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悪と美は横溢するが…
現代普通桜は怖くない。 しかし、孤独な山中の 無限の森の中で 美しいものも不気味だと 思わせられる筆力。 女の美しさがむごい要求を 通させる。 山賊単独の悪が翳むほどだ。 女の飽くことのない我儘を 許し続け、そしてやがて 山賊は自分自身と女を 同一視する。 ついには女を魔...続きを読む物と感じるが 滅ぼした相手は自分自身 だったかもしれない。 長く連れ添った者でも どんな者たちでも 一瞬にして刀の露になり 何のためらいも悔悟もない。 無意味で奇怪なママゴトが 行われるだけだ。 読者はそれにつき合わされ 山賊の自意識にはむしろ 悪の意識がなく普通人のようだ。 たくさんの花びらが散り敷いていて しかも満開の頭上に隙間もない。 それだけ無限であるのに たいそうな悪行の果てに 醜さや悪は全く残らない。 浄化されたわけではない。 醜さや悪は確かにあったのだが、 罰を受けるのでもなく 単に消滅し一切の意味が失われ、 無意味だということさえ 考える者もいなくなる。 切られれば脆いはずの植物の群落が 年年歳歳咲き続けるだろう。 見る者もない桜の森の 無言の無意味な美が残る。
#深い #シュール #ダーク
狂気と幻想
梶井基次郎に 桜の樹の下には という好短編があるが、満開の桜には人々を狂気に誘う何かがあるような気がする。この作品も様々な葛藤の原因が満開の桜の木であり、最後にその桜とともに消えてしまう。素直に読めば 悪女に翻弄された愚かな男の話であるが、狂気と幻想を含んで印象的な作品になっている。
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桜の森の満開の下
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坂口安吾
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