夢野久作のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
乙女の本棚6冊目はいよいよ夢野久作でございますよ!
何がいよいよなんでしょうね
良くないなー
良くないよほんと
夢野久作なんてね
分かんなくて普通ですからね
どうとでも取れるんですから
どうとでも取れるように書いてるんですから
どうとでも取っていいんですよ
それをこうなんかもうナイスアシストされてるわけです
良くないわー
夢野久作なんてね
むしろ分かっちゃダメなんですから
なんだかよく分からなかったけどなんか不思議な気持ちになったなーくらいで十分なんです
★3くらいがちょうどいいんですよ
だいたい夢野久作ってどんな作家?って質問に答えようとしたら今の時代コンプライアンスに引っかかる言葉しかないですからね
ピー音しか聞こえないですから
なのでちゃんと理解できてる人なんてもうほんと犯罪者予備軍ですから
夢野久作大ファンです!なんて言ってる人は即刻拘束すべき危険思想の持ち主ですからね
よく分からなかったなーくらいがちょうどいいんです
※本レビューには、現在の観点から見ると差別用語と取られかねない表現が含まれていますが、原文の歴史性を考慮してそのままとしました。 -
Posted by ブクログ
夢野久作氏による童話『ルルとミミ』。
水晶のような水がいっぱいにきらめく美しい湖のほとりに存在する、とある小さな村。
この村で鐘造りの名人であったルルとミミの父親は、寺のあたらしい鐘を造ることに失敗し、それを恥ずかしがって湖に身投げしてしまう。
成長した兄のルルは、父の跡を受け継いで、お寺の鐘をいよいよ完成させたのだが——
という話。その村には、「湖が真っ黒に濁るとよくないことが起こる」という恐ろしい言い伝えがある。
兄を救うために湖に飛び込んだミミの大冒険と、ゴシック調のダークファンタジーな雰囲気、その対比は大人の童話という感じがした。
ルルとミミの兄妹愛が尊い。メリーバッドエンドという感じでとっても好き。
湖、鐘、水底の後殿というキーワードもあいまって、『夜叉ヶ池』と似たような読後感。 -
Posted by ブクログ
夢野久作お得意の独白体の物語。
独白体故、事実か嘘か読者に決定は出来ない。
だが、誇張の入った面白い話は全てこうしたパラドックスを含んでいるものだ。
アメリカが遥かなる国であった時代。
遥かなる国は、想像の国でもある。
想像には羽根がつくので、想像力はドンドン飛翔していく。
ましてや、この語りを確かめることはだれにも出来ないのだ。
語り手が調子に乗って、あることあること、あることないこと、そしてないことないことをいくら喋っても、それは違うとは誰も言えないのだ
物語に登場するアル•カポネのようなギャングが「カント•ディック」と命名されているのが笑ってしまう。
アメリカに行った語り手の主人公が、アメリカでまっさきに覚えたスラングに違いない。
何せ、「カント•ディック」とは、直訳すると、「ま◯こ•ち◯こ」なのだから。
彼(?)はきっとアンドロギュヌスに違いない。
聞き手に、「カント•ディックは日本名だと何と言うのか」と問われて、語り手はニヤリと笑って、嬉しそうに答えるのだ。
そして、語り手、聞き手共に大笑いをすると言う寸法だ。
表題の「人間腸詰」はそのアンドロギュヌス•ギャングが、語り手である主人公を脅すために使うミンチ用の巨大な機械から来ている。
(語り手によれば)主人公を救うために、美女がその機械に放り込まれて、ミンチ美人になってしまうと言うブラック•ユーモアだ。
夢野久作の作品はこうしたブラック•ユーモアのレベルで終わる短編が多い。
しかし、彼の真骨頂は、「ドグラ•マグラ」や「押絵の奇蹟」のように、同じ一人称独白体の自己言及パラドックス構造を持ちながらも、ブラック•ユーモアの地平を超えて、真に狂気のレベルに達する作品にある。
夢野のブラック•ユーモア作品に飽きたら、「ドグラ•マグラ」に赴くべし。