【感想・ネタバレ】脳Rギュル ふかふかヘッドと少女ギゴク(イラスト簡略版)のレビュー

あらすじ

脳髄ギュルギュルしちゃうヨ♪

2007年人類は宇宙からの“脳R電波”による驚異にさらされていた。その怪電波を受信した者は脳髄を侵され、果ては人体各部から卑猥な花弁を吹き咲かせながら絶命する。脳R化した人間を追って、幻想都市、トウキョウ孤区のビルヂング群を駆けめぐる中央機密局一の危険人物、対策員“青年ボーイ”ギヤマと、夢見がちで妄想過多な天然元気女子高生対策員“少女ガール”シイ。群衆に紛れ込む脳R人間にシイが下半身で共振反応したとき、ギヤマの握る吐出ガンの引き金は下ろされる! 異端文学の魔人・夢野久作のスパイSF短篇「人間レコード」を佐藤大が大胆に“跳訳”! 前代未聞・空前絶後の綺想活劇ラブストーリー!!

※※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。

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Posted by ブクログ

夢野久作の「人間レコード」を原作としたSFスパイ小説という感じでしょうか。
話がかなり壮大なので、つかみ所が無い感じがしました。
舞台は今とは違うニホン。
携帯電話(作中では懐中電話)はあれど、CDは無くレコードになっている。
とまぁ、そんな感じの昭和に考えられていたちょっと未来な世界が舞台です。
脳Rと呼ばれる、正体不明の相手に、こちらも秘密捜査隊みたいな機密局が動いて戦います。
帯やら紹介やらで期待していた描写は無かったものの、スピード感はそこそこあります。
時々急ブレーキがかかるような感じがあるのが、ちょっと難点といえば難点。
面白いのか面白くないのか微妙なポイントです。
この巻では脳Rについては、ほぼ正体不明のままです。
続巻に期待するといたしましょう。

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2012年05月05日

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