坂口安吾のレビュー一覧

  • 肝臓先生

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    同出版社の『白痴・二流の人』がかなり面白かったので購入。見事期待に応えてくれた一冊だった。
    今回思ったのは、安吾特有の肉体が前景化される作品よりも、「魔の退屈」のようなエッセイや「肝臓先生」のような作品の方が僕は好きだ。もちろん、肉体・精神を描いた作品も好きだし、安吾の思想を知るためにはそっちを読まなければいけないのはわかっているけれども。
    とにかく、安吾は面白い。好きな作家が増えて嬉しい。

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    2011年05月05日
  • 堕落論 アニメカバー版

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    堕落論や続堕落論で書かれていることは非常に本質的だと思った。日本人の所謂ムラ的なるものの、建前性がよくわかる。天皇に関する考察も共感できて、現代の政治でも未だに見られる権力の二重構造状態である。
    日本人の未発達な自我が、こういったエゴイズムや建前を生むのではないか。

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    2019年01月16日
  • 日本文化私観

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    坂口安吾は、104年前の1906年10月20日に新潟市で生まれた小説家。

    『不連続殺人事件』『桜の森の満開の下』『白痴』『安吾捕物帖』『堕落論』『安吾巷談』などなど、小説をはじめ翻訳までほとんどの作品を読んで来て、やはり彼の真骨頂は、小説家としてより評論というか文明批評や社会批評の面で大いに発揮されているように思います。

    そして、家は先祖代々の旧家で地主で大富豪、衆議院議員の父の13人兄弟の12番目の子として生まれた出自は、その後の彼の人生にどういう影響を及ぼしたのか、想像に難くないのは私だけでしょうか。

    それから、敗戦後に『堕落論』で一世を風靡し≪無頼派≫で鳴らしたことからも、かなり長

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    2012年10月07日
  • 白痴・二流の人

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    ゼミの先生に、安吾を読むなら角川文庫がいいと教えてもらったので購入。
    安吾の小説は初めて読んだけどかなり面白かった、これからハマりそう。歴史小説が苦手な僕でも「二流の人」はスラスラ読めた。戦国BASARAのアニメ観たことあるせいで、その意味で余計に楽しめた。
    収録されてるなかで一番好きな作品は「風と光と二十の私と」。小説っていうよりエッセイみたいな感じだけど、教育学部に在籍する者として心に染みた。

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    2010年08月26日
  • 堕落論

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    キルケゴールの『死に至る病』と同時に読み進めた結果、互いに通ずるものがあると気づかされ、とても面白かった。

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    2010年07月15日
  • 堕落論・日本文化私観 他22篇

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    ネタバレ

    坂口安吾は戦中~戦後にかけてユニークな日本国家論を提起した。

     「日本文化私観」では、日本文化とは伝統的建造物などではなく、そこにあった人、生活、風俗そのものが日本の文化であるとした。また、「我が人生観」でも文化というものは、過去にもとめるよりも、未来にもとめる建設の方が大切と説いている。

     また「堕落論」「続堕落論」では古代から天皇は政治利用される存在であり、神聖にして侵されないけれども、藤原氏を始め、幕府、尊王攘夷派、軍部の不敬なる企みに使われた。そしてその者達が先頭を切って崇拝することにより、やつらは強大な権力を振りかざしたと斬り捨て、東京裁判に雁首揃えて生き恥をさらす将軍達を痛

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    2021年10月21日
  • 堕落論【語注付】

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    あまり長々と書かない方がしっかりレビューできそうなので、簡潔に。

    大雑把だけれども、見るとこ見てます。
    臆面もなく、おそらく言葉もあまり選ばず、言う。
    彼は 自身をさらけ出すことを厭わない。

    このおっさん、ロックです。

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    2023年02月19日
  • 白痴 青鬼の褌を洗う女

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    安吾ほど女という生き物をいとおしんでいる作家もいないと思う。
    この本に出てくる女達は、皆淫乱で不実だが愛らしくいじましい。
    女は女であってほしい。
    そして男は、男であってほしいと思う。

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    2009年10月29日
  • 堕落論・日本文化私観 他22篇

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    9/23
    どちらかというと「日本文化私観」に安吾のすごさがある。
    終戦後とはいえ、あんなことよく言えたもんだ。

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    2009年10月07日
  • 風と光と二十の私と・いずこへ 他16篇

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    あんごすきだー
    結婚したいたぶんうまくいかないけど
    平気なふりしてるけど、奥底がこういうへなちょこなひとをみると愛しくて愛しくてたまんなくなる
    かわいいひとだなぁ

    「だが私は何事によって苦しむべきか知らなかった。私には肉体の欲望も少なかった。苦しむとは、いったい、何が苦しむのだろう。私は不幸を空想した。貧乏、病気、失恋、野心の挫折、老衰、不和、反目、絶望。私は充ち足りているのだ。不幸を手探りしても、その影すらも捉えることはできない。叱責を恐れる悪童の心のせつなさも、私にとってはなつかしい現実であった。不幸とは何物であろうか。」

    「『憎んでいる?』
     女はただモノうげに首をふったり、時には全

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    2012年10月15日
  • 白痴 青鬼の褌を洗う女

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    びっくりした
    安吾やばい
    私もそれがすごく欲しいけど
    どこにあるのかも、存在するのかもわかんないよね

    すべては爽やかでみたされていて退屈
    なのになんでこんなに懐かしいのでしょう

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    2009年10月04日
  • 堕落論

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    有名な坂口安吾の堕落論。
    ある意味哲学書だと思ってます。
    「堕ちていくこと」に「救い」を見出す。
    この言葉に何度も助けられました。
    恋愛論もおススメ。

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    2009年10月04日
  • 白痴 青鬼の褌を洗う女

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    青鬼の褌を洗う女について。

    孤独に対する安吾の視線がたまらない。
    孤高である意識のある人は是非読んでほしい。
    私も青鬼の褌を洗う女になりたい。
    安吾の奥さんがモデルらしいが、なんとも女として生々しくて、逞しくて、魅力的だ。

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    2009年10月04日
  • 肝臓先生

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    やっぱ坂口のあんちゃん最高やわ 笑
    肝臓先生の感動ストーリー?もさることながら、あんちゃんの女論はオレを強くする。見習うしかないかな。

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    2009年10月04日
  • 堕落論

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    人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。
    堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。

    坂口氏の言葉に救われた感が毛穴からほとばしりました。

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    2009年10月04日
  • 堕落論

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    我が青春の1冊!!!!!!
    あの日、私は生きていこうと思った!!!!!!
    高校を辞めて絶望していた私を救ってくれた本。

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    2009年10月07日
  • 教祖の文学 不良少年とキリスト

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    観念から出発する四角い評論に対して、人間から出発する丸い評論。
    (評論というと語弊?)が、ここで書きつくされているような気がします。
    好きな一冊。

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    2009年10月04日
  • 日本文化私観

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    『堕落論』と同じく全集で読んだ。
    伝統・習慣、そういったものの悪しき部分を躊躇うことなく暴き出し、
    合理的でないものは全て滅び行くのが当然だと、そういうことかと。
    簡単に言いすぎたか。
    とにかく、鮮やか。

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    2009年10月04日
  • 肝臓先生

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    幾つか短編が入ってる中「私は海を抱きしめていたい」が特に好き。満足ができない人間の侘びしさと、女性の美しさの表現が素敵すぎて参りました。「魂の姿態」が美しいという惚け方は、なんかイイですよね。「ジロリの女」のラストも愚かで綺麗で好き。

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    2009年10月04日
  • 白痴 青鬼の褌を洗う女

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    「青鬼の褌を洗う女」は天才安吾の真骨頂。人間に対する鋭い観察と深い愛情が止揚し、絶対の美しさを顕している。

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    2009年10月04日