夢野久作のレビュー一覧

  • ドグラ・マグラ(上)

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    87~89頁が「ゾッとした」。
    この、小説の中の世界に自分が巻き込まれて居るのではないかと錯覚してしまう感じ。

    かと思えば、的を得てる。
    心療内科や精神病院が金回りよく上手くできているなと感じる。
    永遠の精神風刺。時代を超える毎に説得力が増し、予言のようにも思える。
    誤診が分からないの、皮肉すぎて面白い。

    後半ねむい。

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    2024年11月23日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    耽美幻想文学のアンソロジー。いくつか読んだことのあるものもあり、名前はよく聞くものの実際読んだことのなかったものもある。
    やはり、桜の森の満開の下は断トツで好きなのでこれが冒頭に来てしまうと後がちょっと弱い気がする。いや、あくまで個人的にはだが。江戸川乱歩は「蟲」の方が好きだしな~。みたいな個人的にこのテーマで耽美幻想文学を編むなら何を入れるかみたいなのを考えるのも楽しいかもしれない。あと太宰治の「駈込み訴え」がガチ恋同担拒否反転アンチの詰んでるヲタク描写すぎて解像度高ぇ~ってなった。

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    2024年11月03日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    ネタバレ

    読むと精神に異常をきたすドグラ・マグラという奇書が存在する、というのはだいぶ前から知ってたんだけど昔の本だし難しそうだな〜と思ってなかなか手を出せなかった。
    満を持して挑戦してみたら意外と楽しめたし狂ったりはしてないです!笑
    ただ、この本を読んでた3日間は精神がドグラ・マグラの世界に飛んでたというか。取り憑かれたように読んでしまう不思議な魅力があった。
    主人公は結局呉一郎なん!?それとも違うん!?というこの作品最大のポイントは他の人の考察も読んでみたらいろんな捉え方があって面白かった。私は素直に「主人公は呉一郎で父である正木博士に巻物を見せられ狂ってしまい、一連の惨劇を起こした後記憶を失って博

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    2024年09月10日
  • 冥土行進曲

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    妖の雰囲気が漂う作家だが失敗作とされる『冥土行進曲』は活劇的で読みやすかった。
    好みにもよるのだろうがこの人の作品は一人称で威力を発揮するように思える。冒頭の『狂人は笑う』は面白いがもっと人数を増やせば山田風太郎氏の様な連作風の長編が出来たのではと妄想した次第。

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    2024年09月07日
  • 瓶詰の地獄

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    短編なのに想像力が駆り立てられ、かなりの分量の読後感がある。

    説明しすぎないところが、深みを与えている。

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    2024年08月23日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    上巻に比べて下巻は読みやすかったのが良かった。
    上巻と同じような感じだったら多分途中でリタイアしてた、、、読み終わると精神に異常をきたす本なんて言われてるけど、めっちゃ元気です^-^
    この本は記憶が薄れてきたらまた読み直したい。
    読んでる時のメンタルとか状況次第で多分解釈とか変わってきそう。

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    2024年08月15日
  • 人間腸詰

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    ネタバレ

    ひぇっ!怖い。

    自分の肉を腸に詰められるとして、その腸は自分の?他人の?他の動物の?

    生きたままミンチになるのは辛いなぁ。
    せめて殺してからにして欲しい。

    で、最後はことの顛末を遺族に話したのかな?

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    2024年07月27日
  • 少女地獄

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    虚言癖への当たりキツいな。赤として密告って酷すぎん?

    別に人を傷つけた訳じゃないのにね。
    嘘であろうとも信じていれば現実なんだろう。

    いま、感想を書いていて、何故か姫草の肩をもってしまう自分に気づいた。読者も織り込んでしまう「姫草」と云う虚構、魅力的です。

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    2024年07月18日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    上巻よりは読みやすかったが理解できたかといえば…?
    無限ループ?なにが現実でなにが夢なのか、自分自身さえも信じられなくなってくる。
    とりあえずまたゆっくりと読み返してみたいと思う。

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    2024年07月15日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    イラストはイラストで好きなのだが、本作には合わなかったように思う。独特の解釈のイラストもあり頑張っているのは伝わるのだが、どうしても涼しさを感じてしまう。
    おそらく色味のせいだろう。
    アヤ子が泣く場面ではウミガメや卵があるのは良いが、彼女自身は空色で、爽やかさを感じてしまう。最後の絵もごちゃごちゃしすぎている。
    妹から女を感じるという絵は赤茶色い色だったので、その絵だけは妖艶に感じられた。
    最初のビール瓶の絵が三本以上あるのが謎すぎる。
    島での生活についての説明の後にドーンと2ページに跨ぐ黒背景の1枚絵があるが、これが1番何を伝えたいのかよく分からない。
    その次のページにしても、ヤバン人のよう

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    2024年07月10日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    ネタバレ

    若林博士の屍体弄りの描写がグロテスクで、下巻とはいえ、冒頭から飛ばしている笑

    上巻より前半は読みやすいのだが、中盤から後半にかけては読みずらい。解説によれば、主人公が呉一郎か、呉一郎とモヨ子からできた胎児か、という説が強いらしい。終わり方からいくと、どうも時間の感覚が歪んでいるので胎児として夢を見ているのだと思うと納得できるし、解放場でも呉一郎らしき姿を目にした。私は胎児説。

    正木博士と若林博士がタッグを組んで自分たちの精神病理学説を実証するために、呉家の人間が見ると気が狂う巻物を呉一郎に見せ、呉一郎で検証する。呉一郎にとって、正木博士は実は父だった。

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    2024年07月19日
  • ドグラ・マグラ(上)

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    出だしの男が目を覚まして自分が誰だかわからない、壁の向こうから奇妙な女に呼びかけられる場面がなんだか物凄く好き。
    このおかしな世界に迷い込んでしまった感覚が最高です。
    内容的には理解できるところもあれば理解できないところもある。
    果たして謎は解けるのか。下巻に続きます。

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    2024年06月20日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    とりあえず上下に分ける必要があったのか謎。
    上巻で飽きる人もいそう。
    読みにくいし、理解が追いつかない。
    精神面の事を描いてるので、夢に出てきてゾッとはしたが、別にそこまで精神に異常をきたすほどではない。
    下巻になると、物語にも進展が出てきて、読めるようにはなるが、上巻がしんどかった。

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    2024年06月15日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    はい、25オネェ!
    そして、ひまわりめろん再び夢野久作に挑む!今回のサポート役はねこ助さん!

    そしてつい「美しい世界観」とか言いたくなるのをぐっと堪えてなんとか引き分けに持ち込むことに成功しました

    「美しい世界観」じゃなくて「美しいイラスト」です
    文章だけだったら間違いなく撃沈してたはずです

    でも言いたい

    「メルヘン!」

    ぐぅ

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    2024年05月20日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    私の好きな書簡形式でした。
    ただ、最後まで読んでも、?という感じで、ネットの考察を読んで、ほ〜!という感じです。
    奥が深く、あれはこういうことかな?といろいろ想像できるのが面白いです。

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    2024年04月14日
  • 人間レコード 夢野久作怪奇暗黒傑作選

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    独特な文体は相変わらずですが、ご近所トラブル集と思えなくもない。

    ■笑う啞女
    若い医師と才媛の婚礼の宴席に、頭のおかしい女が現れる。女の笑い声の執拗な描写が怖い。「エベエベ、ケケケ、アワアワ」

    ■人間レコード
    東亜の戦時中が舞台。人体そのものを暗号情報に仕立てられた老人の末路。
    本当の共産主義は「他人の物は我が物、我が物は他人の物」、志那の共産主義は「他人の物は我が物、我が物は我がの物」というジャイアン思想の一説が印象的。

    ■衝突心理
    川崎でのトラック衝突事故。対向車がいるときのハイビーム問題。ラストでチョイドンデン返し。飲酒運転は危ない。

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    2024年04月07日
  • ドグラ・マグラ(上)

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    奇書として有名なドクラ・マグラの上巻。精神病、脳髄に関する話が軸に話が何重にも織りなされているような本。面白く惹かれる部分もあるが、確かによくわからない部分も多々あった。

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    2024年02月28日
  • 死後の恋―夢野久作傑作選―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    少し古さを感じるとしても文章がフランクで読みやすい。編集が入っているのだろうか?とても大正〜昭和初期の人物の作品とは思えない。

    この著者は推理小説作家としてデビューしているのだが、ホラー作家の適性の方があるのではと思った。
    気味の悪い独特の雰囲気を描くのは上手い。対して推理やミステリーものの質は低いと思った。この時代(= 新本格以前)のほとんどの推理小説は今と比べると質が低く、読めたものじゃないと思うことも多いので時代が悪かった可能性もあるが。
    読まないまま上巻の中途で放り出している著者の別の作品『ドグラマグラ』では明るいキチガイを描いていたので、『白菊』(;人形だけがいる館と脱獄囚の話)の

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    2025年06月03日
  • 夢Q夢魔物語

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     執筆年1917(大正6)年から1936(昭和11)年ころのアンソロジー。
     ほんの2,3ページ程度の掌編小説や連作短歌(!)がたくさん収められている。私は主に角川文庫で夢野久作をいくらか読んできたが、本書で重複しているのは「瓶詰地獄」くらいであり、相当めずらしい作品が集まっている。
     やはり夢野久作はカルトの、B級作家であるとしか言いようがない。文体もストーリーもテーマの選び方も妙に「へにょへにょした」感じの変態作家と思い、その作品は最高の芸術品とは言えないものの、メインストリームの文学群にちょっと疲れてきたとき、なんとなく「ほのかに」面白がらせてくれるような、変わり種の口直しのような文学世

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    2024年02月12日
  • 冥土行進曲

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    勉強の前と寝る前にちょっとずつちょっとずつ読んでやっと読み終わった。

    これを読んでるタイミングと『異世界ありがとう』を読んでるタイミングが被ってて、海が共通してるときになんか脳内でイメージごっちゃになって頭疲れてるな…と思いながら読んでた。

    海を見たくなって夜中に川辺と海辺をドライブした。

    久しぶりの夢久めっちゃすき!とはならんが長編を読む脳キャパがないので区切り区切りで読めてのめり込みすぎるほどすきでもなくほど良かった。

    やっぱり装丁がいい。
    なんかアニメキャラとのコラボ装丁じゃなくなったら他の読んでないのも買いたい。

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    2024年01月27日