夢野久作のレビュー一覧
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『瓶詰地獄』
夢野久作、ホノジロトヲジさんコラボ作品です。
この本は「読むと精神に異常をきたす」といわれている[ドグラ・マグラ]の著者の…作品。
短編小説です。
ホノジロトヲジさんのイラストは、とても素敵でしたので、恐る恐る…読んでみました。
この本の構成は物語の全てが手紙文になっています。
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太宰治と人気漫画家の紗久楽さわさんのコラボ作品。
「葉桜と魔笛」
切ない、姉妹愛を感じる作品でした。
主人公である老婦人の、三十五年前の回想という形で進む物語。
二十の主人公は既に母を亡くしていて、中学校長である頑固で厳格な父親と十八の病弱な妹と三人暮らし。
妹の死期が迫り、ただ側で黙ってみている...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸川乱歩、三作品目を読みました。
またまた、奇抜で濃密な、非日常の世界に行くことができました。
いつとも知れぬ……ある日「私」は、
態々(わざわざ)魚津へ蜃気楼を見に出掛けた帰り途に、汽車で押絵の額を窓に向けている男と出会う。
その男は顔は細面で両眼がギラギラし過ぎていた外はよく整っていてスマー...続きを読むPosted by ブクログ -
乙女の本棚シリーズから、夢野久作さんとホノジロトヲジさんのコラボ作品「瓶詰地獄」です。「この表紙いいね~!今まで借りた中で一番いい!」と、ボカロ好きなうちの息子が言いました。現役乙女世代にも、いい感じに見えるんですね!でも息子は読まないと思うけど(^-^;
浜辺に流れついた、ビール瓶3本…その...続きを読むPosted by ブクログ -
何年か前に読んだ時は上巻で挫折したけど、1週間かけてやっと読破。下巻の方がお話パートが多いので、比較的読みやすかった。
文体には謎の中毒性があって面白い。
内容自体は訳がわからない、流石脳髄の地獄『ドグラ・マグラ』…また挑戦したいと思います。Posted by ブクログ -
思考、感情があっちこっちに飛ばされ、とても面白い。推理小説?と呼んでいいかな。
下巻を読んだ後は、もう一度上巻を読み直すのをオススメ。印象が全く変わる。
捉え方次第でグッドエンド、バッドエンド、キツネにつままれたようなエンドに持っていかれ脳が騙されます。
上巻は、心理や遺伝について丁寧に説明がある...続きを読むPosted by ブクログ -
この本はすごすぎます
もう二度と生まれてこないと思います
私は上巻から読んでいてなぜ胎児の夢を繰り返し説明するのか不思議に思っていました
胎児の夢→胎児がお腹の中で人間の進化を見てる
つまり遺伝子というものが形を成す過程を見ていることを言っている
はじめはミスリードばかりが多く真実が見えませんでし...続きを読むPosted by ブクログ -
表紙をみて男性と女性かと思っていたら、どちらも女性、しかも姉妹。太宰の少女目線の話は、読むと心がきゅっとする。なんでこんなことわかるんだろ。Posted by ブクログ
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最初は難しすぎて頭が痛くなりましたが自分なりにまとめてみました。
人間の心理作用を先祖が治さないと子孫にそれが伝わってしまう。代を重ねるとその遺伝子が年々遺伝していきこれが酷くなってしまう。
これ2015年のホロコーストの子孫の記事と似てると思いました。著者は天才だと思いました。
夢遊病→熟睡状...続きを読むPosted by ブクログ -
まだ、上巻よりは読みやすかったか。
途中までは理解できないことが多く、よく分からないまま読み進めていたけど、最後の最後でなんとなく理解。
個人的には主人公があることに気づいた時が1番鳥肌が立ちました。
解説を読んでまた鳥肌。
自分の理解のもっと上の伏線に感服しました。
ちょっと難しいところは斜...続きを読むPosted by ブクログ -
無人島に流れついた11歳の兄と7歳の妹。
三本の空き瓶に託した3通の手紙で時系列を遡って描かれるふたりの状況。
聖書を焼きすて、堕ちていく。
昭和初期の作品。
大正から昭和にかけてはこのような妖しい作品が許されていた時代だったのか。Posted by ブクログ