標野凪のレビュー一覧

  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    ネタバレ

    こういうのを日常系と呼ぶのかな。ちょっと日常で疲れた人達がたまたま訪れた<喫茶ドードー>の”丁寧な”(→これ、大事)飲み物や料理でほんわか自分をいたわってちょっと元気になる話。

    この手の物語は寝る前に緩やかな時間を過ごすためにはもってこいなんだよね。取り上げるキャラクターは年代はいろいろだけれど女性ばかりだから、男性向けではないかな。

    私は個人的に自分がそうだからか、更年期障害で辛い思いをしている女性の話を「だよね、だよねえ」と読んだ。そこに出てくるマシュマロのココアはジェミニに作り方のコツを聞いて翌日さっそく自分で作って飲んでみた。

    うん、これ、好きだあ、私。
    ホットコーヒーにマシュマロを入れてもいいらしいので、それもやってみた。
    これ、私の新たな飲み方になりそう。

    文体が「です、ます」調と「~だ」の断定調と両方使われている意図がよくわからないし、意図があったとして果たしてそれが効果を発揮しているとも思えないけれど、まあ、全体として毒がないのでよろしいのではないでしょうか。

    ◆覚書◆
    P103
    「ある出来事があったとして、沈み込んで頭を抱えるか、えへへと笑って頭をかくか。どのみち同じなら後者のほうがいいに決まっているじゃない」

    P105
    「え? ペンギン?」
    「白黒つけない、です」

    ===データベース====

    住宅地の奥にひっそりと佇む、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。
    この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ込みたくなったお客さんが、ふらりと訪れる。
    SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に振り回されたり、仕事をひとりで抱え込んだりして、疲れたからだと強ばった心を、店主そろりの料理が優しくほぐします。

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    2026年09月21日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    おひとり様専用カフェというのがまず素敵!
    行きつけのカフェのような場所があったら幸せだろうなあとうっとりしながら読んでました。
    ドードーが絶滅してしまった理由を考えると何とも言えない気持ちになりましたが、「のろまに生きる」いいですね。

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    2026年09月17日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    喫茶ドードは住宅街の中にあるおひとり様専用の喫茶店。店主のそろりはそんなカフェを1人で切り盛りしている。
    タイトルから店主と常連客のやり取りの中で何か悩みを解決していくのかなあと思ったけれど、お客は悩んでいるところに偶然この喫茶店を見つけ立ち寄っていく。
    そしてお客が今必要としているものが看板のメニューの中に書かれているのだ。
    そろりさんはお客さんのことを見てました?ってぐらい絶妙なドリンクや食事を名言を伝えていく。
    きっと大切なものとちゃんと向き合っているそろりだからこそ出来るアドバイスなんだなあと思う。
    悩みって第三者に聞いてもらったほうが楽なこともあるということを再認識させられた。
    こんなおひとり様カフェを私も見つけたいな

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    2026年09月17日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    正直に言って、あまり期待せずに手に取った。
    一風変わったカフェやレストラン、食堂で、訪れた人が癒される。そういうよくある小説なんだと思いつつ、癒しを求めて手に取った。
    結果、癒されたかというとそんなことはなく、でも共感につぐ共感で、おおげさに言えば、少しだけ肩の力を抜く生き方のヒントをもらったような。
    それほどに、各話の主人公のひっかかりが身近で、まさしく今のわたしと同じ!と何度思ったことか。
    こういう出会いがあるから、読書はおもしろい。、

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    2026年09月11日
  • 終電前のちょいごはん 薬院文月のみちくさレシピ

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    標野凪さんのほっこり人情ストーリーですね。
    シリーズの二冊目です。

          目次

      プロローグ
     方向音痴のシロツメクサ
     三つ違いのオフサイド
     二年目のてんとう虫
     ルバーブソーダの夏休み
     フレッシュサラダの町案内
     芍薬と目玉焼き
     食べる菜の花、見る菜の花
     黒猫と三日月
      文さんの一言メモつき・みかづきレシピ

     ほっこりと心が温まる自分探しと、人情ストーリーが素敵なお話です(=^・^=)

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    2026年09月04日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    自分にとって本当の幸せってなんだろう

    周りに気を遣って、環境に追い立てられて、自分自身を見失って、、、

    でも、喫茶ドードーでは、そろりさんからの心のこもったお料理で、そんな悩ましい人たちに何かを気づかせてくれます

    今の時代だからこそ、のんびり、ゆったりとのろまに生きるって、いいじゃん

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    2026年08月24日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    ネコシェフわたしの中にもいるかな
    会ってみたいけど、わたしの中のネコシェフは美味しいご飯をつくれるのかな^_^

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    2026年08月17日
  • 占い日本茶カフェ「迷い猫」

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    標野凪さんの癒し系のほのぼの小説ですね。
    標野凪さんは、静岡県浜松市出身。東京、福岡、札幌と移り住む。福岡で開業し、現在は東京都内にて小さなお店を切り盛りしている現役カフェ店主でもある。
     三冊目の小説です。
     初めて読む作家さんです。
     読み始めて、直ぐに惹き込まれました。
     読み易いけれど取材がしっかりしていて、何より夏目漱石の『草枕』ゆかりの「売茶翁」が、モチーフとして活用されているのが、かなりの好感度ですね。連作短編の六話。
     煎茶ばかりでなく、御当地の名物も味わえる絶妙の美味しい物語です。もちろん人情味もまったりと味わえます。
     また、一人、大好きな作家さんを見つけました。
    標野凪さんを読破してみようと決めました(=^・^=)

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    2026年08月14日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    なんとなーく読みたい本棚に入れてて、
    なんとなーく順番で読んだら、
    ラインナップが凄すぎて悶絶している。
    近藤史恵さんは鉄板として、
    「真夜中のパン屋さん」の大沼紀子さん、
    「スープ屋しずく」の友井羊さん、
    「喫茶ドードー」の標野凪さん、
    「縁結びカツサンド」の冬森灯さん、
    未読ですが八木沢里志さんも読みたい本棚に入ってる方でした。
    美味しそうで罪深い、でも愛すべき夜食の数々、
    締めの既刊案内まで美味しそうな一冊でした。

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    2026年08月08日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    キャフェ チェリー・ブラッサム。ここの庭には大きなヤマザクラの古木が立っている。
    季節ごとに移ろうヤマザクラに見守られ、人々は日々のかけがえのない人生を歩んでいる。現代はSNSあり、一瞬の映えを切り取ることがはやるが、この物語ではそんな喧噪からは離れゆったりと時間が流れている。人間は一人じゃ生きていけない、それぞれが支えあっていく。
    そんな様子を桜の木が見守る、落ち着く雰囲気の素敵な物語だった。

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    2026年08月06日
  • 独り言の多い博物館

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    人が不要になったものや、別れを告げたものが集まる「別れの博物館」に収蔵されたモノたちが語る、元の持ち主との愛おしい記憶の物語。切ない響きの場所ではあるけれど、溢れる優しさに救われる。どのモノが語るお話も、持ち主への温かい愛情が溢れて素敵だった。「付喪神」みたいに本当にモノに心が宿るなら、今私の周りにあるものをもっと大切にしなければ、と改めて思う。

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    2026年07月15日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    ネタバレ

    どこかにひっそりと存在するお一人様専用カフェって素敵よね。心惹かれるメニュー名と美味しそうな料理の描写でお腹がすく1冊。喫茶ドードーのお料理と、そろりさんの一言がお客さんたちをふわっと救うのが、優しい愛を感じられて好き。
    作品の時代はコロナ禍で、緊急事態宣言とかオンライン会議、マスク、消毒など、ほんの数年前なのに懐かしい。
    ステイホームが世の中の基本で、なんとなくみんなが孤立してる気持ちになってたあの頃に読んだら、よりこころに染みたと思う。5人の主人公たちの連作短編集で、1話の主人公が憧れてた『#ていねいな暮らし』の投稿をしてたのは3話の主人公だったり、2話の主人公が勤める保育教室の子どもがお気に入りのレインスカートをデザインしたのは5話の主人公だったりするのが良かった。なんだか、人間みんなゆるーく繋がってるなって思えて好きだった。

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    2026年07月14日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    オーディブルにて。
    最初は少し退屈に思えたけど、だんだん穏やかな気持ちになって軽く触れ合える本だった。
    イライラすることがあっても、自分なりの気分の抜け道だったり癒しの時間をつくることはいいことだなー。

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    2026年06月29日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    良い話でした。。
    温かくて優しい食べ物は傷ついた心も救うのだと思いました。。
    ココア、マシュマロ、コーヒー、サンドイッチという食べものでしたが、それぞれアレンジされてて美味しそうでした。。!

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    2026年06月26日
  • 伝言猫がカフェにいます

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    会いたい人に会わせてくれる、そんなお話は他にもあるけれど猫がそれを担ってくれるとは。
    可愛いお話だなぁ。

    あの世とこの世はそんなに離れてないんやな。
    そう思えるとなんだか安心するかも。

    ちょっぴり天邪鬼な猫のふー太のお話は読んでて微笑ましく感じた。
    ふんわりとした読後感が欲しい人にオススメ。

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    2026年06月19日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫づくしのアンソロジー短編集ですね。
    何れも猫好きの作家さんなので、読んでいて自分の猫好きとスクランブル。弾けました。

         目次

     萩原 浩 猫は長靴を履かない
     石田 祥 ツレ猫婚
     清水晴木 いちたすいち
     標野 凪 猫のヒゲ
     若竹七海 神様のウインク
     山本幸久 御後安全靴株式会社社史・飼い猫の項

     アンソロジーで猫が主役の作品を読むのは(私の希望的感想です!)、楽しみの極みですね。
     若竹七海さんと石田祥さん以外は、初めて読む作家さんでしたが、標野凪(しめの・なぎ)さんを見い出せたのは収穫でした(=^・^=)

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    2026年06月12日
  • 21時の空洞の魚

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    ショートストーリーで読みやすかった。
    えっ!ってなる内容だったり、
    ほっこりしたり。
    私はセミとくるみの話が好きだった。

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    2026年06月07日
  • 21時の空洞の魚

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    「お届けものです」
    〈朝〉とだけ書かれた箱を開けると──?

    25万部突破!
    ロングセラー「喫茶ドードー」シリーズの標野凪が贈る、
    静けさが心を包み込む、「時」をめぐる24のショートストーリーズ。


    「とき」をめぐる24編のショートショートを書きました。

    目覚めたばかりのまっさらな朝、日差しが高くのぼる真昼、仕事終わりの夕方と家でくつろぐ夜、そして深い眠りに落ちる深夜。

    あなたの心の奥深くにも、不思議な「とき」が落ちていることでしょう。

    眠れない夜、そっと開いて一編をどうぞ。(著者より)


    〈朝〉
    乗り込んだ電車の行き先は、星の瞬く夜空か。
    それとも──。
    ──6時「始発電車」

    〈昼〉
    咲き誇る百日紅。
    母の目にはどう映ったのだろうか。
    ──12時「正午の百日紅」

    〈夜〉
    今夜も彼女は、この街に雪を降らせる。
    明日を生き抜くために。
    ──23時「雪の降る街」

    〈深夜〉
    ──ねえ、起きて。
    あたしのほっぺたを突いたのは?
    ──5時「公園の鳩」


    【個人的な感想】
    ファンタジーなお話から、現実的なお話まで短編がたくさん入っていた。
    サラッと読めて、面白かった。

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    2026年06月06日
  • 本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。

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    ネタバレ

    本のない、絵本屋クッタラを舞台に、悩める人々をスープと店主が探してくる絵本で寄り添う。そんな優しい作品であり、著者の別作品を読んでいると答え合わせのような感覚も味わえる作品。

    なのだが。
    個人的にお月様のスープのラストで明かされる衝撃の事実で「はい?」となりすぎてその後の展開にずっと疑問符が浮かんで作品に集中できなかったのが残念。あと過剰な程に「優しい」作品なので、何か少しむず痒さも感じてしまう。落ち込んでいる時に読めばまた評価も変わるかな、という印象に落ち着く。

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    2026年05月30日
  • 伝言猫がカフェにいます

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    伝言猫という設定が新鮮で興味深く読みました。
    確かに猫って人間にとってそれだけ身近な存在なんだと改めて思いました。
    会って伝えたいことって自分にとったら何だろうと考えてみたり作中の登場人物の気持ちになってみたりして読後感もよかった作品でした。

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    2026年05月19日