夢野久作のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夢野久作氏の代表作を3つ網羅したが・・・
普通の本屋で他の作品って売ってるのかな。
いいよね。あの明治あたりのハイカラ文化の雰囲気。
豪傑な九州男児の悶着は、ちょっと雰囲気違うけど、文体の心地よさは健在。すき。
子どもが主人公の作品は、映像での作品化は難しいのではないかと思う。
「子どもは子どもにしかなり得ない。」
複雑な感情の機微を演技に置き換えていくにはきっと経験値が足りなくて、客観的にしかとらえられないからじゃないかと思う。
それをあえて映像に挑戦するなんて野暮なことはしないで、
だからこそ、小説を、漫画を読む意味を考え、味わいたい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったしテンションも上がったけど、いまいち最後まで入り込めなかったのが残念
私の過去の記憶はイクラ考え直しても、今朝暗いうちに聞いた「ブーン」という音のところまで溯って来ると、ソレッキリ行き詰まりになって終うのであった。……私は他人が何と思おうとも……どんな証拠を見せつけられようとも、自分自身を呉一郎と認める事が出来ないのであった。
自己の同一性はどのように担保されているのだろうか
「エッ夢……僕が夢……」
……よく考えてみると、私はまだその中から、私の過去の記憶の一片だも、思い出していないのであった――私は何者――という解答を自分自身に与える事が出来ない。憐れな健忘症の状態に止まっ -
Posted by ブクログ
ネタバレだんだん面白くなってきたぞー!で終わる上巻。
目が覚めたら自分が誰かわからなくなっていた謎、語られる正しいか正しくかわからない謎の説明、謎の美少女、謎の論文、、や「 …………ブウウ――――――ンンン――――――ンンンン………………。」といった何かを暗示するかのような謎の時計の音というセット、諸々含めてエンターテインメントという感じがする。
上巻だと全然、発狂できそうもなくて残念(?)
「……お兄さまお兄さまお兄さま。妾は貴方のものです。貴方のものです。早く……早く、お兄様の手に抱き取って……」
私は掌で顔を烈しくコスリまわした。
……違う違う……違います違います。貴女は思い違いをしている