夢野久作のレビュー一覧

  • 少女地獄

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    翻弄しているようで、翻弄されている。
    翻弄されているようで、嘲笑っている。
    振り回されて、傷つけられて、その上で見せる恐ろしく強い意志。
    かたや、最初から最後まで手玉にとっている。
    通り一辺ではない、表裏一体な「少女」「女性」たち。
    同じ女性としてツラい展開もあれば、ニヤリとする展開もある。…一気に読むとドッと満足感と疲労感!
    固定観念的な性差を避ける時代だけど、どこかこの男女の「断絶」はいつの時代も在るんだろうなぁ、と思ったり。

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    2023年04月11日
  • 少女地獄

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    ネタバレ

    ①小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』と並んで、日本探偵小説三大奇書と言われる「ドグラ・マグラ」の作者、夢野久作作品。
    ②過日読み終えた「おちくぼ姫」同様に人気てぬぐい店「かまわぬ」とのコラボ和柄Specialカバーである。

    上記2点が本書を購入した理由、「ドグラ・マグラ」の難解さを思い出す度に手にとることを躊躇い、積読となっていましたが、何故か今回はすんなりと手に取ることが出来ました。

    初版は昭和51年1月30日に初版発行された本書、私が所持しているのは平成25年5月25日の70版発行分。

    初版から約37年半で70版、いかに多くの読者が手にして来たかがわかります。

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    2023年03月25日
  • ドグラ・マグラ(上)

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    これ読むの? 話の中にでてきた、まとめられた書類。その全文と思われるものを全部読まなきゃならなくなるとは思わなかった。凄い人凄い人いわれてる人程、ただただ回りくどいだけの人のような気が。設定では大正時代だけど。書かれたの昭和50年。
    この回りくどい言い回しや無闇矢鱈に垂れ流される言葉が…どうも馴染まない。

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    2025年12月02日
  • 押絵の奇蹟

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    『氷の涯』
    正直よくわからなかった。ただ、ラストがよかった。

    『押絵の奇蹟』
    最後の最後まで真相が明かされない所が良くもあり悪くもある。話の内容はとてもよかった。運命・神秘・可能性みたいなものを感じた。
    心の中の想い人ににてしまうというのはあり得るように思う。女独自の感覚かもしれないが。一種のテレゴニーのようなものか。

    『あやかしの鼓』
    まず強く感じたのは“因果”。
    あらすじは割とよくある感じではあるが、作者らしいしつこさが素晴らしく出ていた。
    しつこさも体良く全てが繋がりだすと退屈な話になり得るのだなと感じた。

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    2023年03月04日
  • 空を飛ぶパラソル

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    夢野久作作品は、ドグラ・マグラだけだったので、短編集ということで読んでみた。やはり猟奇的で耽美的な作品が多い印象。世界観に没入する前に、突然話が終わってしまうのがなんとも歯痒い。

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    2023年02月23日
  • 瓶詰の地獄

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    表紙の可愛さを木っ端微塵に吹き飛ばす、独特の作品ばかりが詰め込まれた短編集。
    どの話もなかなか読み進められず、ずっと物語の世界に閉じ込められているような気分だった。
    あの肌に纏わりつく湿っぽさと陰鬱な思考回路はやっぱり苦手だけれど、夢野ワールドを堪能できる一冊だった。

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    2023年02月03日
  • 瓶詰の地獄

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    瓶詰めの地獄のみ読みたくて、鉄槌の途中で断念

    瓶詰めの地獄はもう素晴らしかった。
    他の作品はえろグロ、と言った感じでついていけなかった

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    2023年01月26日
  • 少女地獄

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    現代社会の堕落層に住む寄生虫

    夢野久作といえば「ドグラ・マグラ」が有名ですよね。
    一度、ドグラ・マグラを通読してみたのですが、やはりまだ私のレベルではついていけなかったので比較的読みやすい本書を通読してレベル上げをすることにしました笑
    私が1番好きな話は「煙を吐かぬ煙突」です。
    短編集とはいえ夢野久作の著書はやや癖が強いですね笑

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    2023年01月20日
  • 少女地獄

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    個人的にはあまり合わないんです、この時代のこの手のテイストの作品は。良い悪いの話ではございません。
    でも解説の読み解き方含めて、書かれた時代を考えると深いものがあるだろうとは容易に想像つきます。当時どんな感じで受け止められていたのか、結構興味あります。
    にしてもこのお方の出自、何気にすごい。こういうところからしか出てこない異才なんですかね。

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    2022年10月02日
  • 死後の恋(乙女の本棚)

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    こちらも、やはり挿絵を見るために読み終えた。

    うう…夢野久作ワールドにどっぷり浸かる妖しい夜……。

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    2022年07月23日
  • 死後の恋―夢野久作傑作選―(新潮文庫)

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    近代文学は純文学より大衆文学派だった私からすると、すごくドキドキワクワクしながら読みました。
    これに収録されてるなかでいうと、『いなか、の、じけん』が気に入りました。ブラックジョーク的な話やエログロナンセンス要素のあるお話も多かったですが、短編なので読み進めやすかったです。

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    2022年07月11日
  • 人間腸詰

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    わんかぷ、てんせんす、かみんかみん…。
    表題作に出てくる台詞で、抜群に頭に残る。巧いなぁ。
    そのほかでは、あり得るような『戦場』にぞっとした。

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    2022年05月18日
  • 瓶詰の地獄

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     夢野久作の短編小説集。だいたい、昭和一桁年頃の作品群のようだ。西暦で1930年前後。
     相変わらず性的にどこかヘンタイっぽく妙な小説が多い。一人称体の作品は『ドグラ・マグラ』と同様の、延々とトートロジックに吐き出される独白の急流が見られる。この文体や主題の取り方・筋などはとてもケレン味が強く、やはり文壇の王道よりはかなりかけ離れているのだが、この怪しげな欲望の奔流は、単なる娯楽作品という枠に閉じ込めきれるものではない。カルトな芸術である。あまりにもリビドー放出が激しすぎてしばしば日本語が壊れてしまうところが凄い。
     1編読み終えてみるとちょっとすっきりしないような終わり方の作品も幾つかあった

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    2022年04月21日
  • 人間腸詰

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    なんというひどいタイトル笑
    しかも比喩的表現かと思いきや、マジメに人間ソーセージでした。恐ろしい。
    いつも度肝を抜いてくれる夢野久作先生です。

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    2022年04月01日
  • 死後の恋―夢野久作傑作選―(新潮文庫)

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    ★4.0 「瓶詰地獄」
    ★3.5 「死後の恋」「悪魔祈祷書」
    「ドグラ・マグラ」ほどのおどろおどろしさはないかな。

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    2022年01月30日
  • 瓶詰の地獄

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    夢野久作の七篇構成の短編集。


    瓶詰の地獄 ☆☆☆★★
    兄妹の禁断の恋と、それに対する苦悩。順序の分
    からない3つの手紙。兄と妹の互いの気持ちがリアルに伝わってきて苦しかった。

    人の顔 ☆☆☆★★
    母の浮気を子が知って、それを父に知らせると父
    は子を睨み───。この続きがハッピーエンドに
    繋がると考えるのは難しそうなのでつらい。

    死後の恋 ☆☆☆☆★
    これは素晴らしい恋愛作品。‥‥アナスタシヤ内親王殿下‥‥。この7つの作品の中では個人的に一番よかった。FGOでアナスタシアが好きな人は是非。

    支那米の袋 ☆★★★★
    これは微妙。

    鉄鎚 ☆☆☆★★
    まるで悪魔な叔父と更にその悪魔度を上回

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    2022年03月10日
  • 死後の恋(乙女の本棚)

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    ロマノフ王朝の呪い?
    そんな前置きをされたら、嘘臭くて、絶対に聞かないで席を立ちたい。
    たった一夜の間に白髪混じりの老人になってしまった24歳のロシア人の老人。
    「ハラショ」
    ひと通り聞いてみると、気狂いじみていたけれど、私は、本当の、真実の話かもしれない、と、
    思ってしまった。

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    2021年04月13日
  • 瓶詰の地獄

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    思ってたより全然読みやすくて面白かった。 読む前は気味悪さ、グロさだったり狂気的な内容と思っていたが文体も読み易いし内容も神秘的で官能的。 ついつい引き込まれる。 評価が高いのもうなずけるし他の作品にも興味が沸く。 こういう世界観はいいなと思わされた一作。

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    2020年10月22日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

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    あやかしの鼓―夢野久作怪奇幻想傑作選
    (和書)2009年05月27日 18:02
    1998 角川書店 夢野 久作


    随分前に「ドグラ・マグラ」を読んで凄く面白いなって思った作家だった。今回は、短篇集と言うことで「少女地獄」以来だった。しかしどれを読んでも「ドグラ・マグラ」に見劣りしてしまうように感じた。

    もう一回「ドグラ・マグラ」を読んでみようと思う。

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    2020年09月25日
  • 瓶詰の地獄

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    「死後の恋」は島田荘司の「ロシア幽霊軍艦事件」を思い出しながら読んだ。
    表題作の「瓶詰の地獄」が切れ味としては抜群か。

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    2020年06月20日