夢野久作のレビュー一覧

  • 犬神博士 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    初めての夢野久作。
    強く、賢く生きるチイは何処へ向かったやら...。
    コミカルに厳しい現実を上手く生きていくヒントみたいなのがありそう。

    0
    2017年10月12日
  • 人間腸詰 夢野久作怪奇幻想傑作選

    Posted by ブクログ

    独白や語りは、語りの方向次第で物語の現実を構成できるといふところにあると思ふ。語る人間のことばが直接物語世界となる。他人にとつて、実際にあつたことかどうか決してわからないが、それを知る術はない。しかも、他人の解釈をはさむことのできない現実であることがほとんどである。ミステリアスやグロテスクといふのは、彼の作品で、他人の語りを斥け、ともすれば狭くなりがちな独白世界の解釈可能性を拡げる働きをしてゐるのではないか。
    独白といふものは、世界事象を一方向からだけしか語れない。語り手以上の世界は望めない。だが、強烈すぎる神秘や猟奇といふものは、語り尽くされることを拒絶するものであるから、語り手のことばでは

    0
    2017年09月28日
  • 死後の恋―夢野久作傑作選―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    夢野久作傑作選。ちくま文庫の全集から来た短編集。
    死後の恋、瓶詰地獄(「瓶詰の地獄」改題)、人の顔、支那米の袋、あやかしの鼓、は以前、角川文庫で読んだが、強烈な印象のあった瓶詰地獄以外はすっかり忘れていた。読んでいくうちに思い出したのが、支那米の袋とあやかしの鼓。女性の語り口調が特有だが、昭和初期のこの時代だからだろうか。
    どれも独特の不気味さ、後味の良くないもの、それでも癖になるようなじわじわくる話ばかりだが、少し違った印象を受けたのが「いなか、の、じけん」。はじめは、如何にも田舎で起きるような、しょうもない事件を集めたものか、というのが多かった。だが次第に、笑えない事件も出てくる。不気味な

    0
    2017年09月21日
  • 死後の恋―夢野久作傑作選―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    久しぶりの夢野久作作品でしたが、相変わらずの世界観に圧倒されてしまいました。一度読み始めるとまさに夢の中に迷い込んでしまったかのような感覚に囚われてしまう、それがたまらなく好きです。
    収録作品の幾つかは過去に読んだことがありましたが、改めて読み直すと内容をあまり覚えていなかったので、新鮮に読めました。お気に入りは『白菊』です。
    第2弾の刊行を楽しみにしています。

    0
    2017年05月07日
  • 死後の恋―夢野久作傑作選―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    描かれた一つひとつのシーンが鮮やかに目に浮かんでくる、とても映像的な短篇集だと感じた。切ないけど面白い。

    0
    2016年12月28日
  • 押絵の奇蹟

    Posted by ブクログ

    「氷の涯」
    日本陸軍歩兵二等卒、上村作次郎がハルビンで起こした事件とは。舞台もわかるし話もドラマチック。だが、上村と一緒に逃げたニーナという娘の独白みたいなものが10数ページも切れ目なく。さすがに読み疲れた。

    「押絵の奇蹟」
    ピアニストの娘が自分の母と、ある歌舞伎役者にまつわる話を手紙に書き送る。なんという純愛、そう言ってもいいのかな。しかしこちらもかなり回りくどい。

    「あやかしの鼓」
    こちらも「あやかしの鼓」について書いた手紙。いわゆる呪われた鼓というものだろう。わかっているのにこの鼓に惹かれる周囲の人々とは。

    0
    2015年07月26日
  • 押絵の奇蹟

    Posted by ブクログ

    また読むのに時間がかかってしまった。ふるい本だから今と言葉遣いもちがうし、漢字も難しい。でも内容は素晴らしい。今では書けない、言ってはいけない言葉をバンバン使うのも現代だからこそ楽しめる。

    0
    2015年11月16日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

    Posted by ブクログ

    「あやかしの鼓」のみ再読。このぞわっとするような空気がたまらない。
    鼓に限らず、人が丹精こめて作ったものには、良くも悪くも何かが宿っていると思う。
    それが何人もの人に受け継がれていくものならなおさらだ。

    0
    2015年05月31日
  • 押絵の奇蹟

    Posted by ブクログ

    妄想なのか現実なのか、愛なのか幻なのか…想像せずにはいられなくなる究極の狂気とエロティシズムがそこにはある。

    0
    2014年04月14日
  • 押絵の奇蹟

    Posted by ブクログ

    このシリーズの表紙が好きで購入したのですが、

    3つのお話のうち2つは読んだことがあったという。

    でも確か読んだのは5年くらい前か?
    さっぱり内容を覚えてなくて、楽しめたっていう。

    いいんだか悪いんだか。

    もっと読みたいぞ。夢野久作さん。

    0
    2014年02月13日
  • 押絵の奇蹟

    Posted by ブクログ

    数年振り、夢野久作ワールドを堪能(?)いたしました。
    『氷の涯』『押絵の奇蹟』『あやかしの鼓』全3編。
    全て、遺書(『押絵の奇蹟』は微妙ではあるが)の体をした書簡体。論文、記事等引用形式もあり、後の『ドグラマグラ』の片鱗も見え隠れするのも…。
    個人的に気に入った順に、簡単に触れます。
    イヤミス的な読後感の『押絵の奇蹟』。でも、弱ってる時ほど、とりとめのない話しに没頭したり、誰かにしたくなったりする、っていうのはわからないでもない。
    ミステリー、ホラー、あやしさ(←あえて、平仮名で)、様々な要素二転三転する『あやかしの鼓』。解説にあるように、オーラス前が少し急ぎ足の感は確かに…。『瓶詰の地獄』を

    0
    2013年11月27日
  • 人間腸詰 夢野久作怪奇幻想傑作選

    Posted by ブクログ

    収録作品

    ・人間腸詰(昭和11年)
    ・焦点を合わせる(昭和7年)
    ・空を飛ぶパラソル(昭和4年)
    ・眼を開く(昭和10年)
    ・童貞(昭和5年)-旧角川版/初出稿
    ・一足お先に(昭和6年)
    ・狂人は笑う(昭和7年)
    ・キチガイ地獄(昭和7年)
    ・冗談に殺す(昭和8年)-「自白心理」加筆改定
    ・押絵の奇跡(昭和4年)

    0
    2013年06月16日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

    Posted by ブクログ

    だいぶ文体にも慣れてきたけれど、よくわからない...
    一度読んだだけではなかなか理解できないが嫌いではないし他の作品も読みたいとは思うけれど個人的に読後感はあまり良くはない。
    そしてやっぱりこの本を読んでいる間は夢見が悪かった(笑)

    0
    2013年06月07日
  • 人間腸詰 夢野久作怪奇幻想傑作選

    Posted by ブクログ

    人生初夢野。
    最初はちょっと読みにくく感じていたけど読み終わる頃には慣れて気にならなくなった。
    タイトルがタイトルだったから割と覚悟してたけど読んでみるとそんなにグロくはなくてよかった。後半に行くにつれて段々面白くなってきて他のも読みたいと思う。
    ただ、この本を読み始めてから夢見が悪いというか変な夢をよく見るようにはなった(笑)

    0
    2013年05月19日
  • 犬神博士 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    未完。

    続きが読みたい。その一言に尽きる。


    あと「アネサンマチマチ」がかなり気になる。

    0
    2013年01月04日
  • 犬神博士 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    この小説はかの“夜は短し歩けよ乙女”の作者森見登美彦さんのお勧めの文庫本6冊中の一冊です。
    夢野久作という作家の名前は知っていましたが、作品のジャンルを怪奇小説?例えば横溝正史風のおどろおどろしい内容だと誤解していました。
    得てして食わず嫌いの先入観が読書の幅を狭めるものです。
    という訳で森見さんの勧めとあらばと手に取った小説は決して怪奇小説ではなかったのでした。どちらかというと、大衆向きの冒険小説、人間離れしたヒーローが活躍する近代小説というべきものですか。
    そこに森見登美彦の小説の原型も見え隠れします。雰囲気が漂っていますね。
     
    時代は日清戦争の前夜という設定。ところは福岡。主人公は出生

    0
    2012年02月11日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

    Posted by ブクログ

    全11編収録。
    夢野久作入門編といったところか。
    巻頭「死後の恋」と巻末「あやかしの鼓」が絶品。
    妻木君もなかモシャモシャでお茶噴いた(笑)

    0
    2012年08月22日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

    Posted by ブクログ

    夢野久作の得意な怪奇、倒錯した性、ミステリーが凝縮された短編集。
    なかでも表題作「あやかしの鼓」は主人公の独白で語られるが、心理描写はリアルで、90年近く前に書かれたものとは思えないほど主人公の息遣いを近くに感じることができる。
    またストーリーにもたくさんの仕掛けがあり、糸がほぐれるように少しずつ謎が明らかになる感覚は非常に心地よい。

    0
    2012年01月19日
  • 犬神博士 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    夢Qにしては信じられないくらいポップ。

    おカッパ頭の少女のなりをした踊りの名手、大道芸人の美少年チイは、風俗壊乱踊りを踊ってワイセツ罪でつかまるが、超能力ぶりを発揮して当局者をケムにまく。つづいていかさま賭博を見破ったり、右翼玄洋社の壮士と炭坑労働者とのケンカを押さえるなど八面六臂の大活躍。大衆芸能を抑圧しようとする体制の支配に抵抗する民衆のエネルギーを、北九州を舞台に、緻密で躍動的な文体で描き出す、夢野文学傑作の一つ。 -作品紹介

    ポップやけど、世間や「大人」に対する違和感や憤りが見え隠れするので、「夢Qらしさ」はあると思う。
    未完なのが惜しい。いろいろ想像するのも楽しいが、やっぱり著者

    0
    2011年07月01日
  • 犬神博士 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    夢野さんのなかで一番勢いのある作品と勝手に思っている。
    読んでると止まらなくなる文章。
    夢野さんが最後まで書き上げれなかったのが残念。

    0
    2011年05月28日