坂口安吾のレビュー一覧

  • 不連続殺人事件

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    ネタバレ

    ピカ一いいキャラすぎる~!
    坂口安吾さんからの挑戦状。結局当てられず、敗北…
    知り合いの国語科教師にオススメしてもらって読んだけど、とても面白かった!
    私は普段本をあまり読まないし、昔の本だから文体が古くて難しい言葉が出てきたりと読みづらい部分もあったけどそれにしては意外にスラスラ読めた!
    登場人物の関係が複雑だった。

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    2026年06月03日
  • 白痴

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    いろんな欲望が冴え渡る瞬間が書かれてる短編集

    NUMBER GIRLの「桜のダンス」という曲の中に"わたしは海を抱きしめていたい"という歌詞があって、(いい意味で)向井秀徳らしくなくて好きだった。いまはもうあんまり聴かなくなったけど、数年越しにこの短編集の中で再会できて嬉しい。

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    2026年05月25日
  • 新・黄色い部屋 犯人当て小説傑作選

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    2つ目の話終了時点で全体の半分のページだったので、ちゃんと終わるんだよね?と思ったが、長めなのは最初の2話で、後は短めの小説が続く感じ。

    それぞれの話のできは中々良かった。でも最初の「妖婦の宿」は、当てるの難しすぎないか!?

    個人的に面白いと思ったのはタイトルの「新・黄色い部屋」クスッときた。

    江戸川乱歩のは、小説じゃなくてクイズだったのが残念。良問だとは思うけど。

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    2026年05月23日
  • 不連続殺人事件(新潮文庫)

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    登場人物が多すぎるけど、それぞれのキャラはすごく魅力的
    挑戦状から坂口安吾の人柄が垣間見えてて面白い

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    2026年05月08日
  • 不連続殺人事件(新潮文庫)

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    坂口安吾のミステリー。
    山奥に人が集められる。夏の長い休暇として、みんなで楽しくお泊り会。とはいえ、参加者にはそれぞれ思惑、事情があって参加するのだろう。そう思って渋っていた主人公も誘いに押し切られて参加を決意。
    しかし、参加してみると、予想外のメンバーがいて不穏である。しかも、招待していないはずの人もいるらしい。誰が招待したのだ??
    そこで始まる怒涛の殺人。脈絡がなく、不連続に見える。
    作者は、発表当時、犯人を当てた人に賞金を渡すことにした。これは読者への挑戦状である。
    それもあり、作者が各方面の読者に対して挑発的なコメントを残していて、これも面白い。ただし、犯人が分からないので悔しい。
    未読の方は、ぜひ犯人をズバッと当てて坂口安吾の鼻を明かしてほしい。

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    2026年03月03日
  • 桜の森の満開の下

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    電子で。
    久々に読んだけどおもしろいのは最初だけじゃなかった。
    読むたびにおもしろさがわかってくる。

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    2026年02月27日
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    坂口安吾の世界に迷い込んでしまいました。登場人物の固有名詞も一切登場しないことが、かえって物語を神秘的にしています。鈴鹿峠の桜の森を訪れて、妖気な世界を覗いて見たくなりました。

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    2026年02月22日
  • 堕落論

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    読むというより、何となく読んでいるフリをする。
    難しい。本質大好き、逆張りおじさんだなという印象。でもその本質がなかなか鋭い物も多い。しかし史家に厳しいが、歴史の知識は1年生としながらも飛騨や皇室に関する伝説に関しての自身の考えを堂々と述べるられるのは、面白いとは言え何とも言えないような気もするし、大評論家だから書けたのだろうなとも思う。

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    2026年02月19日
  • 桜の森の満開の下・白痴 他12篇

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    ネタバレ

    どの話も女性が性欲旺盛か、狂気的で理解に苦しんだが、常人の発想ではなく楽しんだ。振り回されるのが好きなんだろう。

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    2026年02月19日
  • 不良少年とキリスト(新潮文庫)

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    太宰は、そういう、あたりまえの人間だ。(本文より)まさかそんなセリフがまさか聞けるとは思わなかった。太宰は世間とは大きくかけ離れた人物だと現代では言われることが多いが本文では彼もまた常識的な人間であったと書かれていた。ただその自認を履き違え、いつまでも不良少年として生きていた。そのどこ可愛げのある不器用さこそ私の感じていた太宰像に若干当てはまるところがあった。太宰治という一人の人間を彼の友人が紐解いて私たちに教えてくれる一冊。

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    2026年02月02日
  • 不連続殺人事件(新潮文庫)

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    非常に面白かったです。作者の坂口さんが読者に挑戦状を渡しているのが大きな特徴です。犯人当てたら賞金をあげるというのも毎回章末に織り込まれる文章もユーモアに富んでいて良いです。

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    2026年02月01日
  • 堕落論

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    「人は堕落する。だからこそ人間なのだ」。道徳や理想を疑い、弱さや矛盾を抱えたまま生きることを肯定する言葉は、挑発的。救いは努力や清潔さではなく、堕ちきった先にあるという逆説が胸に残る。

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    2026年01月17日
  • 白痴

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    戦時戦後の混乱期を生きていた男女の、肉欲や曖昧な生命観を表した作品。短編集でそれぞれ別のキャラクターが登場するんだけど、誰もがうっすら敗戦への絶望感や見えない未来に対する自棄を抱えていて、これはその当時のスタンダードだったのか、坂口安吾自身の投影だったのか、と思いながら読んだ。

    文体が特徴的で、場面が転々としたり、急に登場人物が増えた感じがしたり、息継ぎが難しい本。終始非常に生々しい。

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    2025年12月24日
  • 不連続殺人事件

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    ネタバレ

    ちょっと登場人物が多すぎて、しかも関係が複雑。登場人物の一覧表が欲しかったかな(笑)内容としてはやはり面白く、巨勢博士の推理も良かったと思います(笑)本文中にあった地図や部屋割りなんかも巻頭か巻末にもう少し大きくだしてくれたら嬉しかったかな(笑)

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    2025年12月22日
  • 桜の森の満開の下・白痴 他12篇

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    ネタバレ

    文明の中で理性や美を追うことは、人間を狂わせる。
    けれどその狂気こそ、人間の証でもある。
    私的には人間はみんな不出来で狂ってると思ってる。
    それより桜の木のほうの描写は狂気があったかな。

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    2025年12月09日
  • 夜長姫と耳男(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    他の作品と比べると、分厚いなと思ったら、内容もズッシリとしています。

    今回はイラストの力よりも作品の力が強く、ただひたすら、自分では理解出来ない理屈に翻弄されながら読み進めました。とにかく姫が恐ろしい。矛盾してるけど、無邪気な邪悪さがすごい。
    読み終えて、少し放心してしまうような緊迫感に満ちた作品でした。いやいやすごい。

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    2025年11月29日
  • 白痴 青鬼の褌を洗う女

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    ネタバレ

    坂口安吾の、戦前から戦後すぐに発表された作品の短編集。
    『ラムネ氏のこと』と『故郷に寄する讃歌』以外の作品は、男女の恋愛(肉体の、または観念の)を描いている。

    そこに描かれているのは、男を翻弄する女。
    そして、女に翻弄されながらもしがみつくわけではない、けれどもふわふわと離れがたくそこにいる男との対比。
    男の視点で、時に女の視点で語られるそれらは、安吾の人生のテーマなのかもしれない。

    女性の経済的自立が難しかった時代、芸術だったり歌舞音曲を好み、コツコツ働くことの不得手だった女性は、「オメカケ」になるしかなかったのかもしれない。
    親の遺産はもらえないなか、まずは食べること、そして終日を気ままに暮らす手段。
    高等遊民の女性の話は聞いたことがない。

    戦前の作品では、女性は「死」をほのめかす。
    時に自ら死を選ぶ。

    しかし、負け戦濃厚のなか空襲から逃げ惑い、家に水をかけ、穴を掘り、空を見上げながら夜を明かすような戦争の日々を体験した後の戦後の作品には、特に人生の目標があるわけではなくても、とにかく生き延びるというしたたかさが現れる。

    でも、私が好きなのは『ラムネ氏のこと』だな。
    これは時代性を問わず、最近の話としても通用するような、ちょっとした小話。
    今後大きな辞書を見かけたら、ラムネ氏のことを調べてしまいそうだ。

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    2025年11月28日
  • 不連続殺人事件(新潮文庫)

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    かの著名な坂口安吾による本格探偵小説。
    日本ミステリー史に輝く名作と謳われるだけのことはある。
    タイトルが秀逸。『不連続殺人事件』
    何が不連続なのか、非常に興味をそそられるタイトルである。

    1947年の夏、県内有数の財閥・歌川多門邸で、
    流行作家の望月王仁が殺害される事件が発生する。
    歌川家には多数の人物が、
    多門の息子である一馬の手紙により招待されていたが、
    一馬によればその招待状は偽物であった。
    招待客、使用人、家族を合わせ、
    総勢29人の人々が滞在していた歌川邸では、
    家族のみならず戦争中に疎開していた10人や、
    その他の招待客らの間でも乱脈な性関係がなされており、
    さらには複雑な憎悪が絡み合い、次々と犠牲者が生まれていく。

    とにかく登場人物が多い。むしろ多すぎる。
    なので最初は登場人物の把握だけでてんてこ舞いとなる。
    が、やはり時代性というか、現代では考えられない思考の数々。
    登場人物のほぼ全員がクズなのである。
    クズにも様々種類があるが、この話で言えば色欲の方である。
    性に関して奔放すぎる人物しか出てこない。
    そして、あちらこちらで見受けられる血縁関係。
    つまり、当主である多門の腹違いの子供の数々など。

    この辺の清々しいまでに倫理観のない登場人物たちに関しては、
    時代性というものが大きく関係しているのだなと、
    当たり障りなく言えばカルチャーショックのようなものを受けた。
    果たして現代の方が生きやすいのか、生きづらいのか、
    そんなことまで考え込んでしまった。

    とは言え、物語自体は秀逸。
    章終わりごとに載せられている作者からの挑戦状。
    これが斬新で、面白さの一役を担っている。
    勿論、私は見事に的外れな回答を予想していたのは言うまでもなく。

    現代のミステリー小説でもやってみてもらいたいものだ。
    作者からの挑戦状。間違いなく跳ねるだろう。
    それだけの揺るぎない自信を見せた坂口安吾に脱帽である。

    巻末に収録されていた短編『アンゴウ』
    たまたま手にした古本に残っていた暗号の謎を解く物語だが、
    その結末には思わずホロっとさせられてしまった。

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    2025年11月23日
  • 風と光と二十の私と・いずこへ 他16篇

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    色恋沙汰の話は興味が湧かず読むのがダルかったが、行雲流水の教員時代、悟りを目指したが鬱になってしまった学生時代、暇なショクタク時代、「わが思想の息吹」などはとても興味深かった。なんというか、安吾は人生を通して青臭かったというか…自ら人生をベリーハードモードに設定し続けた人というか…。た、体力あるなあ…。

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    2025年11月25日
  • 堕落論

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    堕落について、悪い物と認識する考え方は、果たして正しいのか?色んな場面で考えてみると堕落することの反対に、決まり事がある事に気づく。それは堕落があるから、決まり事があり、人間が弱いから堕落と決まり事かあると考えられる。また人間は弱くても堕落仕切る事も出来ず、そうして生きていくのが人間らしさと問う。すばらしい良書である。

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    2025年10月27日