夢野久作のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夢野久作の「人間レコード」を原作としたSFスパイ小説という感じでしょうか。
話がかなり壮大なので、つかみ所が無い感じがしました。
舞台は今とは違うニホン。
携帯電話(作中では懐中電話)はあれど、CDは無くレコードになっている。
とまぁ、そんな感じの昭和に考えられていたちょっと未来な世界が舞台です。
脳Rと呼ばれる、正体不明の相手に、こちらも秘密捜査隊みたいな機密局が動いて戦います。
帯やら紹介やらで期待していた描写は無かったものの、スピード感はそこそこあります。
時々急ブレーキがかかるような感じがあるのが、ちょっと難点といえば難点。
面白いのか面白くないのか微妙なポイントです。
この巻では脳Rについては、ほぼ正体不明のままです。
続巻に期待するといたしましょう。 -
Posted by ブクログ
大衆芸能を抑圧しようとする体制の支配に抵抗する民衆のエネルギーを、北九州を舞台に、緻密で躍動的な文体で描き出す、夢野文学傑作の一つ。(裏表紙より引用)
読み終えて、「まさか、未完?」と思い、調べました。
犬神博士は昭和6年9月から昭和7年1月まで、福岡日々新聞(現在の西日本新聞)に連載されたそうです。
ドグラ・マグラの発刊が昭和10年、亡くなったのが昭和11年・・・。
連載途中で亡くなったわけではないし、書き下ろしのドグラ・マグラが発刊されているわけだから、病床に臥していたわけでもなさそう。
そこまで考えて、「これで終わりだったんだ!」と思いました笑。
それくらい、唐突に終わっています。
主人公・チイは何がどうなって「キチガイ博士」やら「犬神博士」と呼ばれる人になったのか・・・。
走ってどうなったのか・・・。
気になることがいっぱいですが、そこは読者の想像力で埋めなければならないみたいです。
チイはとにかくステキに痛快です。
(この「ステキに」という表現がすき。夢野久作独特の表現だと思うのですが、どうでしょう。)
まっすぐで、元気で、自分の思ったとおりに行動する。
大人には屈しないし媚びない。
でもって、すべてを見通している。
民衆のための小説といった感じです。 -
Posted by ブクログ
2009/
2009/
読みたいです。
アジアのスラムでは、子供はどんどん増える。子供が労働力だからである。子供が労働力だからである。この国では、子供は減る一方である。人口問題とは、他方では、子供問題であろう。
子供問題は、奇妙なことに、まず人口問題として意識され、次に教育問題となり。経済問題となる。子供問題にはならないのである。子供問題を考えても、そのうち相手は大人になってしまう。
なぜ、子供問題に興味をもつか私の場合は、仕事の上で、死体を扱うからである。死体は、社会から排除される。しかし、社会から「正当に」排除される、もう一つの人間的存在がある。それは子供である。死体の場合と同じように、子供に注目することは、社会について、さまざまなことを教えてくれるはずである。
そんなことより、自分の子供で精一杯だ。これも子供と死体に共通する、もう一つの観点であろう。死の場合も、他人の死より、自分の死で精一杯ではないか。 -
購入済み
どうにもしっくりとしない
肝心の話の内容は、様々な危うい夫婦関係を描き出しているがその内容に共感を覚えたり、逆に反発したりするような気になかなかならない。どうにもしっくりとしない作品である。
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ごくごく短い作品
ごくごく短い作品である。単なる教訓ものとして読むことができるが、自然の恵みを利用しなからそれを使って金儲けをしている人々を非難しているという、世相批判的な見方もできる。
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購入済み
童話風の作品
一見童話風の作品である。教訓モノかなとも思ってしまうが、どのような教訓が秘められているのかちょっとわからない。野生の植物と人間との関係を長短両面で描いているということができのかな。
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購入済み
典型的なファンタジー童話風の作
ごくごく短い典型的なファンタジー童話風の作品である。この作者らしいエログロ的なところは全く無く、教訓もの的な要素もまったくない。単なる昔話なんだろうな、として読むことができる。