感情タグBEST3
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「氷の涯」の終盤のニーナの独り語りが凄い好き。半世紀以上前の小説とは思えないスピード感。
「人間腸詰」もやっぱり面白い。
日中露のゴタゴタした感じがたまらん。
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夢野久作の短編集。
ドグラ・マグラが読んでみたいなと思っていたが、つまらない作品だと時間の無駄なので、手始めとして短編集を読んでみた。
正直ストーリーの組立などは現代小説のほうが上手だけれども、独特の言い回しや文体など恐ろしく魅力的な作品だと思う。
古くても寂れない名作とはこの小説のような存在のことを言うのだろう。
この短編集の中の「人間腸詰」が軽妙でもあり、グロくもあって中々に素敵だった。
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なんといっても「氷の涯」なのですね。ラストが必見です。夢野久作が書簡体や一人称語りなどを魅力的に使用していることが「瓶詰地獄」などでうかがえたりします。
Posted by ブクログ
収録作品:いなか、の、じけん 抄 / 瓶詰地獄 / 押絵の奇蹟 / 氷の涯 / 人間腸詰〈そうせえじ〉 / 猟奇歌 / 謡曲黒白談より / 杉山茂丸