標野凪のレビュー一覧

  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    初めての作家さんが多かったが、いずれも猫をよく観察していて、ほのぼのとネコの温もりが伝わってくる楽しい掌編揃い。“ネコさえテーマにすればたいていの小説は面白い”か。今朝も4時半に起こされたけど「ネコは夜行性ではなく薄明薄暮性。一番活発になるのが、薄く明るくて薄く暮れた時」知らなかった…。老ネコと暮らして「かつてのこと、先のこと、そんなことを考えることなく、いまを悠々と生き切っている。できることに目を向け、登れない場所には踏み台を用意すればいい」短編もいい。

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    2026年05月08日
  • いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。

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    ネタバレ

    シリーズ3冊目。
    登場人物がちょっと多くて、これ誰の話だっけ?とちょっと混乱した部分もありましたが、もしかしてそれもそういう描写の一部だったのかも。
    登場人物たちの悩み考えが本当に私にとってもリアルで、読む前は若い人向けかな?と思っていたけれどアラフォーの私とか、それ以上の方にも刺さる内容なんじゃないかなと思います。
    本の中の皆も、読者のわたしたちも、望む道を見つけて生きられるといいなと思いました。いい作品でした。あー続きないかな?

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    2026年05月07日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    三代の女性が引き継ぐ古民家キャフェ。
    樹齢100年の桜の木の視点や、それぞれの、視点で描かれていて、大きな何かがあるわけではないけれど、穏やかに過ぎる一年のお話。

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    2026年04月22日
  • 伝言猫が雪の山荘にいます

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    内容(ブックデータベースより)

    猫は「想い」をどこまでも届けます。
    今回の舞台はまさかのクローズド・サークル!?
    「喫茶ドードー」シリーズの著者が紡ぐ、じんわりと心があたたまる物語、第二弾。

    あの世とこの世のあいだにあるカフェ・ポンの店主・虹子に雇われて、もう会えない人からの想いを伝える「伝言猫」として働くふー太。伝言を届けるべき人たちが、ある事情で一堂に会するという山荘に向かうことに。ところが、大雪によって全員、その山荘に閉じ込められてしまう。ミステリ好きのふー太は、なにか事件が起こるのではないかと、山荘にいるそれぞれの人物を探ろうとするが……。
    猫の視点から人間のあたたかさや優しさを描

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    2026年04月20日
  • 21時の空洞の魚

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    前作「冬眠族が棲む穴」が24節気なら本作は24時間のショートストーリー。どちらも合わせて読みたい。
     ポケッタブルサイズのハードカバーにも見合った標野さんらしいファンタジーだと思う。

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    2026年04月19日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    内容(ブックデータベースより)

    満開の桜も素晴らしいけれど、散り際にも楽しみはある――。

    『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』『伝言猫がカフェにいます』の著者が贈る、かけがえのない人生の物語。

    庭にヤマザクラの大きな古木がある〈キャフェ チェリー・ブラッサム〉。祖母と母から受け継いできた洋館で、緋桜(ひお)は、季節の和菓子と茶を提供している。

    訪れるのは、犬を連れて散歩にくる老人、長年連れ添う国際結婚の夫婦、保育園からの帰り道に通りがかった親子、自分が進むべき道に迷う少女……。

    桜の木は、今日もゆったり、行きかう人々を眺めながら、各々が抱える悩みや秘めた思いに耳を傾け、静かに寄り添う

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    2026年04月15日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    タスクに追われる目まぐるしい毎日から救ってくれたような一冊。
    びっくりするくらい気持ちが楽になった。

    仕事と暮らしを区別しないこと。
    幸福量の測り方の基準の一つは時間の使い方。
    過去でも未来でもなく現在の自分が何が好きで何が嫌いか何に時間を割くべきか。
    時に身を任せて待つのも一つの手法。

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    2026年04月07日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    ネタバレ

    日常生活における悩みや世の中の理不尽さを抱えたお客さんたちが喫茶の店主との対話を通して新しい視点を得て前向きに進んでいく物語。特に、他人の評価よりも自分自身の芯を大切にすべきという点は、自分も出来てはいないなとハッとさせられた。自分自身を愛してあげようと心がぽっと温かくなるような一冊。そして、物語に出てくる喫茶メニューが美味しそうでつい食べたくなってしまう、、笑

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    2026年04月02日
  • 終電前のちょいごはん 薬院文月のみかづきレシピ

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    先に「絵本屋クッタラ」を読んでいたので、順番を間違えてしまったかと心配していましたが大丈夫でした!

    美味しそうな文さんの料理と、居心地の良さそうな店内。
    近所にこんな店があったらな〜

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    2026年03月29日
  • 占い日本茶カフェ「迷い猫」

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    猫のつづみくんと一緒に
    祖母の為にある陶芸家の作品を探しながら
    お茶の依頼があれば何処へでも
    出張の日本茶カフェを開きに出向いていく
    主人公のたんぽぽさん

    その姿は現在の売茶翁のようだと
    ある骨董屋の主人に言われてから
    売茶翁を知りそれに引き寄せられるように
    売茶翁との不思議な縁に導かれていく

    売茶翁についてや
    日本茶やお茶の入れ方の知識ももちろんですが
    たんぽぽさんが嗜むタロット占いも
    色々な手法で時に迷い疲れた人々を癒していて
    読んでいてほっこりするような場面もありました。

    お茶といえば茶道のような少し堅苦しい雰囲気もあるけれど、たんぽぽさんはカジュアルに色々な人がお茶を楽しめるよ

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    2026年03月28日
  • 終電前のちょいごはん 薬院文月のみかづきレシピ

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    文さんのゆったり雰囲気に癒される。物語中に出てくる丁寧な料理や、季節感を楽しむ文さんの考え方に触れて、自分ももう少し日々を大切に過ごしたくなる。フルタイムで働いているとなかなか文さんのようには行かないだろうから、できることから変えてみたい。

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    2026年03月26日
  • 独り言の多い博物館

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    ボソボソと言う感じの作品。淡い光の中にある想い出を綴りました、というような。

    「別れの博物館」は高台にあって、日の出から日の入りまでやっている。とはいえ急に休館したりもする。管理人はカケス。彼は数字に弱い。

    第1話 カケスは算数障害と呼ばれる学習障害である。高校卒業してスーパー勤務。さんざん数に苦しめられた彼は、「数」を博物館に納めに来た。そして働くようになった。

    第2話 木菟と名乗る女性の描いた水彩画。レストランの壁に飾られていた。木菟は他のことは何も得意じゃなかったけど、絵を描くことは続けられたし、才能があった。

    第3話 金属の細長い針。オーダーメイドの帽子を作っていた。自転車でバ

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    2026年03月23日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    短編小説が何個か。ドードーで繋がってるけど。
    自分もこんな憩いの場を探したいと思ったし、オーナーのように憩いの場を作ってあげられる人間になりたいと思った。

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    2026年03月12日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    ネタバレ

    古本屋でなぜか目に入ったので購入!
    就活に失敗して家庭に入った専業主婦、自立をしたいと思っていても不倫関係にある男の支えを欲していた女性、友人関係や進路について悩む娘、社会を経験せずに家庭に入り娘の嫁ぎ先との関わり方などを悩む母、仕事の悩みを抱える友人が出てきた。
    5人がそれぞれつながっているのも面白いし、ここぞという時にネコシェフがおいしい料理を出してくれるのも心がホッとあたたかくなる。
    人の悩みごとを掘り下げる作品が好きだと気づいた。
    ぶたぶたさんに近い、不思議な作品だった。

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    2026年03月09日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    少し行き詰まった人達のもとに急に現れるネコシェフのお店。
    どこにも持っていきようのない思いをもつ人々がネコシェフの料理や言葉や仕草から気づきを得て前を向く。
    料理中の描写がすごく素敵で美味しそうだった、ネコシェフの料理食べてみたいな。

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    2026年03月06日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    自分が落ち込んでいる時に暖かくさせてくれる本だと思う。
    作品に出てくる料理を食べながら読みたいと感じた

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    2026年03月06日
  • 伝言猫がカフェにいます

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    猫のふー太が、『カフェ・ポン』の伝言猫として働くお話。『会いたい人に会わせてくれる』依頼箱に入れられた願いをふー太が奮闘しながら叶えていく。ふー太の言葉が意外と心にささった。緑の国(現実世界)に住む人々も、知らない人からの言葉にも、すぐに自分が会いたい人からの言葉だと受け入れるのが不思議だった。

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    2026年02月28日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    好きな作家さんの話が短編集になって詰め込まれてて得した気分になった。
    やっぱり猫って独特の雰囲気があって
    何か悟っている様子があるけどどの話もそれが忠実に描かれてきてやっぱり猫っていいなと思った

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    2026年02月21日
  • 独り言の多い博物館

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    ネタバレ

    静かであたたかい物語。

    舞台は、丘の上にある「別れの博物館」。役目を終えた物、手放したい物、失くした物‥様々な物が持ち込まれ、説明文と共に展示されている。
    元の持ち主が、もう大丈夫だと納得すると、その物はいつの間にか消えるという。

    館長のカケスは、ディスカリキュリア‥算数障害というハンデを背負っている。数を手放したいと考え博物館を訪れて、前館長にスカウトされた。

    カケスの元に持ち込まれるのは、美術学校出身の女性が描いた絵を縁取る額縁、引退を決めた帽子作家の針、手話ボランティアをしていた女性の耳の石膏、教師の名札、着られることのなかったベビー服‥。「物の声が聞こえる」カケスは、物たちから、

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    2026年02月21日
  • 独り言の多い博物館

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    ネタバレ

    ​全体を通して、非常に温かい気持ちにさせられる物語が多い。
    一方で、子供がいない夫婦のエピソードについては、現代社会で抱える「生きづらさ」のようなものがリアルに描かれており、胸に迫るものがあった。
    ​レストランに飾られた絵画を巡る話や、手話を通じたコミュニケーションの話など、それぞれが独立しつつも深い。何より、エピローグでそれぞれの「後日談」が語られる構成が素晴らしい。登場人物たちが前を向いて歩き出している姿を確認でき、読後感は非常に爽やかで前向きになれる一冊だった。

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    2026年02月18日