夢野久作のレビュー一覧
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「こんな夢を見た」から始まる、十の美しい夢の世界。夢だからすべてに理由なんてないし、ちょっと怖い。でもこんな夢の話ならいつまでも聞いていたい。
お話としては一、三、七が好み。
しきみさんのイラストは第一夜の百合が儚い雰囲気で良かった。
ページごとに文字や背景の色の変化があって、飽きずにするすると読め...続きを読むPosted by ブクログ -
巷間言われているほどのグロさもエロさもない。正木を通じて語られ続ける作者の世界観、生死観は理解の範疇である。
(内容紹介)
昭和10年1月、書き下ろし作品として松柏館書店から自費出版された。〈日本一幻魔怪奇の本格探偵小説〉〈日本探偵小説界の最高峰〉〈幻怪、妖麗、グロテスク、エロテイシズムの極〉...続きを読むPosted by ブクログ -
うーん、外科室での顛末はなんか察することができたんだが、後半がマジで全く筋が読めず、解説ググって理解した感じ。 私には難易度が高かった。
2024.1.2
3Posted by ブクログ -
美しい絵に中和されたところは多少あるが、苦手な戦争モノだった。。。作品のテーマは戦争ではないのだが、戦時中の物語で、苦手な戦争のグロさが途中でいきなり出てきて、最後まで読めたもののしんどかった。。。
苦手なジャンルでも最後まで読ませるくらい物語としては興味深いのですが唯々苦手、という一言に尽きる。と...続きを読むPosted by ブクログ -
赤とんぼと別荘と思われるところへやって来た女の子のひと夏の出会いと別れ。
色使いがとても綺麗な絵が、この物語をより幻想的なものにしている。
装丁もおしゃれで、和紙っぽい見返しもとっても綺麗だ。
大人の絵本だね。Posted by ブクログ -
夢十夜は、最初に“こんな夢を見た”とされ、、多少の理不尽や非合理性は、許してね、ということになる。その絵を描くというのはあまりに許容範囲が広すぎて難しかったでしょうねと思います。
第一夜
死んだ女が百合の花に転生する夢。
愛する女を失った男の夢。
「もう死にます。百年 私の墓の傍で待っていてくださ...続きを読むPosted by ブクログ -
巷間言われているほどのグロさもエロさもない。正木を通じて語られ続ける作者の世界観、生死観は理解の範疇である。
(内容紹介)
昭和10年1月、書き下ろし作品として松柏館書店から自費出版された。〈日本一幻魔怪奇の本格探偵小説〉〈日本探偵小説界の最高峰〉〈幻怪、妖麗、グロテスク、エロテイシズムの極〉...続きを読むPosted by ブクログ -
大乱歩氏の有名な短編に、しきみ氏のイラストがコラボされた作品。相手は昔のまま変わらないのに、自分だけが年老いて行く悲しみが切なく感じる。儚い恋愛小説としても読めると思った。Posted by ブクログ
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ヨルシカの「第一夜」を聴いていたら、ふと読みたくなって手に取った。
夏目漱石×しきみで、とってもイマドキな感じに仕上がっている。
こんなイラストと組み合わせても、全く色褪せないのは、やっぱり文豪夏目漱石だからなんだろうな。
夢の中の話というだけに、つかみどころがない感じがするけど、読み手によって様々...続きを読むPosted by ブクログ -
むかしむかし、ある国の美しい湖のふちにある村にルルとミミという兄妹の孤児がいた。
ルルは亡き父と同じ立派な鐘造りを目指す。
「湖の水が濁るとよくないことがある」
幻想的で悲しいお話だった。Posted by ブクログ