夢野久作のレビュー一覧

  • ドグラ・マグラ(下)

    Posted by ブクログ

    オーディオブックだったので、上下まとめて聴きました。どこから下巻かわからなかったので、本の感想は上巻のコピーです。

    日本三台奇書のひとつ。
    名作なので、表紙をなんとかして欲しい。
    長く、読みにくく、難解。活字をあきらめて、オーディオブックで挑戦しました。

    ミステリーという器に、グロテクスさ全部乗せ!
    といった印象です。
    しかしながら、物語の奇抜さで読ませるのではなく、繊細な心理描写、情景描写が秀逸でのめり込みました。感じました。名作かと。

    前半繰り広げられる、無意味とも思えるストーリーが、後半見事に繋がっていく所に鳥肌が立ちました。ただ、前半は読むの(聴くの)が辛い…。

    この本が、50

    0
    2025年01月11日
  • ドグラ・マグラ(下)

    Posted by ブクログ

    この本を繰り返し繰り返し走り読みたいと思う。
    それと同時に、この本によって人生を棒に振ることになるのでは無いかと恐ろしくなる。

    読後「捕まえられた」と感じる程、脳は考察に縛られ、手はまた頁を捲り同じ音を繰り返し聞く。
    話は単純だが、仕組みは複雑。

    考察を読んで掴もうとすると、こちらの理論が崩れほどき直してキリがない。
    精神が異常になるというより、精神を『ドグラ・マグラ』に捕えられる。

    0
    2024年12月09日
  • 冥土行進曲

    Posted by ブクログ

     短編集『狂人は笑う』(一九七七年, 角川文庫)に「冥土行進曲」を追加し、改題・復刊された内容。谷口基による解説(pp308-314)によると「冥土行進曲」は遺稿であり、失敗作だとする評者(西原和海)もいるようであるが、この短編が追加されるかされないかで、本書の読後感はだいぶ変わるのではないか。冒頭に収められた「狂人は笑う」から、七編目の「爆弾太平記」までは、書かれた当時の混沌とした時代背景と、食うか食われるかの人間関係が緊張感をもって描かれているが、果てしなく陰惨で殺伐としている。その殺伐さがあまりにも突き抜けていて笑うしかない「爆弾太平記」のあとに付け足された「冥土行進曲」は見事な冒険活劇

    0
    2024年11月28日
  • 冥土行進曲

    Posted by ブクログ

    海上ものの話が多くて苦手な部類なんだけど、珍しく面白く読めた。
    久しぶりに夢野の精神世界に迷い込みに行った訳だけども、みんな狂っていて好き。
    角川で続々と復刊してるの本当に有難いです。
    切れ味の良い狂いっぷりでざわざわしてるこの本、後味は割とほっこりめで終わるのでスッキリしてる。
    怪奇中の怪奇で怪奇小説が好きな人は向くと思う。
    ハマりましたね久々に。

    0
    2024年11月26日
  • ドグラ・マグラ(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    解説にも書いてあるとおり全て理解するのは無理なんだろうなと思いました。
    個人的な解釈として堂々巡りなのだと感じました。
    ループもののように繋がっている冒頭と終わりのブーンという音や主人公の今起きている事を先月にもやっていたのではないか?という疑問。
    若林先生が話しているドグラ・マグラを書いた大学生のこと。読み終わってからこの部分を再度読み、この本の事を本の中でも言及しているのだと気付きました。
    伏線を探すために見返しているこれを書いている私自身。
    本の中の1000年前と大正15年、主人公の把握できる今日と1か月前、読み始めと読み終わりでぐるぐる回って主人公も読んでいる私も一生理解出来ないし終わ

    0
    2024年11月03日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    とても良い!!!!!!!
    読んだことあるやつもあったけど、乱歩の芋虫、坂口安吾の桜の森の満開の下、太宰治の駆込み訴え、辺りが気になっていたので読めてよかった。

    0
    2024年10月01日
  • ドグラ・マグラ(下)

    Posted by ブクログ

    大変疲れた結果、ものすごい振り回されたなと思ったのが正直なところ。
    そういうことかと思った次の瞬間には全然そんなことなかったし、上巻もさることながら、下巻の半分まではとても読みにくくて苦労した。
    葉巻の煙を掴もうと躍起になる。そんな作品でした。

    0
    2024年09月25日
  • 猟奇歌

    購入済み

    意外とボリュームある連作歌でもいうべき一編
    人が人を殺したいという一瞬の願望を切り取った短歌が連ねられている

    #ドロドロ #共感する #ダーク

    0
    2024年08月27日
  • 青水仙、赤水仙

    購入済み

    悲しい結末にいかなくて良かった幻想譚
    実際は絵具を一緒に埋めてもその色の水仙は咲かないと思うから
    これで良かった

    #感動する #ほのぼの #胸キュン

    0
    2024年08月27日
  • 瓶詰地獄

    購入済み

    今にして、でなくても
    インセスト・タブーってそんなに悪い事でもないんだよな
    本能的に遺伝的に近縁だと忌避するとも言うが
    忌避する物に倒錯的に魅入られるのも自然だ

    #切ない #怖い #ドロドロ

    0
    2024年08月27日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    かわいそうではかない物語。
    乙女の本棚を読んだ中でまた再度読みたいと思える。ドグラマグラを小説で読んだ時は難しいのと得体の知れない気持ち悪さを感じたがこれは切ない。原作を読んだらまた違う感想になるのだろうか。

    0
    2024年08月14日
  • 冥土行進曲

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夢野久作はなんだかんだで結構読んでる気がしたけど、これはどれも読んだことない短編集だった。いや、普通に読んだことあるけど忘れてるというのも全然ありうるけど。

    本作は、タイトルにもなっている「冥土行進曲」が実は夢野久作の遺稿でもあり、ラストに満を持して登場するのだが… それまでの短編の完成度が高すぎたのか、ちょっと拍子抜けだった。未完成だったのかも知れない。

    なぜか船や炭鉱の話が多く、設定もなんか似通っていて繋がってるのかと思いきや、特にそうではない。
    そしてどの話も夢野久作作品らしく、二転三転四転していく。もはやどれが真実だかわかりゃしない。だがそれでいいんだ。
    「焦点を合わせる」が一番行

    0
    2024年06月12日
  • 少女地獄

    Posted by ブクログ

    何んでも無いを目当てに読んだけど他の作品にも度肝抜かれた。
    この世界観かなり好み。

    基本は男女の話なんだけど常に性別だけじゃない上下関係が纏わりついてる。
    一見わからない、説明しづらい少女(少女性)の強さが描かれていると思う。

    ただ年が若いことが少女ではない。
    ここで描かれている少女とは、自分より社会的に強い者の心の中に入り、動かしてしまうことができる女のことだと個人的には思う。

    その力は、鈍器で殴るような強さではなく、いつの間にか入り込み、気付いた時には手遅れになっている毒のような強さだと感じた。

    0
    2024年06月07日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いつだって、二人きり、二人だけが暮らす世界というものは、歪むというのか、美しいというのか、とても特殊な環境にならざるを得ない。二人が男女なら尚更……その環境内において、相手に対して覚える嬉しさや盛り上がってくる気持ちと、背徳感のような、後ろめたさのような、虚しい気持ちと。そして気持ちがいっぱいになったら縋るのは、神様という
    とても究極的な世界観だと思いました。(ちょうど今、愛することについて学んでいて、その中で神話からの引用がとても多いので、そういう事を思いつくのだと思います。)個人的にはとても好きです。

    0
    2024年06月02日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

    Posted by ブクログ

    小説で読むと難しいと頭が拒否して避けて通った作家を絵本で読むとすんなりと受け入れてくれる。きれいな絵なので暗い作品も緩和され気になっていたけど避けていた本がまだあるので楽しみ。

    0
    2024年03月04日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

    Posted by ブクログ

     乙女の本棚シリーズから、夢野久作さんとホノジロトヲジさんのコラボ作品「瓶詰地獄」です。「この表紙いいね~!今まで借りた中で一番いい!」と、ボカロ好きなうちの息子が言いました。現役乙女世代にも、いい感じに見えるんですね!でも息子は読まないと思うけど(^-^;

     浜辺に流れついた、ビール瓶3本…その中には手紙が詰められていた…。この手紙はある無人島から流れついたもので、その手紙には無人島で暮らす兄と妹の生活が綴られていた…。漂着当初は不自由もなかったが、年月の経過によりお互いに成長したことでふたりの心に変化が生じたことで苦しみ、やがては死をも覚悟するようになる…。

     ふたりはどうなったんだろ

    0
    2023年07月15日
  • 少女地獄

    Posted by ブクログ

    心理描写がズマ抜けて素晴らしい。初めて夢野久作の書いた作品を読んだけれど、面白い位にどタイプだったので他の作品も読んでみたい。

    0
    2023年04月16日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

    Posted by ブクログ

    無人島に流れついた11歳の兄と7歳の妹。
    三本の空き瓶に託した3通の手紙で時系列を遡って描かれるふたりの状況。
    聖書を焼きすて、堕ちていく。

    昭和初期の作品。
    大正から昭和にかけてはこのような妖しい作品が許されていた時代だったのか。

    0
    2023年03月20日
  • 夢野久作 電子全集1

    匿名

    購入済み

    よい

    有名な作品をすごく安く読めて嬉しい。
    いい時代になったなと思います。
    繰り返し読みたい作品で大好きです。

    0
    2023年01月12日
  • 瓶詰の地獄

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「瓶詰め地獄」
    いくつかの解釈を拝見しましたが、個人的には瓶の順番は2→3→1なのではないかと思いました、地獄ですね。ただ鉛筆が短くなってから書かれたものにしては1は少々長すぎますが…。
    人に薦められる作品ではありませんが、僕はとても好きです。

    0
    2022年12月27日