夢野久作のレビュー一覧

  • 押絵の奇蹟

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    また読むのに時間がかかってしまった。ふるい本だから今と言葉遣いもちがうし、漢字も難しい。でも内容は素晴らしい。今では書けない、言ってはいけない言葉をバンバン使うのも現代だからこそ楽しめる。

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    2015年11月16日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

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    「あやかしの鼓」のみ再読。このぞわっとするような空気がたまらない。
    鼓に限らず、人が丹精こめて作ったものには、良くも悪くも何かが宿っていると思う。
    それが何人もの人に受け継がれていくものならなおさらだ。

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    2015年05月31日
  • 押絵の奇蹟

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    妄想なのか現実なのか、愛なのか幻なのか…想像せずにはいられなくなる究極の狂気とエロティシズムがそこにはある。

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    2014年04月14日
  • 押絵の奇蹟

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    このシリーズの表紙が好きで購入したのですが、

    3つのお話のうち2つは読んだことがあったという。

    でも確か読んだのは5年くらい前か?
    さっぱり内容を覚えてなくて、楽しめたっていう。

    いいんだか悪いんだか。

    もっと読みたいぞ。夢野久作さん。

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    2014年02月13日
  • 押絵の奇蹟

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    数年振り、夢野久作ワールドを堪能(?)いたしました。
    『氷の涯』『押絵の奇蹟』『あやかしの鼓』全3編。
    全て、遺書(『押絵の奇蹟』は微妙ではあるが)の体をした書簡体。論文、記事等引用形式もあり、後の『ドグラマグラ』の片鱗も見え隠れするのも…。
    個人的に気に入った順に、簡単に触れます。
    イヤミス的な読後感の『押絵の奇蹟』。でも、弱ってる時ほど、とりとめのない話しに没頭したり、誰かにしたくなったりする、っていうのはわからないでもない。
    ミステリー、ホラー、あやしさ(←あえて、平仮名で)、様々な要素二転三転する『あやかしの鼓』。解説にあるように、オーラス前が少し急ぎ足の感は確かに…。『瓶詰の地獄』を

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    2013年11月27日
  • 人間腸詰 夢野久作怪奇幻想傑作選

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    収録作品

    ・人間腸詰(昭和11年)
    ・焦点を合わせる(昭和7年)
    ・空を飛ぶパラソル(昭和4年)
    ・眼を開く(昭和10年)
    ・童貞(昭和5年)-旧角川版/初出稿
    ・一足お先に(昭和6年)
    ・狂人は笑う(昭和7年)
    ・キチガイ地獄(昭和7年)
    ・冗談に殺す(昭和8年)-「自白心理」加筆改定
    ・押絵の奇跡(昭和4年)

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    2013年06月16日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

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    だいぶ文体にも慣れてきたけれど、よくわからない...
    一度読んだだけではなかなか理解できないが嫌いではないし他の作品も読みたいとは思うけれど個人的に読後感はあまり良くはない。
    そしてやっぱりこの本を読んでいる間は夢見が悪かった(笑)

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    2013年06月07日
  • 人間腸詰 夢野久作怪奇幻想傑作選

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    人生初夢野。
    最初はちょっと読みにくく感じていたけど読み終わる頃には慣れて気にならなくなった。
    タイトルがタイトルだったから割と覚悟してたけど読んでみるとそんなにグロくはなくてよかった。後半に行くにつれて段々面白くなってきて他のも読みたいと思う。
    ただ、この本を読み始めてから夢見が悪いというか変な夢をよく見るようにはなった(笑)

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    2013年05月19日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    未完。

    続きが読みたい。その一言に尽きる。


    あと「アネサンマチマチ」がかなり気になる。

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    2013年01月04日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    この小説はかの“夜は短し歩けよ乙女”の作者森見登美彦さんのお勧めの文庫本6冊中の一冊です。
    夢野久作という作家の名前は知っていましたが、作品のジャンルを怪奇小説?例えば横溝正史風のおどろおどろしい内容だと誤解していました。
    得てして食わず嫌いの先入観が読書の幅を狭めるものです。
    という訳で森見さんの勧めとあらばと手に取った小説は決して怪奇小説ではなかったのでした。どちらかというと、大衆向きの冒険小説、人間離れしたヒーローが活躍する近代小説というべきものですか。
    そこに森見登美彦の小説の原型も見え隠れします。雰囲気が漂っていますね。
     
    時代は日清戦争の前夜という設定。ところは福岡。主人公は出生

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    2012年02月11日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

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    全11編収録。
    夢野久作入門編といったところか。
    巻頭「死後の恋」と巻末「あやかしの鼓」が絶品。
    妻木君もなかモシャモシャでお茶噴いた(笑)

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    2012年08月22日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

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    夢野久作の得意な怪奇、倒錯した性、ミステリーが凝縮された短編集。
    なかでも表題作「あやかしの鼓」は主人公の独白で語られるが、心理描写はリアルで、90年近く前に書かれたものとは思えないほど主人公の息遣いを近くに感じることができる。
    またストーリーにもたくさんの仕掛けがあり、糸がほぐれるように少しずつ謎が明らかになる感覚は非常に心地よい。

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    2012年01月19日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    夢Qにしては信じられないくらいポップ。

    おカッパ頭の少女のなりをした踊りの名手、大道芸人の美少年チイは、風俗壊乱踊りを踊ってワイセツ罪でつかまるが、超能力ぶりを発揮して当局者をケムにまく。つづいていかさま賭博を見破ったり、右翼玄洋社の壮士と炭坑労働者とのケンカを押さえるなど八面六臂の大活躍。大衆芸能を抑圧しようとする体制の支配に抵抗する民衆のエネルギーを、北九州を舞台に、緻密で躍動的な文体で描き出す、夢野文学傑作の一つ。 -作品紹介

    ポップやけど、世間や「大人」に対する違和感や憤りが見え隠れするので、「夢Qらしさ」はあると思う。
    未完なのが惜しい。いろいろ想像するのも楽しいが、やっぱり著者

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    2011年07月01日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    夢野さんのなかで一番勢いのある作品と勝手に思っている。
    読んでると止まらなくなる文章。
    夢野さんが最後まで書き上げれなかったのが残念。

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    2011年05月28日
  • ちくま日本文学全集夢野久作

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    収録作品:いなか、の、じけん 抄 / 瓶詰地獄 / 押絵の奇蹟 / 氷の涯 / 人間腸詰〈そうせえじ〉 / 猟奇歌 / 謡曲黒白談より / 杉山茂丸

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    2011年08月11日
  • 瓶詰の地獄

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    夢野久作短篇集。

    決してミステリー文学ではないものの、近い感覚で読み進めることができる。
    夢野久作独特の湿気た不気味さで満ちており、良い意味で先が読めない。
    また読後タイトルを見返すと、改めてその秀逸さに気づく。

    個人的な好みは「瓶詰めの地獄」「人の顔」「支那米の袋」「鉄槌」。
    「冗談に殺す」を読み残している。

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    2019年01月16日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    痛快に尽きる。
    時代背景が好みだった。
    大人は少し馬鹿げていて滑稽だ。
    夢野は外れがない。
    実に面白い。
    ラストが気になるが逆に未完成感がたまらない。

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    2010年11月28日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    福岡、筑豊、直方、北九州と、見知った土地が舞台というのでかなり一気に読んだ。最近知ったけど福岡の人だったのですね夢野久作さん。
    犬神博士と呼ばれる怪しげな風体の男と、大道芸人から福岡中を股にかけ玄洋社と炭鉱労働者の喧嘩を仲裁に行く、女装の美少年チイ。これが同一人物らしいのだが、長じて犬神博士と呼ばれるまでの話は一切ない。だがそこに至るまでの話が必要なのかと言われると、どうなんだろう。チイの活躍ぶりをたっぷり堪能させてもらったことだし、その辺は良いのかな。福岡日々新聞(現・西日本新聞)万歳。

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    2010年07月11日
  • ちくま日本文学全集夢野久作

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    「いなか、の、じけん」と「瓶詰め地獄」が特に素晴らしかったです。
    わたしは閉鎖的な環境の中で歪んでいく人間達のお話が好きな気がします。
    瓶詰め地獄はストーリーも素晴らしいですが、語り口の切羽詰った中にも耳が痛くなるほどの純粋さとか尊さが感じられましたね。すてき!

    09.11.23

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    2009年11月24日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    痛快でとても面白かったです!
    子供の視点から見た大人の馬鹿馬鹿しさも必見。
    ですが、どうしてもラストが気になってしょうがないので評価は4。

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    2009年10月17日