夢野久作のレビュー一覧

  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    とてもきれいな文章と、美しいイラスト。
    洋服とお寺の鐘がミスマッチできれい。
    二人はかわいそうではないと思う。

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    2024年03月09日
  • ドグラ・マグラ(上)

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    男の目が覚めると、自分の過去に関する記憶が全て失われていました。
    男は、九州大学の精神病科にいましたが、ある怪事件の目的は何か、犯人が誰かという真相を明らかにするため、医学教授若林博士が記憶を回復させようとしていました。

    男は若林博士から絶世の美少女が許嫁と言われ、彼女のためにも記憶を喚び起こそうとしますが、全く思い出せず、自分が誰だかわからない恐ろしさや、精神病患者であるみじめさを感じます。

    また、男は自分が偉人正木先生の実験『狂人解放治療』にかけられていると知らされます。
    正木先生の研究内容について読んでいると、脳髄の機能や、精神病について考えると同時に、自分が何者か考えてしまいます。

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    2024年03月04日
  • 瓶詰の地獄

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    近代文学を克服すべく、あれこれ読んでいるうちに出会った夢野久作。湿っぽくて残酷で恐ろしいのにどこかワクワクしてしまう自分がいるような。
    いずれドグラ・マグラにも手を出そうかと思います。

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    2024年02月19日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    これまで読んだことのないような、精神が翻弄される奇書。
    読者の脳の働きを試されているかのよう。
    再度、映画(DVD)を観てみるつもり。

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    2024年02月04日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    夢野久作初めて読んだけど世界観が綺麗でした。特に最後の池のシーンが幻想的だった。2人とも沼の中で幸せに過ごせているといいな。

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    2024年01月23日
  • 少女地獄

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    最初文章に慣れるまで少し時間がかかったが、全編通じて独特な雰囲気を感じた。

    もぅ少し夢野久作の作品を読んでみたいと感じた。

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    2023年12月17日
  • 少女地獄

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    夢野久作の短編集。どの話にも強烈な印象を残すヒロインが登場するので、作者の人物描写の堪能さに舌を巻く。
    個人的には「何んでもない」の姫草ユリ子が好き。名前年齢学歴生家、自身を構成する全てを虚構で塗り固め、巧みな話術と徹底した振る舞いで周囲を「姫草ユリ子の世界」に巻き込んでいく彼女。
    今年は嘘を吐くことで愛することを知ろうとしたヒロインのアニメがヒットしたが、姫草ユリ子にとっても嘘を吐くことが彼女なりの、世界を愛し愛される術だったのではないかと感じる。多少屈折している気はするが、嘘は最上の愛情表現……なのかも。

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    2023年12月16日
  • 少女地獄

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    今にも通じるところのある話だなと頷きながら読みました。この手の人物は今も昔も変わらないものなのだな、と。

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    2023年11月28日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    儚く幻想的な世界観でとても心に残りました。彼が作った鐘の音が聞くことができるならば、聞いてみたいです。

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    2023年11月16日
  • 瓶詰の地獄

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    わずか10数ページの『瓶詰の地獄』がよかった。どの短編も江戸川乱歩の世界をもっと過激にした感じ。30年ほど前に読んだ『ドグラ・マグラ』もそろそろ再読したい。

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    2023年10月01日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    とある島に流れ着いたた三本のビール瓶には、それぞれに手紙が入れられていた。
    その手紙には、離れ島に漂流してしまった兄妹による、助けを待ちながら暮らす島での何年間にもわたる生活の様子と、懊悩が書かれていた——

    〈ああ。何という恐ろしい責め苦でしょう。この美しい、楽しい島はもうスッカリ地獄です。〉

    鼻血がでそうなほど耽美な話だった。十一歳の私と、七歳になったばかりの妹のアヤ子。
    二人きりで漂流した先は、それでも食糧が豊かにあり、清らかな風と美しい花に彩られ、小鳥のさえずりを聴きながらのんびりと過ごせる島だった。
    まるで楽園にいるかのような暮らしをしていたはずだったが、アヤ子が成長していくにした

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    2023年09月13日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、夢野久作さんとねこ助さんのコラボ作品「ルルとミミ」です。先日運よく1番に借りることができました!!もう~嬉しいっ!…ということで、なんとも表題もイラストも可愛い感じで、期待も高く読んでみることに…。

     水が黒く濁るとよくないことが起る予兆だと恐れられている湖があった…。湖のふもとで、兄のルルと妹のミミのふたりで生活していた…。ふたりの父母はすでに他界しているが、亡き父のあとをついで鐘造りになったルル…新しい鐘を丹精込めて作ったが、その鐘は鳴らなかった…。心を痛めたルルは湖に身をなげる…。一人ぼっちになったミミは、ルルに会いたいと湖のほとりで涙を流すと、睡蓮の声が「…

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    2023年08月23日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    最近ブク友さんたちの間で話題になっている『乙女の本棚シリーズ』
    色々気になる本がある中で私が選んだ一冊は『瓶詰地獄』
    この漢字四文字の並びからして、もう期待しかありません。
    浜辺に流れ着いた瓶詰。その中には無人島に取り残された兄妹からの手紙が。
    このあらすじを読んで、私の脳内はすっかり『人魚とビスケット』になっていました。これ、絶対好きなヤツじゃーん、と。
    しかし、ページを捲るとすぐに地獄の意味が分かります。分かった上でページを捲り続けなければいけません。
    昭和三年に発表されたこの作品。文体や言葉使いなどが丁寧で上品な分、地獄の感じが増しますね。
    そして、なんといってもこのイラストが苦しさをよ

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    2023年07月31日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    絵本にすることで手に取りやすく読みやすくなっていると感じる。
    どこまでが夢でどこまでが現か。
    曖昧な境界を明確にせず美しさに魅せられた兄のところへ妹は花の鎖を握ってゆく。

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    2023年07月26日
  • 死後の恋(乙女の本棚)

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    ネタバレ

     乙女の本棚シリーズから、夢野久作さんとホノジロトヲジさんのコラボ作品「死後の恋」です。この二人のコラボ作品は「瓶詰地獄」がすごくよかったんで、期待も高く手にしました!

     浦塩の町で一人の男性に話しかけられたところからはじまる…。その男性は、乞食のような身なりをしているが、貴族出身で元ロシア兵士のワーシカ・コルニコフ…コルニコフは、私の「死後の恋」について話を聞いたうえで、「私の運命を決定てください」と、自らの兵役時代について語りだす…。兵役時代に知り合ったリヤトニコフは、無二の親友とも呼べる存在、彼も貴族の出身だろうと会話を重ねる中で感じてた…。戦場に出向く前の晩、リヤトニコフはコルニコフ

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    2023年07月19日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    美しく、哀しいおとぎ話。
    ねこ助先生の挿し絵も、落ち着いた薄暗い配色で、おとぎ話調の哀しい物語を美しく彩っている。
    登場人物の衣装がとてもかわいらしいのも素敵素敵。

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    2023年06月26日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    ネタバレ

    最後の手紙で二人の関係性がわかって、冒頭の手紙の犯した罪の意味がわかり、こちらまで苦しくなるようだった。幸せが不幸せに転じる楽園。守りたいのに加害してしまいたくなる葛藤。助けが来た絶望。

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    2023年06月02日
  • 死後の恋(乙女の本棚)

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    浦塩の町で、1人のロシア人が話しかけてきた。
    彼が語るのは兵隊時代の話と、それにまつわる「死後の恋」についてであった。

    話の構成が巧い。
    鬱展開だったが、最後のオチが愉快で良かった。

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    2023年05月19日
  • 少女地獄

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    人間の怖さや陰は時代とともに儚げに変わるものもあれば、時代背景でこんなにも影響を与えるのだなと考えさせられました。
    火星さんと呼ばれた少女は
    ルッキズムや人と違うところなどに焦点を合わせず
    男性の道徳観念に関してに怒りを覚えたのも面白かったです。
    「火星の女の置き土産、黒焦げ少女の死体を受け取りください。
    私の体は永久にあなたのものですから。」
    この言葉から炎のように赤い怒りを感じました……

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    2023年05月13日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    「犬神博士」と呼ばれる変人が幼少時代の思い出を語る夢野久作の絶筆作品。乞食芸人に育てられた5、6歳の美少年が様々な修羅場をこえて、筑豊炭田の利権が独占資本の手に落ちるのを防ぐ。風俗騒乱の踊りで猥褻罪で捕まったり、イカサマ賭博を見破ったり、玄洋社社長と堂々とやりやったりと娯楽要素たっぷりの冒険譚。日清戦争前夜の風俗の描写、独特の言い回しも読者の楽しみを与えてくれる夢野久作の代表作。お勧めです。

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    2023年04月19日