【感想・ネタバレ】不連続殺人事件 附・安吾探偵とそのライヴァルたちのレビュー

あらすじ

それは、「人生最高のゲーム」だった――

日本の本格ミステリ史上屈指の名作『不連続殺人事件』。その誕生背景には、若き文学者たちが戦時下に行なった伝説の「犯人当て」イベントがあった。

荒正人・大井広介・平野謙ら、坂口安吾の〈ライヴァル探偵〉たちによる貴重な回想・証言と、小説本文を初めて一冊に。

〈解説〉野崎六助

【目次】

[小説]
坂口安吾『不連続殺人事件』

[資料編](※は書籍初収録)
平野謙:平野探偵の手記
大井広介:犯人当て奨励/「現代文学」の悪童たち※
荒正人:『回想・昭和文学四十年(抄)』
荒正人・江戸川乱歩・大井広介:鼎談・評論家の眼※
江戸川乱歩:『不連続殺人事件』を評す/坂口安吾の思出
埴谷雄高:遠い記憶から――『不連続殺人事件』/署名本
佐々木基一:「現代文学」回想※

[解説]
野崎六助

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

文体が古く(それでも断然読みやすい方)、登場人物も多かったが、登場人物たちの特質がとにかくすごくて、この先どうなるのかと気になって読むのをやめられなかった。

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2025年08月05日

Posted by ブクログ

作品そのものの面白さは説明するまでもないのでおいといて、不連続に関連して、安吾の友人達(ライバル探偵たち)の回想・証言が巻末におまけとしてくっついてきているのがすばらしい。戦中戦後の辺りのあの時代、安吾達が愉快に過ごしていた様子が語られており「不連続執筆に至った安吾」の話が堪能できる。
また、この不連続関係者に特化した関連年表も凄いですね。あちこちの書簡から引用してきて、当時の時系列みたいなのがよく分かる。

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2024年10月01日

Posted by ブクログ

懸賞金をつけて作品の中で犯人当てを募集するという画期的な試み。作者から読者に向けてのメッセージが時々出てくるのがいい。登場人物多すぎるし犯人わからないよーと思って読んでいたけど、最後まで読むとなるほど!と思った。決して無理なこじつけではなく、2、3回読み返せば予想できたかも!

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2025年03月19日

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