夢野久作のレビュー一覧

  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    乙女の本棚シリーズ。
    夢野久作の作品はドグラ・マグラ以来初めてです。さすがの世界観。作中の兄妹と、イラストの男女は若干年齢が違いそうな気がしましたが、この作品にとても合っています。

    純粋な思いと、人間の欲望。3本の瓶に入った手紙がとても悲しく、2人の間に起こってしまった事が推察されて何とも言えない気持ちになりました。

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    2025年04月26日
  • 押絵の奇蹟

    購入済み

    様々な要素を詰め込んで

    推理小説や怪奇小説やさらにはトンデモ科学まで様々な要素を押し込んで一つの作品に仕上げている。ヒロインの独白のみで構成されているためもあって、ヒロインの正常性 正気を疑わせるような雰囲気もあってそれはそれでとても良い。ただ様々な要素を押し込んだせいで、ちょっと読みにくいところも散見される。

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    2025年03月02日
  • 支那米の袋

    購入済み

    凝った構成の作品

    女の独白のみで描き出されたされた、ある意味凝った構成の作品である。日米開戦直前の慌ただしい世相をうまく反映させている。作者夢野久作の得意とする怪奇色.耽美色はやや薄いが、ストーリー展開の面白さは流石である。

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    2025年03月02日
  • 悪魔祈祷書

    購入済み

    江戸下町言葉の響き

    江戸下町言葉の響きがとても飄逸で心地よい。語られているストーリーの胡散臭さを語り口の面からも強調している。今も昔も古本趣味の人というものはこのような性癖を持っているようだが、この作品でもいささか病的な古本趣味をついて、作品に味わいを出している。それにしても「悪魔の教え」というものは現代では「科学」であり「物理学」なのかな。

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    2025年03月02日
  • 虫の生命

    購入済み

    ちょっと幻想的でよい

    海若藍平のペンネームで書かれた童話風の作品である。他の生き物を殺さないと生きてゆくことができない生き物の「業」を描いている。「胡蝶の夢」のアイデアを借りているところがちょっと幻想的でよい。他の童話の中によくある勧善懲悪や教訓モノでないところも好感を覚える。

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    2025年03月02日
  • 死後の恋

    購入済み

    読みやすい

    幻想 怪奇モノを得意とした作者夢野久作らしい作品である。ありえないことをおどろおどろしく描き出した作品ではなく、戦争中ならたとえ現代でも実際にあり得るかもしれない と思わせるところにこの作品の真価がありそうな気がする。短編ということもあるので、夢野久作の中では読みやすい作品になりそう。

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    2025年03月02日
  • ルルとミミ

    購入済み

    透き通った童話

    ドグラ・マグラの作家 夢野久作の作品とは思えないほど、透き通った童話である。あえて人生訓 や教訓めいた要素を盛り込まず、これと言った悪人も登場させず、ひたすら哀しくも美しい仕立て上げている。女王も多くの生き物を助けるために、やむを得ず二人を犠牲にした ということなのだろうが。

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    2025年03月02日
  • 卵

    購入済み

    童話っぽい体裁を取っているが

    童話っぽい体裁を取っているが、「卵」が象徴的に意味する内容が、作者夢野久作が得意とするエロっぽいようなややグロテスクな雰囲気をうまく醸し出している。ところどころに男女間の関係ですよ と示唆する文章が入っているが、このような示唆がまるでない方が、より童話的象徴的でいいような気もする。

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    2025年03月02日
  • 難船小僧

    購入済み

    オチがどうも

    ミステリー風のタッチで話が進んでゆくので結構ワクワクして読み進めていった。科学を信奉する船長の考えに肩入れしていたが、オチについては結構がっかりしてしまった。もう一捻りすると面白い作品になったと思うのだが、これでは中途半端な印象がしてしまう。

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    2025年03月02日
  • キチガイ地獄

    購入済み

    妄想と現実のあいだ

    妄想と現実のあいだの微妙な関係を、精神病者の口を借りて描きあげている。ストーリーの舞台を二重三重に重ねてゆく技法は、なかなかに見事である。いわゆる「キチガイ」の話すことだと言っても、どこか本当っぽいニュアンスが潜んでいて読者をハラハラさせる。

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    2025年03月02日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    ネタバレ

    何だか切なくて、可哀想な話だと思った。
    せっかく海難事故から逃れて、兄妹2人、南国の楽園のような島にたどり着いて生きながらえたのに、聖書という書物があったからゆえに、ある意味その地で生きるには不要な知識を植え付けられてしまい、悩み苦しむことになってしまったのだ。

    聖書を読んでいなければ、一般的な世界でタブーと言われることは起こってしまったかもしれないが、2人とも、そこまで深刻に思い悩むこともなく、楽しい人生を送れたのではないか。二度と元の社会へ戻れないのであれば、今いる土地で幸せに生きられる道を模索することの方が、ずっと良いのではないか、と考えさせられた。

    色々な解釈ができると思うのだが、

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    2025年02月06日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    幻想的で美しくもあるが、なんで沈まなあかんねん、って言いたくなるんですよね。

    イラストと物語の世界観はとてもマッチしていました。

    2024.11.18
    189

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    2024年11月19日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    美しい童話みたいだけど、最後は死んでしまったなぁ。
    湖の中に御殿があり、女王様が住んでいるの、竜宮城みたいに描きそうだけれど、ドレスに冠をした女王様となぜかメイド服みたいなミミが描かれるので西洋風に感じる。
    鐘を作るルルはほっそりしていて長い三つ編みなのて、ちょっと女の子みたい。でも文章の雰囲気に合っている絵だと思う。

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    2024年11月19日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    南の島に漂着した少年少女の兄妹の物語。
    島に閉じ込められたことと、瓶の中に物語を閉じ込めたことが掛かっているのかな?
    兄妹で愛し合ってしまったと憂いている内容で、挿絵も美しいのだけど、本当はロビンソン・クルーソーのような格好だったんだろうなあ。

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    2024年11月18日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    妖しげな姫様(?)の絵が好みでジャケ買い。近代文学史に名を残す文豪たちによる怪作集。「桜の森の満開の下」「芋虫」「夢十夜」は以前読んだことがありましたが、今回も変わらずおもしろくて好きな作品です。個人的には「白蟻」のいい意味で「何を読まされているんや…?」という気持ちになり印象的でした。

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    2024年11月05日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    「乙女の本棚」というシリーズで、文豪の名作に人気イラストレーターがイラストをつけた、大人向けの絵本シリーズらしいです。

    恥ずかしながら、夢野久作はドグラマグラしか知らず、この「瓶詰地獄」を読んだことがなかったので、「えっこれだけ?抜粋版なのかな?」と思ってしまいました…
    (後で元のを読みましたが、元々短いお話でした)


    絵が綺麗です。
    このホノジロ・トウジさんというイラストレーターの方は「刀剣乱舞」のイラストレーターもしてらっしゃるとのこと。


    ちょっと夢野久作の作品に充てるには美化しすぎな気もしましたが、それはそれでいいんじゃないかと。
    ただ話の内容と絵が合ってない細かい部分があったの

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    2024年11月03日
  • 縊死体 乙女の本棚作品集

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    乙女の本棚シリーズでおなじみ、ホノジロトヲジさんのイラスト作品集。
    あらためて読み返してみても夢野久作や泉鏡花との相性がよすぎて、どれも妖艶&崇高な雰囲気が醸し出されている!
    お目当てだったイラスト描き下ろし短編『縊死体』は、ストーリーにあわせて夕刊を模した仕様になっており、ポップと不気味なテイストの融合がたまらない。乙女の本棚シリーズでの新作も楽しみ。

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    2024年10月28日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    改めて読むと、夏目漱石や江戸川乱歩の文章のなんと読みやすいことか。

    個人的には夢野久作の瓶詰地獄が、短編のなかに、考えさせられる構成の工夫があり、謎解きのようで面白かった。
    わかりやすさや時系列がシンプルな今時には見られない昨日だった。、

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    2024年10月27日
  • 少女地獄

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    夢野久作、小栗虫太郎は、決して面白くないというわけではなく、むしろ好きな方ですが、常識や理性が揺さぶられる。個人的には「火星の女」が好きかな。ペッペッ。

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    2024年09月27日
  • 少女地獄

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    17さいの夏に東京に連れていった。不穏さも爽やかであり、少女のグロテスクな心情が癖になる感じだった。

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    2024年09月26日