標野凪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこういうのを日常系と呼ぶのかな。ちょっと日常で疲れた人達がたまたま訪れた<喫茶ドードー>の”丁寧な”(→これ、大事)飲み物や料理でほんわか自分をいたわってちょっと元気になる話。
この手の物語は寝る前に緩やかな時間を過ごすためにはもってこいなんだよね。取り上げるキャラクターは年代はいろいろだけれど女性ばかりだから、男性向けではないかな。
私は個人的に自分がそうだからか、更年期障害で辛い思いをしている女性の話を「だよね、だよねえ」と読んだ。そこに出てくるマシュマロのココアはジェミニに作り方のコツを聞いて翌日さっそく自分で作って飲んでみた。
うん、これ、好きだあ、私。
ホットコーヒーにマシュマロを入れてもいいらしいので、それもやってみた。
これ、私の新たな飲み方になりそう。
文体が「です、ます」調と「~だ」の断定調と両方使われている意図がよくわからないし、意図があったとして果たしてそれが効果を発揮しているとも思えないけれど、まあ、全体として毒がないのでよろしいのではないでしょうか。
◆覚書◆
P103
「ある出来事があったとして、沈み込んで頭を抱えるか、えへへと笑って頭をかくか。どのみち同じなら後者のほうがいいに決まっているじゃない」
P105
「え? ペンギン?」
「白黒つけない、です」
===データベース====
住宅地の奥にひっそりと佇む、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。
この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ込みたくなったお客さんが、ふらりと訪れる。
SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に振り回されたり、仕事をひとりで抱え込んだりして、疲れたからだと強ばった心を、店主そろりの料理が優しくほぐします。 -
Posted by ブクログ
喫茶ドードは住宅街の中にあるおひとり様専用の喫茶店。店主のそろりはそんなカフェを1人で切り盛りしている。
タイトルから店主と常連客のやり取りの中で何か悩みを解決していくのかなあと思ったけれど、お客は悩んでいるところに偶然この喫茶店を見つけ立ち寄っていく。
そしてお客が今必要としているものが看板のメニューの中に書かれているのだ。
そろりさんはお客さんのことを見てました?ってぐらい絶妙なドリンクや食事を名言を伝えていく。
きっと大切なものとちゃんと向き合っているそろりだからこそ出来るアドバイスなんだなあと思う。
悩みって第三者に聞いてもらったほうが楽なこともあるということを再認識させられた。
こんなおひとり様カフェを私も見つけたいな
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Posted by ブクログ
標野凪さんの癒し系のほのぼの小説ですね。
標野凪さんは、静岡県浜松市出身。東京、福岡、札幌と移り住む。福岡で開業し、現在は東京都内にて小さなお店を切り盛りしている現役カフェ店主でもある。
三冊目の小説です。
初めて読む作家さんです。
読み始めて、直ぐに惹き込まれました。
読み易いけれど取材がしっかりしていて、何より夏目漱石の『草枕』ゆかりの「売茶翁」が、モチーフとして活用されているのが、かなりの好感度ですね。連作短編の六話。
煎茶ばかりでなく、御当地の名物も味わえる絶妙の美味しい物語です。もちろん人情味もまったりと味わえます。
また、一人、大好きな作家さんを見つけました。
標野凪さんを読破してみようと決めました(=^・^=)
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Posted by ブクログ
ネタバレどこかにひっそりと存在するお一人様専用カフェって素敵よね。心惹かれるメニュー名と美味しそうな料理の描写でお腹がすく1冊。喫茶ドードーのお料理と、そろりさんの一言がお客さんたちをふわっと救うのが、優しい愛を感じられて好き。
作品の時代はコロナ禍で、緊急事態宣言とかオンライン会議、マスク、消毒など、ほんの数年前なのに懐かしい。
ステイホームが世の中の基本で、なんとなくみんなが孤立してる気持ちになってたあの頃に読んだら、よりこころに染みたと思う。5人の主人公たちの連作短編集で、1話の主人公が憧れてた『#ていねいな暮らし』の投稿をしてたのは3話の主人公だったり、2話の主人公が勤める保育教室の子どもがお気に入りのレインスカートをデザインしたのは5話の主人公だったりするのが良かった。なんだか、人間みんなゆるーく繋がってるなって思えて好きだった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
「お届けものです」
〈朝〉とだけ書かれた箱を開けると──?
25万部突破!
ロングセラー「喫茶ドードー」シリーズの標野凪が贈る、
静けさが心を包み込む、「時」をめぐる24のショートストーリーズ。
「とき」をめぐる24編のショートショートを書きました。
目覚めたばかりのまっさらな朝、日差しが高くのぼる真昼、仕事終わりの夕方と家でくつろぐ夜、そして深い眠りに落ちる深夜。
あなたの心の奥深くにも、不思議な「とき」が落ちていることでしょう。
眠れない夜、そっと開いて一編をどうぞ。(著者より)
〈朝〉
乗り込んだ電車の行き先は、星の瞬く夜空か。
それとも──。
──6時「始発電車」
〈昼〉
咲き誇る百日紅。
母の目にはどう映ったのだろうか。
──12時「正午の百日紅」
〈夜〉
今夜も彼女は、この街に雪を降らせる。
明日を生き抜くために。
──23時「雪の降る街」
〈深夜〉
──ねえ、起きて。
あたしのほっぺたを突いたのは?
──5時「公園の鳩」
【個人的な感想】
ファンタジーなお話から、現実的なお話まで短編がたくさん入っていた。
サラッと読めて、面白かった。