夢野久作のレビュー一覧
-
好きな本です。
長い迷路のような文章を読み進めて目が文字をなぞるだけになった時に、聞こえてきた台詞に全てひっくり返されました。以来何度も読み返してます。精神に異常はきたしてないです。Posted by ブクログ -
葉桜が印象深かったのか、今年の桜は遅く開花し、1週間ぐらいで葉っぱがちらほら出てきて緑とピンクのコラボレーション。会社の桜は老木で貧相な満開だが、今年は緑が映えてキレイで葉桜と魔笛の表紙がインプットされ、来年も葉桜をみるとこの小説を思い出すのだろう。
Posted by ブクログ -
絵だけの評価。内容は何となく理解するも意味が?ストーリーは分かるが理解できない??流れはわかるが文章がわからない?今なんで夫人の気持ちも外科医の執刀も分かるのに、理解できてないと思うのかわからない状態におちいっている。
難しい文章に惑わされているのか、内容を理解したつもりでいて本当はもっと深い内容な...続きを読むPosted by ブクログ -
好きなイラストレーターさんだったので購入。泉鏡花先生の作品はあまり買わなかったけど、外科室は凄く好みな内容だったので迷わず買い物かごに入れました。全巻揃えたいけど、私の給料ではなかなか手を出せないから、紙の本で揃えられなかったら電子書籍で買おうとも思っています。乙女の本棚のファンとしては、紙の本で揃...続きを読むPosted by ブクログ
-
小説で読むと難しいと頭が拒否して避けて通った作家を絵本で読むとすんなりと受け入れてくれる。きれいな絵なので暗い作品も緩和され気になっていたけど避けていた本がまだあるので楽しみ。Posted by ブクログ
-
初めての夢野久作・著の作品がコレ。
読書が苦手ながら一気に世界観に引き摺り込まれました。
元々イッキ読みは出来ない性格も相俟って、上巻だけでも読破は予想以上に根気のいるものでした。
が、それでも挫折しなかったのは、矢張り『夢野節』があったから。
『内容』を理解するには、二、三度繰り返し読まなけれ...続きを読むPosted by ブクログ -
読み進めているうちはなぜこれが気が狂う本と称されてるいるかわからなかったが、読み終えて結局どういうことだったのか考えていくうちに合点がいった。この物語ではなにひとつ確かに起こったと断定できない。良くもこんな物語を生み出せたなと吃驚した。Posted by ブクログ
-
これは良い試みー!
実際タイトルは知ってたけど読んだことなかった作品を読むきっかけになった
イラストはまぁ好みがあるから…私はもちょっと暗くおどろおどろしい方が好みだけど(京極夏彦作品の人形のイメージ)
でも楽しいのでこのシリーズ読もPosted by ブクログ -
夢野久作 × ねこ助さんコラボ作品
「ルルとミミ」を読みました。
こちらは童話ということで、どんな作品なのか
ドキドキしながら期待値マックスで手に取りました。
ねこ助さんのイラストはただ、ただ、もう
可愛らしく、綺麗で…惹きこまれてしまいます。
また、幻想的な独特の世界観をシックな色合いで…
...続きを読むPosted by ブクログ -
夏読36冊目。
赤とんぼとおじょうさんの、出会いと別れの切ないお話。
赤とんぼが少女で表現されていて、いいな。
乙女の本棚シリーズ、幻想的な絵柄と昔の文学がとてもよく合う。Posted by ブクログ -
「でも、貴下は、貴下は、私を知りますまい!」
「忘れません」
主人公である「私」は友人の髙峰医師の手術の様子を見学することになる。そこで彼が目にしたものは……
あなたはこの結末をどう捉える?
小説としても画集としても楽しめる「乙女の本棚」シリーズ
純愛ですねPosted by ブクログ -
夢野久作 × ホノジロトヲジさんコラボ作品
「死後の恋」読みました
みすぼらしい服を着たロシア人のコルニコフと名乗る二十四歳の男が語るものがたり。
それは、自分の戦友のリヤトニコフとは当時、心を通わせ合っていたという話であった。
そして彼から自分の身の上話を聞かされた事は、貴族の出身、それも国(ロ...続きを読むPosted by ブクログ -
「読んだら精神に異常をきたす」と評される日本文学の奇譚。夢野久作自身も「読者を狂わせる」ことを目的として書いている。
横溝正史エッセイの落合信彦の対談で「この本読んでいると気が変になりますよねー、はっはっは」みたいなことを話していた。「気が変になる」という言葉はこの二人の対談から広まったのかな。
し...続きを読むPosted by ブクログ