標野凪のレビュー一覧

  • ネコシェフと海辺のお店

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    ネタバレ

    ネコシェフとの出会いで劇的な変化とか問題がぜんぶ解決、みたいなことはないんだけど、それでも背中を押されて少し心が軽くなるような話だった

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    2025年05月09日
  • いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。

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    押し付けがましくないけど温かいおひとり様カフェ。あるようでないのよね。チェーン店ばかりで。
    こんなお店行きたいな。なんならやれたらいいなあ。

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    2025年05月07日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    どれも美味しそうな夜食がいっぱいでそれぞれ美味しそうに食べてたり罪悪感を感じていたりしていて読みながら自分も、食べたいな〜って気持ちになりました。
    特に『深夜に二人で背脂ラーメンを』と『ペンション・ワケアッテの夜食』の話が特に好きだった。

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    2025年05月03日
  • いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。

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    喫茶ドードーの店主そろりと、店を訪れる5人の女性の物語。
    5人の女性はそれぞれに職種も抱えた事情も異なり、それぞれに悩みながら店を訪れる。
    昭和的な考えの上司同僚に悩まされていたり、社会(/会社)における性差に悩まされていたりなど、語り口やストーリーは穏やかながらも社会問題に触れようとしていた点がよかった。
    ただ提起した社会問題に対する答えが弱く、また5人の女性の視点をランダムに移動しながら話が進むため「この女性はとんな人だったっけ」と考えながら読まねばならず、物語に入り込めず、混乱し、落ち着いて読めないのは残念であった。
    上記のせいでせっかくの喫茶ドードーの設定が上手く生かしきれておらず、読

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    2025年04月08日
  • いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。

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    「喫茶ドードー」シリーズ 第3弾

    コロナ禍が少し落ち着いてきた頃の話。
    社会や個人の常識や価値観が変わってきた頃。
    「喫茶ドードー」常連のむつこを含めた5人の女性が、それぞれの環境で、悩みやモヤモヤした気持ちを抱えて生きている。それらは、不安や嫉妬だけでなく、名前もついていないような気持ち達。
    最初は、そのどうにもならないような気持ちの閉塞感が、読んでいて少し苦しかった。
    なんかソロリさんまで悩んでいるような、、、。
    でも、いつもの「あなたをいたわるメニュー」に癒され、それぞれが少しづつ顔を上げて前に進んでいく姿にホッとしました。

    ソロリさんも笑顔で良かった。

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    2025年03月31日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    教訓めいた話が多い。自分の境遇に当てはまればすん、と腑に落ちるような内容もあるが、物語性はなく同じような展開。現代社会に疲れた人に息抜きの一冊、というのはまさしくそうで、いい意味で深く考えなくても読みやすい。自分と向き合うきっかけになる1冊だった。

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    2025年03月30日
  • いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    おひとりさま専用カフェ喫茶ドードーでは、店主のそろりが美味しい「あなたをいたわるメニュー」をご用意してお待ちしております。

    『ひとりで過ごすことは、孤独で寂しいことではない。自らに問いかけ、思考を整理し、誰の評価軸でもないところで心と向き合う。とても豊かなことだ。』

    『問題やストレスをなくすことは難しい。だからいくつもの選択肢や価値観を俯瞰できる大らかさをもって、社会という広い海をゆるやかに泳いでいきたい。』

    『楽することは手を抜くことだと自らを戒めていた。自分が決めつけた価値観で苦しんでいたことを思い知る。』

    【個人的な感想】
    1人旅や1人カフェが好きなので、喫茶ドード

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    2025年03月30日
  • こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。

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    1週間ほど前のこと、あの「喫茶ドードー」が実在する、というFacebookでの投稿を見て、未知だったこの作品を知りました。くだんの喫茶店は名前が同じなだけでこの作品のモデルではありませんが自宅から車で1時間ほど、と距離はありますが行けないこともない、たまに訪ねる民芸館のそばにある素敵な喫茶店でした。
    閑話休題。
    作品中の「喫茶ドードー」はおひとりさま専用の喫茶店。 おひとりさま、に惹かれるさまざまな理由を抱えた女性たちが訪れ、その時々のメニューで第一話から第五話までのタイトルになっている「キミが正解のオムレツ」「傷つかないポタージュ」「時を戻すアヒージョ」「自信が持てるあんバタートースト」を

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    2025年03月27日
  • いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。

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    喫茶ドードーシリーズが遂に終わりを迎えたのかな、と。今回は一人一人の物語が1章ずつに分かれているのではなく、1章の中で何人かの女性が出てきてそのローテーションという形でした。その分、若干の読みづらさもありました。
    ですが、最初からこのシリーズを読んでいる身からすると睦子さんについてより深堀されたりするのがとても良かったです。全体的にふわっとした曖昧なテーマを元に作られていて、それもまた新鮮で面白かったです。
    ただ、今回は料理の由来やタイトルについて絡める話が従来に比べ少なく、人間同士の対話や心情が多く、最後にあえて違うテイストにしたのかなと思いました。

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    2025年03月22日
  • こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。

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    話を進める事に今まで疑問だったことも晴れ、段々とそれぞれのキャラクターの性格が分かってくるのが楽しい。

    名前を覚えるのが苦手なので登場人物が増えると誰が誰だかわからなくなってしまった。

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    2025年03月21日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    5人の様々な人生のピンチにふわりと現れる饒舌なネコシェフ。連作短編集です。
    恋愛や仕事、友達付き合い、家庭、それぞれが抱える悩みがパンパンに煮詰まってどうにもならなくなった時、「いっそ、総て捨ててどこかへ行ってしまいたい」と思いがよぎることがあると思います。
    そんなタイミングで現れた奇妙なネコと穏やかな波が打ち寄せる海辺に、違和感を感じながらも一時をネコと共にすることで自分を内観し、気づきを得ていく。
    人間よりもずっと生き方を達観したネコシェフの言葉と料理に自分も出会いたくなってしまいました。

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    2025年03月20日
  • いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。

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    今回も優しい時間が流れた。
    周りにいそうな女性たちのそれぞれの歩き方、前の向き方、浮き上がり方が楽しめた。
    そろりさんに会ってみたいなー

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    2025年03月19日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    ネタバレ

    旅のお共として。夜中のご飯というテーマでのアンソロジー。初読みの作家さんも多かった。友井羊のが一番良かったな。しかし、元彼に未練たらたらな女子が出てくる話が2つもあったぞ。若いからってそんな恋愛するかね。全然好きになれない。男も女も。大沼紀子「夜の言い分。」は年が近いからか身に染みた。こういう夜食会が私もしたいわ。

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    2025年03月18日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    色んな著者さんがいらっしゃったので、それぞれの猫の世界が描かれていました。
    猫が中心でもあまりグロい展開は想像していなかったのでそのため星4にしましたが、その他の作品はどれも猫という存在が中心に描かれていて読んでいて幸せな気持ちになりました。
    石田祥さんの作品は特に好きでした!

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    2025年03月12日
  • 伝言猫がカフェにいます

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    『あなたの会いたい人は誰ですか?アンケート』
    自分ならいったい誰の名前を書くだろっ?
    きっと私なら…
    目次が、初仕事・ふた仕事め…
    ってなっていて可愛いなと思った。

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    2025年02月24日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    するりと読める一冊。美味しいグルメにまつわる大小の事件や物語。個人的には最後の正しくないラーメンが印象的。おすすめです。

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    2025年02月12日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    ネタバレ

    一番最後の話が韓国ラーメンへの思いが強すぎて、インパクト大でした。でも自分にも「これが食べたくて仕方がない!」って思う時あるよな、あるあると頷いてしまいました。

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    2025年02月11日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    話のどこかに美味しいご飯が出てくるアンソロジー。
    それぞれ楽しく食べてたりしんみり食べてたり状況は様々だけど、ご飯の味は美味しく感じてそうなところがよかった。
    美味しいご飯は元気をくれると思えて素敵。

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    2025年02月09日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    悩み事を抱える人がポツリと呟いた言葉をきっかけに登場するネコシェフが良いキャラである。
    誰の心にもネコシェフがいるのかも?

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    2025年02月03日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    ネタバレ

    猫好きだし、好きな作者が含まれいたので。

    好きな作者、若竹七海の「神様のウインク」は
    文字通り沈みつつある公団に住む中学生の話。
    幼い頃の火傷の痕が顔にある少年は、
    母親はいるが顔を合わせてもらえず、
    母親に代わって祖母の面倒をみるヤングケアラー。
    その相方は、
    そんな火傷の痕なんて大したことないと言って、
    父親によるたばこの痕で水玉模様になった尻を見せた同級生。
    相変わらずひりりとした話で、かつミステリー仕立てで面白かった。

    他の作者は全くチェックしておらず期待もしていなかったが、
    「オロロ畑でつかまえて」の作者はYouTubeでバズった猫の秘密、
    「ある日、あひるバス」の作者は四代に渡

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    2025年01月28日