夢野久作のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレたしかに読んでいて頭がちょっと狂ったかも。嘘か本当かわからないもっともらしい理論だが、ここまでなるほどと思わせればたいしたもん。
時計の音で目覚めると自分には記憶がなく、精神病院に入れられていた、というオープニングから、実は精神異常になった自分が毎日目覚めてからの一日を延々と何度も繰り返しているのではないか、そしてそれを学者がじっと観察しているのではないかという結末までまさしく想像力・妄想力を極限まで刺激された。作中作が登場するメタ構造や、なにも書かれていない巻物を見ただけで呪われた先祖の行いを再現してしまうという設定、どちらが正しいのかわからない二人の医者、しかもそのうちの一人が自分の父 -
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Posted by ブクログ
読みました。やはり「瓶詰地獄」が最高でした。あと、「いなか、の、じけん 抄」の「スイートポテトー」が好きでした。
「猟奇歌」は漫画に描くととても暗く濃いものが出来そうだ。イメージだけが突き抜けていて血生臭くてたまらん。
ホラーと言われるテイストを求めて読んだのだが、「氷の涯」には特にその手のものはなく長い割に?となった。ドグラマグラ的な立ち位置がわからなくなるような話なのかと思ったがそういうわけでもなかった。前半と後半で味わいも変わるのもまた?となったところ。ただとても「ドグラマグラ」味を感じる中編なんだよな。ケムに撒かれている感じ。この手紙を書いた主人公は実際のところ本当にあった事を書いてい -
Posted by ブクログ
面白かったです。
わかったようなわからないようなって感想よく見ていたけど、まさにそうなんだなと。
途中読みにくい文章があって、これを読み切れば他の本読むの苦じゃない気がするとすら思いました。
以下ネタバレで
まさか私がモヨ子のお腹の中の胎児だと思わないですよ。
呉一郎の…っていう正木博士の言葉で私は呉一郎でないことがわかりましたし、瓜二つでも納得であると言うのも伏線だったんですね。多分。
正木博士、強烈だったけど嫌いになれなかった。
人間味を捨てきれないように見えたのがまた良かったのかもしれない。
これも自分の考察なので、実際は全然違うかもしれませんが。 -
購入済み
読めばきっと狂ってしまうという都市伝説まである本作。
おどろおどろしく、また難解なストーリーで読むのが苦痛に思える場面もあるものの、読み進めるうちにその世界観に惹き込まれてしまいました。