモヤモヤした読後感があっていい。
    かなり好き嫌い分かれそうなので本当に個人の意見ですが。

    本作に収録されているものだと「あやかしの鼓」、「死後の恋」、「支那米の袋」みたいに、一人称または誰かしらの語り口調で進んでいく作品が好きです。
    最初から不穏な空気が漂っているけど終盤にかけてさらに悪い方向にどんどん進んでいく感じ。

    この独特な世界観がクセになる。大好き。

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    2026年05月22日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    面白かったです。チャカポコは読み疲れるけど話は読みやすかった。主人公は一体誰なんでしょうか。時間が経ったらまた読み返したいと思います。人類皆基地外‼️正木先生が好きです。

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    2026年05月20日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    ネタバレ

    一言感想「なんかわかったけどなんかわかんない」
    説明や文章はどれも理路整然としていてよくわかる、わかりやすいはず......なのになんかわかんない、全部理解しきれてない感じ。
    ただ間違いなく言えるのは読んでよかった、面白かった、ということである。
    今まで経験したことがない読後感であった。
    いつかまた読みたい。

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    2026年05月10日
  • 少女地獄

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    飲み込まれたなあ

    途中から置いていかれて話の繋がらない所もあったけどそれでもいっぺんに読んだ

    夢野久作の書く狂気は癖になる

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    2026年05月04日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    ネタバレ

    面白かったしテンションも上がったけど、いまいち最後まで入り込めなかったのが残念

    私の過去の記憶はイクラ考え直しても、今朝暗いうちに聞いた「ブーン」という音のところまで溯って来ると、ソレッキリ行き詰まりになって終うのであった。……私は他人が何と思おうとも……どんな証拠を見せつけられようとも、自分自身を呉一郎と認める事が出来ないのであった。
    自己の同一性はどのように担保されているのだろうか

    「エッ夢……僕が夢……」

    ……よく考えてみると、私はまだその中から、私の過去の記憶の一片だも、思い出していないのであった――私は何者――という解答を自分自身に与える事が出来ない。憐れな健忘症の状態に止まっ

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    2026年05月01日
  • ドグラ・マグラ(上)

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    ネタバレ

    だんだん面白くなってきたぞー!で終わる上巻。
    目が覚めたら自分が誰かわからなくなっていた謎、語られる正しいか正しくかわからない謎の説明、謎の美少女、謎の論文、、や「 …………ブウウ――――――ンンン――――――ンンンン………………。」といった何かを暗示するかのような謎の時計の音というセット、諸々含めてエンターテインメントという感じがする。
    上巻だと全然、発狂できそうもなくて残念(?)

    「……お兄さまお兄さまお兄さま。妾は貴方のものです。貴方のものです。早く……早く、お兄様の手に抱き取って……」
     私は掌で顔を烈しくコスリまわした。
     ……違う違う……違います違います。貴女は思い違いをしている

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    2026年05月01日
  • ドグラ・マグラ(上)

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    日本三大奇書のひとつで、読むと精神に異常をきたすと言われている作品。

    表題の『ドグラ・マグラ』はいわゆる作中作。
    つまり『ドグラ・マグラ』の中の「ドグラ・マグラ」を読むのだ。
    しかもそれは精神を患う「わたし」が書き上げたものであり、さてその内容は真実なのか?

    もうそれだけで頭がグルグルだ……。

    上巻は、ほとんど正木博士の論文を読むことになるのだが、これがまた非常に難解。
    時間軸もあちこち、一人称も文体もあれこれ。
    ついて行くのがやっと、というか、ほぼついて行けていない感じだが、ここを突破してこその下巻なのでがんばって読みましょう。

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    2026年04月19日
  • 死後の恋―夢野久作傑作選―(新潮文庫)

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    夢野久作の作品は初めて読んだ。独特の筆致に最初は戸惑ったけど、慣れると面白く感じた!
    『死後の恋』と『支那米の袋』は特に怖かった。『死後の恋』はとにかくグロい…『支那米の袋』はだんだんと狂気に蝕まれていく感じが怖くて読むのも止まらなかった。『木魂』『あやかしの鼓』も凄く好き。
    どれも“いい意味で吐きそう”になる名作ばかり。
    次は『ドグラ・マグラ』読みたいけど、表紙がすごくインパクトあって買う勇気がでないな…

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    2026年04月17日
  • 猟奇歌 夢野久作歌集

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    殺したい殺したいとかそんな強い言葉ばっか使ってるのに、上っ面サイコパスごっこの雰囲気はまったくないのが、本物だなぁと。

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    2026年05月15日
  • 瓶詰の地獄

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    ネタバレ

    瓶詰の地獄が気になってたから買った。思ってたよりだいぶ短かったけど中身濃くて面白かった。(ハヤク、タスケニ、キテクダサイ。)ってすごい心に残る文章やな〜と思った。「一足お先に」の肋骨の描写がセクシーだった。「冗談に殺す」の鏡がよかった、主人公は「この鏡のせいで…!」とか言うてたけどそれは自分の心の問題やろとか思ってたら解説で同じようなこと言われててうれしかった。この人の文体基本ずっとセクシーだった。私も「・・・・・・」多用して創作しようかな

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    2026年04月07日
  • 死後の恋(乙女の本棚)

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    好きな作品であると同時に、かなり振り切った描写がある作品。乙女の本棚でどう表現されるか少し不安だったが杞憂だった。幻想的で動きのある素晴らしい挿絵でファンとしては嬉しい限り。挿絵なしで読んだ時とは語り手やキャラクターのイメージが一部変わったが、設定から考えるとこの挿絵の方が正しいと思う。
    作品への自分の好感度は近代作品TOP3に入るが、文体の完成度等が高い訳ではないので星4。

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    2026年04月05日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    ネタバレ

    上巻で「ドグラ・マグラ」の原稿を読み始めたシーンで、いわゆるメタ的な視点(単語の使い方が合っているかわからないけど)の物語かと思ったけど、最後にループを示唆する描写があってこの本を完全に理解するのは諦めました。
    そもそも原稿を読んでいる途中で博士が現れて現実の世界(原稿の外の世界)に戻ったと思ったけど、それも本当に戻ったのかどうかも怪しいし。
    ドロステ効果のような、ドグラ・マグラの世界を二重に見ているような感じがした。

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    2026年03月28日
  • 少女地獄

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    ボカロの「少女ふぜゐ」を聴いて
    「何でも無い」が一番人気かもしれないけど、個人的には「火星の女」が一番好きだった
    夢野久作の中でも読みやすい短篇集じゃないかな

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    2026年03月24日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    現代の文章に慣れた私には読みづらい部分も少なからずあったが、不思議と最後まで飽きることなく読み進めることができた。
    とはいえ、完全に理解することは難しく、その気もないというか、それが正解なのだろうなというのが正直な感想だった。
    よく分からないが、ある意味で期待していた読後感がある。
    少し時間をおいて、もう一度読んでみようかしら。

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    2026年03月18日
  • 探偵小説漫想 夢野久作随筆選

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    夢野久作を最近になってやっと読み始め、その魅力に心酔していたところだったので、夢野久作という人物を深く知る機会を与えてくれたこの本にとても感謝したいです。
    特に気になっていた夢野久作と江戸川乱歩の関係性や久作が探偵小説についてどう思っていたのかを詳しく載せてくれていたのでとても楽しく読めました。
    最後に久作の年譜も載せてくれていたのがとても有難かったです。

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    2026年03月02日
  • 押絵の奇蹟

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    ずっと読みたかった中編3編が収録されて最後までわくわくしながら読んだ。
    全て手紙形式で描かれているものだが、途中からは手紙ということも忘れて読み込んでいてポツポツ顔を出す手紙形式の文章にそういえばそうだったと気付かされるのが楽しかった。
    表題作の「押絵の奇蹟」は精神学的要素が入っていて、改めて夢野久作が描きたかった物語の造形を捉えられた気がする。
    また作家生活に入るきっかけとなった「あやかしの鼓」が期待以上に面白くて読む手が止まらなかった。

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    2026年02月12日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    少し前に読み終えた。新年の初読書は「ドグラ・マグラ」にした。

    下巻になってやっと話の筋らしいものが見えてきて、推理小説的になってきた。読み終えたが別に精神に異常をきたしてもいない。昔風の小説、なんだろうか。

    読後感はあまり良いとはいえないので⭐︎1つマイナスです。

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    2026年02月02日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    ネタバレ

    本作は探偵小説に分類されるようだか、単なるジャンル文学として消化するにはあまりにも意義のある読書体験だった。

    作中では、唯物論的アプローチを批判する文書がいくつか挿入されているが、ひどく簡単に換言すれば、「正常」な精神を備えた人間など存在しない、ということなのではなかろうか。そのことについて、これまで考えたこともなかった深度で考えさせられた。

    物語筋の部分については、前述の文書で提示された視座が、後半で本筋の物語へと回帰する際に、読者に解釈の余白を与えてくれていたので、「こーゆーことかな、あーゆーことかな」と長い余韻のなかで結末を味わうことができた。

    とはいえ、何だかよくわからないという

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    2026年01月24日
  • 人間腸詰

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    表題作『人間腸詰』:夢野久作らしい語り口とおかしみと血生臭さのある作品。かみんかみん。
    『木魂』:優しくて繊細な数学教師の父と、賢くて素直な幼い息子、二人の家族の悲劇。悲しいのに神秘的で美しい。
    『悪魔祈祷書』:店主がいわく付きの商品について客に語るのは同作者の『白くれない』もそうだったと思うけど、ぞっとさせるだけさせて真相は拍子抜けするくらい単純なものというオチも似ていた。でもその“ぞっとさせる”部分が凝りに凝ってて好きだし面白いから、もっと頂戴という気持ちになる。
    『戦場』:情景描写が凄まじく、戦地となっているフランスの夜の極寒が読んできて身に染み渡る。

    この辺りの作品が好き。

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    2026年01月17日
  • 人間腸詰

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     人間を腸詰めにする地下工場での猟奇的な冒険譚や髪切虫が主人公の話、悪を称えた聖書に地獄絵図とも言うべき戦場の陰惨な事件など強烈な短編が8編収録されていて、どれも怪奇幻想趣味がふんだんに盛り込まれていて恐ろしくも思わず引き込まれるものばかりだった。

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    2025年12月22日