夢野久作のレビュー一覧

  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    この美しい、楽しい島はもうスッカリ地獄です。
    浜辺に流れ着いた3通の手紙。そこには、遭難した兄妹の無人島での生活が綴られていた。

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    2024年09月19日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    ネタバレ

    主人公の掴みどころのなさがこの作品の魅力だと思う。序盤は虐待されても親を慕い続ける健気な少年、中盤からやんちゃさや狂気が見えてきてぞくりとする。
    個人的には前から中盤の掴みどころのなく不思議な世界観が大好き。

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    2024年09月15日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

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    全話2度読みしました…
    短編だけど、何度読み直してもわからなくて、永遠に出口が見つからない

    夢野久作の異世界に迷い込む感覚がたまらない…
    まさに幻想文学の真骨頂。
    この方を超える人は、なかなかいないのでは?

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    2024年09月15日
  • 人間腸詰

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    「ネオン・サインが極楽の光なら、水銀燈は地獄のアカリなんでしょう。」p32

    「偉大なオデコ」p78

    「そんなものは印象し過ぎるほど、印象しておりますから。」p226

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    2024年10月18日
  • 瓶詰の地獄

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    瓶詰めの地獄が別格で良かった。
    最後の手紙でいろいろ想像させられる。
    他の小説や映画でも聖書がよく出てくるので、段々気になってきた。

    狂気的な女性が出てくる話が好きだけど、少女地獄で感じた狂気の方が好みだった。

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    2024年08月30日
  • 少女地獄

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    短編集だった。昔から女は男性を利己的で狡いと表現しているところに時代を超えても変わらない価値観を見つけた。

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    2024年08月15日
  • 文豪死す

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    文豪6名の最後を飾った作品を集めたもの。同じような趣旨で、デビュー作代表作を集めた「文豪誕生」も読んで出版社の策にとても共感している。
    表装は今風というかアニメタッチな文豪が1人、芥川だろうかと想像する。
    登場する6名の文豪、初めましての方もいて、読書の門扉が少し開けた気がする。
    それでも好きになったかと言うとそこまでではないが、この点が点と合って線になっていくんだろうなと思う。
    特に芥川龍之介はこの作品でちょっと興味をもった。そして梶井基次郎は檸檬の他に機会があって良かったと思う。

    文豪死すも文豪誕生も、名前は知っているけどそこまでじゃないと言う人にはぴったり。機会があったら読んでみると良

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    2024年08月15日
  • 文豪死す

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    「文豪たちの最期を飾った名作を読む」
    それぞれの作家の年表、代表作品ガイド、人物相関図、ゆかりの地、行きつけの店も記載されていてとても面白く読めました。

    やっぱり太宰治の『グッド・バイ』はものすごく面白いので未完なのがとても残念です。続きが読みたいです。中島敦『李陵』はほとんどが漢字で読みにくくて挫折してしまいました。
    また、泉鏡花の『縷紅新草』は、非常に文体の美しい傑作と言われているようですが、なんとなく雰囲気は掴めるものの読むのに苦労してしまいました。

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    2024年07月10日
  • 少女地獄

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    念願の夢野久作第1冊目。
    予想よりも読みやすく、面白かった。

    なんでもない、けむりを吐かぬ煙突が好み。

    昔の日本女性って私なんかより肝が据わってて艶かしくて「ホホホ、、、」と笑う

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    2024年07月09日
  • ドグラ・マグラ(上)

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    上巻のみ、以前に読んだことがある。
    日本三大奇書として有名な本書だが、最も流通している文庫本であるにも関わらず、卑猥な表紙が一向に改善されないのが残念である。
    確かに怪しさはあるし奇書っぽさは出ているけれど、本編にこんな女が登場するわけでもないし、この表紙を隠さずして堂々と街中で読むのは憚られる。むしろ、シンプルな表紙で何の害も無さそうな本なのに、中身がスチャラカ、チャカポコの方が面白くて良いのに。
    せめて精神病院の標本室にある絵の構図ならば、卑猥さがあっても納得できるのにな…と読みながら改めて思った。

    やはりお気に入りは、キチガイ地獄外道祭文の皮肉っぷり。ちょっと長すぎるけど。

    スチャラ

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    2024年07月07日
  • 死後の恋(乙女の本棚)

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    うーん…イラストがあったけど、難しかった…夢野久作先生の話が難しいのかな。ソ連やロシア系の話が好きな人に合いそう。

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    2024年07月02日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    夢か現実か?
    著者らしい展開と落ちでありながら、暗めのイラストを交えてより幻想的なファンタジー。
    同シリーズは秘密しか読んだことがなかったが、それより読みやすい色使いになっており、不快感が無かった。
    話自体も人魚姫のような切ないおとぎ話であり、大人向け絵本として、良い塩梅。

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    2024年06月24日
  • 少女地獄

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     三者三様の少女の地獄というべき経験を書簡形式に表した『少女地獄』、ある記者が訪ねた家で未亡人と出会い恐ろしい事実が判明する『けむりを吐かぬ煙突』など、おどろおどろしくもどこか美しさも感じる世界観で魅力的だった。

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    2024年06月16日
  • 少女地獄

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    三人の少女に襲いかかる三通りの地獄をリアルに描写したのは読んでいてゾクゾクとした怖さがある
    特に一本目の「何でも無い」は秀逸
    誰もが一度はしたことがある「嘘を嘘で隠す」を突き詰めていけば待っている地獄、それを解釈する他人の汚さがもうたまらなく恐い

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    2024年05月21日
  • 押絵の奇蹟

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    高校時代に熱愛した怪奇幻想小説。
    米倉斉加年の色っぽい表紙が魅力的だった。
    久作の「押絵の奇蹟」、「ドグラマグラ」、乱歩の「押絵と旅する男」、正史の「かいやぐら物語」「真珠郎」がとストライクの趣向だった。
    これらの作品で、自分の嗜好の方向性が決定付けられた。

    「不義密通!」と叫んで妻と娘を斬り殺すところに江戸時代の残滓を感じたが、本当に不義密通があったのか、それとも胎教による影響なのか、結論を宙吊りにしたまま物語は終わる。

    夢野は一人称語りを得意としているが、本作も手紙体の一人称語りだ。
    夢野はこのスタイルをエドガー•アラン•ポーからの学び、多くの一人称小説を生み出していく。

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    2024年07月27日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    奇怪

    少なくとも一読では何も理解できない
    すぐにコンガラカル

    ただ夢野久作の頭のおかしさに絶句する

    途中の論文を読むのには骨を折るが
    もう一度読んだら違った発見がある
    その勇気はないけど

    怖い
    現実と無関係には思えない

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    2024年03月16日
  • ドグラ・マグラ(上)

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    ヨビノリさんの影響で衝動買いした奇書

    「胎児の夢」
    進化の過程を辿る胎児の夢、先祖の心理遺伝

    「地球上に狂人でない者はない」
    癖や性格などは自分をコントロールできない一種の例
    狂人を見て笑う者は自分は例外だと思っている

    途中の論文は読むのが苦痛に感じる部分も少々

    内容は面白いし惹かれる

    自分も五十歩百歩である事を気付かずに人を笑う者を痛烈に批判する場面にちょっと笑った
    (批判している本人も例外ではない)

    クライマックスがヤバいらしく、下巻を読みたい


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    2024年03月16日
  • 死後の恋(乙女の本棚)

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    夢野久作命日、死因は脳溢血。
    1928年 「新青年」

    ロシア貴族の血を持つ男。
    日本の軍人を捕まえて「死後の恋」を語る。
    独白体形式。

    ロシア革命直後、ウラジオストク。
    親から譲り受けた見事な宝石を隠し持つ、美しい少年兵との関わり。

    分隊は壊滅、絶命する仲間。
    少年兵と偽っていた少女は、生きたまま蹂躙され内臓に宝石を撃ち込まれていた。
    圧倒的、高圧的、夜の森。
    凄惨な死体の内側に輝く宝石。

    アナスタシア内親王殿下!


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    2024年03月11日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    夢野久作命日、遺作は「ドグラ・マグラ」
    1928年『猟奇』

    海洋研究所に漂着した手紙の入った3本のビール瓶
    それは、孤島に漂流した兄妹からの手紙
    一方通行の書簡体系式。
    時間を遡って手紙が読まれる。
    タイトル「瓶詰地獄」のセンスの良さ。
    悲劇的状況の中で二人という幸福。
    心身の成長と共に変化する関係。
    なぜ地獄なのか、美しい兄妹の孤島での生活を読んで欲しい。

    ホノジロトヲジさんの乙女系的キャラクターに救われるが、イメージ的には、もっと人間的かな。

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    2024年03月11日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    夢野久作、命日。享年47歳。
    1926年 九州日報

    残酷で美しい童話のような。
    水晶のように光る湖。
    鐘作りに失敗した父が沈む。兄が沈む。
    花の鎖で兄の元へ。
    夢想的な美しさと現実的な孤独感が湖に沈む。
    美しいけれど寂しげな物語にねこ助のコラボがとても素敵でした。

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    2024年03月11日