夢野久作のレビュー一覧

  • 空を飛ぶパラソル

    Posted by ブクログ

    名だたる傑作群を放った夢野久作であるが、さすがにすべての作品が傑作と称されるわけではない。「キチガイ地獄」は好みの作品だったし、意外と「老巡査」が正統派で良かった他は、なるほどこういう作風か、と認識させられることはあっても、さほど惹かれるものは感じることができなかった。しかしそれでもツンと澄ました人間の醜さを暴き出すかのような物語と言葉遣いは、抗いようがないニコチンの魔力に似ている。夢野久作は癖になるかもしれない。

    0
    2025年04月17日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    なかなか手を出すのを躊躇ってしまう、私にとってはハードルが高いと思ってしまう文豪たち。
    こういったテーマに沿ったアンソロジーは、手を出しやすく助かります。
    江戸川乱歩の「芋虫」と、太宰治の「駆込み訴え」が好きでした。

    0
    2025年04月15日
  • 人間腸詰

    Posted by ブクログ

    ドグラ・マグラ以外の作品を読んだことがないので購読。晩年の作品をまとめた短編集。タイトルからして出落ち感のある表題作よりも他の7編のほうが良いかも。

    0
    2025年03月23日
  • 瓶詰の地獄

    Posted by ブクログ

    初の夢野久作。「ネ」の使い方や言い回しが独特の雰囲気、空間に引き込まれた。魔術師っぽいな、ドグラマグラも読んでみたい。

    0
    2025年03月12日
  • ドグラ・マグラ(上)

    Posted by ブクログ

    夢野久作の作品は大体好きですが、こちらはあまり好きではないです。思考を読者に受け取らせる気がないように感じます。「どこまで書くか、書かないか」の基準まで考え始めると、凡人の私には難し過ぎる話でした。

    0
    2025年03月11日
  • 少女地獄

    Posted by ブクログ

    夢野久作の命日
    遺作は「ドグラ・マフラ」…まだ読めてない

    「少女地獄」は 美しい少女達の変質的な人生
    3編

    「何でもない」
    医院を開業した医師の元に19歳の少女が看護婦を希望して現れる
    彼女は可愛く、優秀、そして気遣いの人
    申し分ない女性だった
    しかし、彼女のその姿は全て虚構
    あらゆる手段を使い嘘をつき通す
    最後にその嘘が発覚するのだが
    この少女の嘘は切ない
    彼女の妄想する自分は空想の中

    「殺人リレー」
    友人のバスガイドが運転手に結婚詐欺に合う
    殺人まで犯した男に、なぜか惹かれていく少女

    「火星の女」
    遺書的手記で真相を綴るのは
    女子高生の焼身自殺、校長の失踪、女教師の自殺
    金と色にま

    0
    2025年03月11日
  • 瓶詰地獄

    購入済み

    孤島に流された二人が

    よくある「孤島に流された二人が」をテーマにした短編である。瓶に手紙を入れて流す、という手法との組み合わせが、新味といえば新味なのだがそれほどに意外性はない。最後のオチの部分の切れ味もまあ予想通りだ ということでいまいちである。

    0
    2025年03月02日
  • オシャベリ姫

    購入済み

    童話らしい童話

    次々とストーリーの舞台を自由に変えてゆくファンタジー童話らしい童話である。このような作品にありがちな、教訓モノと言って要素もほとんどないし、ましてやエログロ要素もまったくない。素直に読める作品である。

    0
    2025年03月02日
  • 縊死体

    購入済み

    ごくごく短い作品

    夢野久作のショートショートと言える作品である。ごくごく短い作品であるが、ショートショートの命とも言える終盤のオチも含めて手際よくまとめられている。意外感などもよく出ているが、ちょっと怖さが足らないかな。

    0
    2025年03月02日
  • お菓子の大舞踏会

    購入済み

    他愛もない教訓モノのおとぎ話

    ストーリーのあらすじから見ると他愛もない教訓モノのおとぎ話.童話である。読みどころ聴きどころは、お菓子たちが踊っているときの歌である。ちょっと中原中也を思い起こさせるような雰囲気を持っている。ドグラ・マグラで有名な夢野久作がこのような小品を残していたというのも面白い。

    0
    2025年03月02日
  • 髪切虫

    購入済み

    幻想的ではあるが

    輪廻、生まれ変わり を扱っているのでちょっと幻想的でよい。全体のボリュームの半分以上を「詩」の形にして、変化をつけている。それだけにオチの部分のあっけなさにちょっとがっかりした思いがする。もっとも、それが作者夢野久作の狙いだったような気もするが。

    0
    2025年03月02日
  • 青水仙、赤水仙

    購入済み

    童話風

    作者夢野久作が描く童話風の作品は、純粋に無邪気で素直な童話そのもののような作品と、寓意 暗喩に満ちたものの二種類がある。この作品は素直な前者に属する作品である。ちょっと哀しさを漂わせる童話っぽい作品で、教訓めいたところがないのもよい。

    0
    2025年03月02日
  • ドグラ・マグラ(上)

    Posted by ブクログ

    昔読んだけれどひたすら主人公の追体験していたら、主人公自身が何者かも馬面が何したかったのかもわからなくなって終わってしまった記憶がある。
    難しすぎた!!また今度リベンジ!!

    0
    2025年02月16日
  • ドグラ・マグラ(上)

    Posted by ブクログ

    ブウウウーーーンンンという奇妙な音に目を覚ました主人公。ここがどこであるのか分からないのみならず、自分が誰なのかも分からない。そんな中隣の部屋から「お兄様、お兄様、声を聞かせて」と叫ぶ女性の声が。曰く返事をしてくれたらこの精神病棟から二人で出ることができるとのことである。その声に驚き返事ができないでいると白衣を着た博士が現れ主人公はある精神医学的な実験の最中に居るとの事。主人公の記憶を呼び起こすべく様々な物を見せる。その中にこの実験の概要を理解すべくまとめられた冊子や書類などが纏めまれたものに目を付ける。前半の内容はこんな感じであるがその殆どのページが主人公が目にしている書類である。主人公に対

    0
    2025年02月06日
  • ドグラ・マグラ(上)

    Posted by ブクログ

    なんかこう回りくどい何かを聞かされ続けているような。

    永遠に詭弁を聞かされているような何とも言えない感じである。

    ここから後半どうなっていくのか知らん

    0
    2025年02月04日
  • 死後の恋(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    はい40おネェ!

    続々と新刊が発売される超人気シリーズ『乙女の本棚』ですが、もうそろそろ追いつきそう

    で、夢野久作の『死後の恋』です

    分かる!

    これは「アナスタシヤ内親王殿下」言いたなる!

    分かる!

    「アナスタシヤ内親王殿下」言いたい!

    まさに声に出して言いたい日本語!

    アナスタシヤ、ロシア人だけども

    しかし、『死後の恋』の方は分からん!
    何をもって『死後の恋』やねん!っていうね

    もうちょっと説明しなさいよ!思う

    いやアイツ絶対わざとやねん
    みんな騙されとんねん
    夢野久作に中身なんかないねん
    なんかいい雰囲気の文章に騙されてなんか込められてるように思わされてるだけやねん

    0
    2025年02月01日
  • 瓶詰の地獄

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    少女地獄(角川文庫)よりも狂気じみている話が多かった。

    『支那米の袋』
    袋の中に閉じ込められている様が読んでいて息苦しくなる。
    好き過ぎて殺したい…。

    『一足お先に』
    病室内で放尿し、夫人の服を剥ぎ取り、ハサミを腹に突き刺し…青白い光に照らされる狂った様子がなんとも恐ろしい。

    『死後の恋』、『冗談に殺す』が特に好き。

    0
    2025年01月21日
  • 少女地獄

    Posted by ブクログ

    本書に登場する蠱惑的な女性達が堪らない。

    『少女地獄』
    積み重ねてきた嘘が崩れ去っていく様を覚悟しながら読み進めて言った。
    虚言癖の心理が気になる。

    校長を恨み復讐を誓うも、彼女は彼を愛していた。
    それが不気味でたまらない。

    0
    2025年01月01日
  • 犬神博士 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    『チイの「悟空感」が最高な痛快冒険小説』


    R6年12月課題図書,『犬神博士』夢野久作

    1、印象に残った箇所(ページ数も明記)
    ①P176、瘤おやじとの花札対決でチイを全面的に信頼して有り金を全ベットする男親
    →男親のこの「しょーもないヤツだけど憎めない」感が個人的には終始ツボでした(笑)、調子に乗って独立宣言して女親から怒られるシーンとかも面白かった

    ②P224、天沢老人の圧倒的に事実には基づかない骨相学による弁護
    →冒頭から終わりまで事実は一つも書かれておらず「骨相学」一本で勝負に打って出るのがツボ(笑)、加えて入口のセリフ「私は骨相学上から見て、当局と全然正反対の意見を主張しなけれ

    0
    2024年12月29日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    好きな作品集まってて、その中で泉鏡花、小栗虫太郎、折口信夫の話は未読だったので多分これらも好きだろうとウキウキで読んだけど結局これら全部ななめ読みで終わってしまった。むずいまだオレには
    夢十夜、第一夜だけ一人歩きしているから第二夜以降新鮮な気持ちで読めた。
    芋虫が本当に好きで何度も読み返しているのでここでも読めてよかった。

    0
    2024年11月30日