夢野久作のレビュー一覧

  • 押絵の奇蹟

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    知らぬ間に角川文庫に追加されていたので読んでみた。短編3つでいずれも主人公の告白文のような形式で綴られている。
    蠱惑的な女性の存在感は他の作品の方が強い気もするが、主観で語られる故の真実か妄想かわからないまま進む物語はドグラ・マグラに通ずるようで面白い

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    2014年05月23日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    夢野久作がこんなにもかわいい冒険活劇小説を書いてるとは驚いた。
    とにかく、主人公の一見美少女の美少年チイの超能力を駆使した大冒険がとにかく胸が躍ります。

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    2014年05月14日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    忠義、慈愛、非人道、そういった概念がチィには理解できない。むしろそういったもののために社会の大人たちが右往左往して全く要領を得ないことに苛立つ。読みどころはこの辺かなと思う。完成していれば間違いなく日本を代表する文学作品の一つに挙げられただろう。逆に未完の美もあるだろうけども。

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    2014年02月24日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

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    ネタバレ

     夢野久作先生らしい、「人」の持っている恐怖を扱った作品集だと思った。また、人によって解釈の方法があるのも夢野先生らしいと感じた。先生が考える背景を理解できなかったので、様々な人の解説記事を読んでみたけれど、実に様々な解釈があって面白かった。特に『瓶詰地獄』は面白かった。

     『死後の恋』はよくわからなかった。『悪魔祈祷書』は、店主の嘘(?)をずっと独白するということかな。『支那米の袋』は、とってもよくできていると思った。人間の残虐性や非情さがもっともわかりやすく著している作品だった。

     『難船小僧』は、よくわからなかった。とりあえず、迷信を恐れないでやったから良かったということかな。

     

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    2013年10月18日
  • ドグラ・マグラ(まんがで読破)

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    原作は意味がわからなくて上巻でなげたが、漫画版読んだらようやくわかった。

    心理遺伝は信じる方なので。
    てかリンクが上手い。結果的に○○が一郎の母を殺したことにより、皮肉にも心理遺伝が実証されたことを暗に示しているあたりが。

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    2011年02月26日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

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    「死後の恋」
    兵隊。宝石。没落貴族。木にくくりつけられた死体。アナスタシヤ。

    「瓶詰め地獄」

    「悪魔祈禱書」
    古本。教授。

    「支那米の袋」
    美しいロシア娘。船の男たち。騙された女たちの発狂。

    「難船小僧」
    船を沈めるSOSボーイ。

    「幽霊と推進機」

    「怪夢」

    「白菊」
    逃亡中の強盗。人形の並んだ月夜の部屋。西洋少女。

    「いなか、の、じけん」

    「木魂」
    数学者。鉄道線路。死んだ妻と息子。

    「あやかしの鼓」

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    2010年10月24日
  • あやかしの鼓 夢野久作怪奇幻想傑作選

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    久作短編集のなかでも入手しやすさが魅力。乱歩が感心したという「白菊」他11編収録。この魅力を味わうと、何としても全集を蒐集したくなる。

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    2010年10月29日
  • 脳Rギュルー脳或公使ー

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    あの「ドグラ・マグラ」で有名な夢野久作の原作に佐藤大が手を加え、
    ファンタジックでノスタルジーな独特のイラストを描くトミイマサコが
    それを絵に起こした奇跡のコラボレーション。

    一読の価値は有る。

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    2010年08月09日
  • ちくま日本文学全集夢野久作

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    「氷の涯」の終盤のニーナの独り語りが凄い好き。半世紀以上前の小説とは思えないスピード感。
    「人間腸詰」もやっぱり面白い。
    日中露のゴタゴタした感じがたまらん。

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    2010年05月17日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    この人の本は、昔の言葉、
    しかも今作に至っては九州弁でかかれているのに、
    グイグイと引き込まれてしまう。

    話もあっちいったり、こっちいったりするくせに
    わかりやすい。
    皮肉っぽいし、馬鹿馬鹿しいところもある。

    オチもわかりにくくなっている。
    でも、とても面白い。

    これはすごいと思った。

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    2010年03月15日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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    子供の活躍する小説は大抵どこかに厭味があるものであるが、この小説はただただ痛快である。手放しでチイの活躍を応援したくなる。それはおそらく夢野久作自身が心底憧れて造形したキャラクターだからなのであろう。純粋で高潔な子供など現実には存在しないのである。

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    2010年01月04日
  • 犬神博士 アニメカバー版

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     夢野久作氏の代表作を3つ網羅したが・・・
     普通の本屋で他の作品って売ってるのかな。

     いいよね。あの明治あたりのハイカラ文化の雰囲気。


     豪傑な九州男児の悶着は、ちょっと雰囲気違うけど、文体の心地よさは健在。すき。


     子どもが主人公の作品は、映像での作品化は難しいのではないかと思う。

     「子どもは子どもにしかなり得ない。」
     複雑な感情の機微を演技に置き換えていくにはきっと経験値が足りなくて、客観的にしかとらえられないからじゃないかと思う。

     それをあえて映像に挑戦するなんて野暮なことはしないで、

     だからこそ、小説を、漫画を読む意味を考え、味わいたい。


     

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    2009年11月03日
  • ドグラ・マグラ(まんがで読破)

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    まんがでも難しかったですが、楳図かずお風の絵が よかったです。
    読んでみたかったのでまんがで読めてよかったです。

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    2009年10月07日
  • ちくま日本文学全集夢野久作

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    夢野久作の短編集。

    ドグラ・マグラが読んでみたいなと思っていたが、つまらない作品だと時間の無駄なので、手始めとして短編集を読んでみた。

    正直ストーリーの組立などは現代小説のほうが上手だけれども、独特の言い回しや文体など恐ろしく魅力的な作品だと思う。

    古くても寂れない名作とはこの小説のような存在のことを言うのだろう。

    この短編集の中の「人間腸詰」が軽妙でもあり、グロくもあって中々に素敵だった。

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    2009年10月04日
  • ちくま日本文学全集夢野久作

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    なんといっても「氷の涯」なのですね。ラストが必見です。夢野久作が書簡体や一人称語りなどを魅力的に使用していることが「瓶詰地獄」などでうかがえたりします。

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    2009年10月04日
  • ビルディング(乙女の本棚)作品集(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。夢野久作のビルディングが収載された、ねこ助さんの作品集です。

    ビルディングは、とっても短いストーリーですが夢野久作らしさが全開。ねこ助さんのイラストが、より一層作品にパワーを与えていました。最後のシーンの可愛らしさと不気味さの混じった様子が印象的でした。

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    2026年06月25日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    瓶に詰められた、遭難した兄妹の罪の告白。
    幸福な天国は何故地獄になったのか。
    開示される手紙の時系列が〈新しいもの→古いもの〉のため、最後に最初に投げ込んだ助けを求める手紙がくる構成がなんか好き。
    絵師さんの繊細で妖しい絵が美しい。

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    2026年06月22日
  • 少女地獄

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    物語の世界に入り込むまでは、やや読みずらさがありました。
    しかし読み進めるうちに全くもって夢野久昨の世界に入り込んでしまって、もう出口が分からない感じですね。
    私はけむりを吐かぬ煙突がいちばん好みでした。この後味のわるい、どうやって解釈して物語を終わるのがいいのだろうか、というような。
    そして最後の女坑主も強烈ですね、
    もはや夢野ワールドからの出口なんて求めてない、疲れるけどずっとこの世界に浸っていたい、みたいな感じです。
    中毒性のある作家さんだなと思ってます。
    死後の恋が1番好きですが、やはりどの作品も心をガッチリ掴まれますね。
    シッカリ読書した!という感覚があります。

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    2026年06月10日
  • あやかしの鼓 ――夢野久作ベストコレクション 夢の巻

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    オチがはっきりしなくてよくわからないものあるんだけど、個人的にはそこも含めて魅力的なんだと思う。
    妄想なのか現実なのか、夢なのか現実なのか、わからないからこそモヤモヤした読後感があっていい。
    かなり好き嫌い分かれそうなので本当に個人の意見ですが。

    本作に収録されているものだと「あやかしの鼓」、「死後の恋」、「支那米の袋」みたいに、一人称または誰かしらの語り口調で進んでいく作品が好きです。
    最初から不穏な空気が漂っているけど終盤にかけてさらに悪い方向にどんどん進んでいく感じ。

    この独特な世界観がクセになる。大好き。

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    2026年05月22日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    面白かったです。チャカポコは読み疲れるけど話は読みやすかった。主人公は一体誰なんでしょうか。時間が経ったらまた読み返したいと思います。人類皆基地外‼️正木先生が好きです。

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    2026年05月20日