夢野久作のレビュー一覧

  • 少女地獄

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    乙女たちの、それぞれの地獄。
    おかしくも我が身を振り返ったり、ゾワっとしたり。
    私たちはいつの間にか、ある地獄に足を踏み入れていたりするのかもしれない。

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    2025年08月29日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    何か恐ろしい展開が待っているのでは?と、ハラハラしながら読みましたが、夢野久作作品独特の書き方は抑えめでとても読みやすく、でも幻想的な雰囲気はたっぷりでした。

    どこからが夢で、どこからが現実なのか、または全て、悲しみが見せた幻なのか。何とも切ないお話でした。
    ねこ助さんのイラストが、本当にピッタリ。心に残る作品でした。

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    2025年08月23日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    ネタバレ

     たしかに読んでいて頭がちょっと狂ったかも。嘘か本当かわからないもっともらしい理論だが、ここまでなるほどと思わせればたいしたもん。
     時計の音で目覚めると自分には記憶がなく、精神病院に入れられていた、というオープニングから、実は精神異常になった自分が毎日目覚めてからの一日を延々と何度も繰り返しているのではないか、そしてそれを学者がじっと観察しているのではないかという結末までまさしく想像力・妄想力を極限まで刺激された。作中作が登場するメタ構造や、なにも書かれていない巻物を見ただけで呪われた先祖の行いを再現してしまうという設定、どちらが正しいのかわからない二人の医者、しかもそのうちの一人が自分の父

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    2025年08月18日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    とても豪華な1冊。
    求めていた文豪の短編がビッシリ詰まっていて、不気味!耽美!最高!
    夏目漱石、夢野久作、江戸川乱歩、太宰治が入っていてとても嬉しい。
    どれも面白くて良い。

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    2025年08月14日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    この作品は知らなかった。夢野久作がこんな話を書いているとは。らしくないといえばらしくないし、らしいといえばらしいともいえる。ちょっと不思議な感じのする話である。
    絵は完全に乙女仕様。兄妹のはずなのに、姉妹に見えてしまう。でも、個人的にはこのシリーズの中では、小説と絵の親和性の高さは上位に来ると思う。

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    2025年07月06日
  • 少女地獄

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    何でもないだけ読んだ。
    主人公みたいな人って現実にもいるよなぁ、ここまでじゃないにせよ自分を大きく見せたいってみんなある気持ちだよなぁと少し共感してしまう怖さがありました。

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    2025年06月29日
  • 少女地獄 夢野久作傑作集

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    初の夢野久作傑作選。
    世界大戦付近の時代背景を前提にしてる作品が多くて、その辺もっと詳しければ、もっと楽しく読めるんだろうなぁという感じがあった。
    表題となる少女地獄を構成する3作品は、歴史観無くてもすっと読める作品で、ゆめきゅうらしい狂気や純粋さが余すとこなく語られてて良かった。
    氷の涯をもっと楽しく読める程度に勉強してもう一度読みたい。今作1番愛おしいのはニーナだった。

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    2025年06月23日
  • 文豪死す

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    文豪たちの遺作を集めた本。
    太宰治のグッドバイ、初めて読んだけど続きがめちゃくちゃ気になる…!!!

    各作家の作品のあらすじ紹介がわかりやすくて、面白そうで、読んでみたいのをたくさん見つけられた。
    名作系にハードルの高さを感じていたけど、作家のあらすじや経歴をみて、だいぶハードルが下がった。

    夢野久作知らなかった!女坑主は読み終えたあと「あの時のあのセリフはどういう意味?」ってなって読み返してしまった。

    読んでみて良かった。自分の読める小説が広がりそう。

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    2025年06月15日
  • ちくま日本文学全集夢野久作

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    読みました。やはり「瓶詰地獄」が最高でした。あと、「いなか、の、じけん 抄」の「スイートポテトー」が好きでした。
    「猟奇歌」は漫画に描くととても暗く濃いものが出来そうだ。イメージだけが突き抜けていて血生臭くてたまらん。
    ホラーと言われるテイストを求めて読んだのだが、「氷の涯」には特にその手のものはなく長い割に?となった。ドグラマグラ的な立ち位置がわからなくなるような話なのかと思ったがそういうわけでもなかった。前半と後半で味わいも変わるのもまた?となったところ。ただとても「ドグラマグラ」味を感じる中編なんだよな。ケムに撒かれている感じ。この手紙を書いた主人公は実際のところ本当にあった事を書いてい

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    2025年06月10日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    面白かったです。
    わかったようなわからないようなって感想よく見ていたけど、まさにそうなんだなと。
    途中読みにくい文章があって、これを読み切れば他の本読むの苦じゃない気がするとすら思いました。
    以下ネタバレで
    まさか私がモヨ子のお腹の中の胎児だと思わないですよ。
    呉一郎の…っていう正木博士の言葉で私は呉一郎でないことがわかりましたし、瓜二つでも納得であると言うのも伏線だったんですね。多分。
    正木博士、強烈だったけど嫌いになれなかった。
    人間味を捨てきれないように見えたのがまた良かったのかもしれない。
    これも自分の考察なので、実際は全然違うかもしれませんが。

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    2025年05月25日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    一回、途中で挫折。気づいたら約4年経ってしまい、辛抱して最後まで読むことを決心し読み終えました!読み終わって、再度最初の方の、若林先生がドグラマグラの説明をしているページを再度読んで色々始めて繋がって「もう一度初めから読みたいかも!けどめんどくさい!けど読みたい!」と思いました(笑)
    このドグラ・マグラな無限ループを読んでいる私って一体…!?などと考えたりできる不思議さがあります。さすが日本三大奇書!

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    2025年05月18日
  • ドグラ・マグラ(上)

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    チャカポコで心折れそうになりましたが、とりあえず上巻読み切りました。
    主人公は何者なのか。
    思い出させようとしているのか、犯罪者に仕立て上げたいのか。
    疑心暗鬼になりながら読むと、感情移入できて読みやすいかもです。
    今はまだどちらの医者も信じられないでいます。
    本と関係ないかもですが、表紙がどうしても好きじゃないです笑
    あとチャカポコは斜め読みでいいらしいです。
    木魚を愉快に叩いてるなーって思いながら読んだら割と読めました笑

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    2025年05月15日
  • ドグラ・マグラ

    購入済み

    読めばきっと狂ってしまうという都市伝説まである本作。
    おどろおどろしく、また難解なストーリーで読むのが苦痛に思える場面もあるものの、読み進めるうちにその世界観に惹き込まれてしまいました。

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    2025年05月03日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    無人島に漂着した幼い兄妹が出したであろう3通のボトルメールのお話。
    3通の手紙が一体いつ書かれたものなのか?
    情報が少ないので読者に解釈が委ねられる作品となっています。
    ホノジロトヲジさんのイラストにより耽美的に天国と地獄が描かれた名作です!

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    2025年04月27日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    乙女の本棚シリーズ。
    夢野久作の作品はドグラ・マグラ以来初めてです。さすがの世界観。作中の兄妹と、イラストの男女は若干年齢が違いそうな気がしましたが、この作品にとても合っています。

    純粋な思いと、人間の欲望。3本の瓶に入った手紙がとても悲しく、2人の間に起こってしまった事が推察されて何とも言えない気持ちになりました。

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    2025年04月26日
  • 押絵の奇蹟

    購入済み

    様々な要素を詰め込んで

    推理小説や怪奇小説やさらにはトンデモ科学まで様々な要素を押し込んで一つの作品に仕上げている。ヒロインの独白のみで構成されているためもあって、ヒロインの正常性 正気を疑わせるような雰囲気もあってそれはそれでとても良い。ただ様々な要素を押し込んだせいで、ちょっと読みにくいところも散見される。

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    2025年03月02日
  • 支那米の袋

    購入済み

    凝った構成の作品

    女の独白のみで描き出されたされた、ある意味凝った構成の作品である。日米開戦直前の慌ただしい世相をうまく反映させている。作者夢野久作の得意とする怪奇色.耽美色はやや薄いが、ストーリー展開の面白さは流石である。

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    2025年03月02日
  • 悪魔祈祷書

    購入済み

    江戸下町言葉の響き

    江戸下町言葉の響きがとても飄逸で心地よい。語られているストーリーの胡散臭さを語り口の面からも強調している。今も昔も古本趣味の人というものはこのような性癖を持っているようだが、この作品でもいささか病的な古本趣味をついて、作品に味わいを出している。それにしても「悪魔の教え」というものは現代では「科学」であり「物理学」なのかな。

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    2025年03月02日
  • 虫の生命

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    ちょっと幻想的でよい

    海若藍平のペンネームで書かれた童話風の作品である。他の生き物を殺さないと生きてゆくことができない生き物の「業」を描いている。「胡蝶の夢」のアイデアを借りているところがちょっと幻想的でよい。他の童話の中によくある勧善懲悪や教訓モノでないところも好感を覚える。

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    2025年03月02日
  • 死後の恋

    購入済み

    読みやすい

    幻想 怪奇モノを得意とした作者夢野久作らしい作品である。ありえないことをおどろおどろしく描き出した作品ではなく、戦争中ならたとえ現代でも実際にあり得るかもしれない と思わせるところにこの作品の真価がありそうな気がする。短編ということもあるので、夢野久作の中では読みやすい作品になりそう。

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    2025年03月02日