標野凪のレビュー一覧

  • 独り言の多い博物館

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    失った物を預ける「別れの博物館」に流れる静謐さと、館長であるカケスにしか聴こえない声で語られる数、額、針、耳、名、服など預けられた物たちの話が好みでとてもいい。夕焼けをいつも寂しく感じていたけど、それは重さなのだと教えられた。楽しく過ごした日は名残惜しくて寂しくて、やり残したことがあるような気がしてしまっていたけどきっとそれは人生の終盤でも感じることなのだろう。ディスカリキュリアであるカケスが自分の居場所を見つけられて良かったし、物たちの語れる喜びも伝わってくる。自分が預けるなら何だろうとふと考えてみる。

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    2025年11月05日
  • こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。

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    様々な悩みを抱えた人達が喫茶ドードーにやってきて、素敵な店主さんの言葉に背中を押してもらうお話。

    店主さんが客一人ひとりに紳士に向き合ってくれる姿にとても惹かれました。私もこんな人になりたいな…。

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    2025年10月31日
  • 冬眠族の棲む穴

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    ⭐️冬眠族の棲む穴
     ほっこり系の標野さんと思いきや、ビターな標野さんも顔を出した。二十四節気にちなんだショートストーリー。秋分「月見寺」、立冬「真っ赤な果実」、大雪「冬眠族の棲む穴」、大寒「極寒の修行者」が好み。アップルパイを食べて、元気を出そう!

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    2025年10月19日
  • こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。

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    ネタバレ

    前作より読みやすくなってて面白かった。
    前作にも登場した睦子さんが出てきたり、他の話の人物が出てきたりしていた所が良かった。

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    2025年10月11日
  • こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。

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    優しいお話が読みたくなって、続編を手に取りました。日々身の回りにあるもやっとした体験を癒してくれる物語たち。こんなお店が近所にあったらな〜と思わずにはいられません。

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    2025年09月26日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    バイト帰りに読んで、コンビニに吸い込まれました。お腹空いちゃう短編集怖い。暗号を知る人だけが神社でひっそりいただくお鍋、冬森 灯「ひめくり小鍋」がお気に入り。ラーメン話が多いけれど、ラーメン食べないので深夜ファミレスの大沼紀子「夜の言い分。」方が分かる!

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    2025年09月17日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    〈キャフェ チェリー・ブラッサム〉にある古い桜の木が語り部の喫茶店小説。カフェに飾られるお花や季節の和菓子が瑞々しい。素敵なカフェでゆっくりしたいなあ。

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    2025年09月01日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    周りを見ることができないほど落ち込んだり、忙しかったりしたら、ひとまず深呼吸。
    美味しいご飯は、手を合わせていただきます。

    友達から誕生日に貰った本。
    あのこと私に似たエピソードもあって、嬉しかった。

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    2025年08月23日
  • こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。

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    シリーズ二作目。
    おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」に訪れる人たちと、店主そろりの物語。

    前作の内容をすっかり忘れてしまっていたけれど、十分楽しめた。
    おとぼけ店主が用意してくれる絶品料理とゆるりとした空間で、ふわっと力を抜いて過ごせるカフェ。
    登場人物たちの、こういうのあるよねぇという悩みと、悩みを薄めてくれる言葉たち。
    こんな空間でゆったり過ごしたいなぁ。
    常連の睦子さんも、あたたかく包んでくれるような素敵な老婦人。

    最後に描かれたそれぞれのその後を読んで、またほんわり。

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    2025年08月18日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫にまつわる短編集です。
    作家さんによって、猫の描写やひととの関係性の捉え方が異なっていて、楽しめました。猫って、何を考えているかわからないけれど、ふとした時に寄り添っていてくれているように感じたり、不思議な存在です。

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    2025年08月15日
  • 伝言猫がカフェにいます

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    亡くなって会えない人、会いたくても会いに行けない人、そばにいるのに会えない認知症の人。
    そんな人たちの思いを届けて会わせてくれる伝言猫。
    伝言猫はあの世とこの世を繋ぐ。
    全てが優しいお話。優しさが溢れる世界に癒されました!

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    2025年08月06日
  • 冬眠族の棲む穴

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    24の短編集。色々な感情(感覚)が刺激され、気付きもたくさんありました。心が疲れたなと感じる人におすすめします。

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    2025年07月27日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    『キャフェ チェリー・ブラッサム』の庭で枝を広げている古い大木のヤマザクラが、静かに語りはじめます。

    祖母の八重が始めた宿から、その娘櫻子が洋食レストランへと業態を変え、さらにその娘の緋桜がキャフェの支配人として、この古いお屋敷のあとを継いでいます。

    『キャフェ チェリー・ブラッサム』で出されるのは、お茶と和菓子。
    物語にはとてもゆったりとした空気が流れています。
    移ろいゆく季節の中で淡々とルーティンをこなす様子を、年老いたヤマザクラの目線が優しく、キャフェに集まる人々の人生を温かく見守っているよう。
    自分の進むべき道に、時に迷うけれど、人はみな知らないうちに支え合って生きているのです。
    少し立ち止まって人生を見つめ直したくなるような優しい物語です。

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    2025年07月26日
  • いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。

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    なんか自分のことかなぁとか思うようなモヤモヤにめっちゃ共感。
    それでも自分のために機嫌をとってあげるのも自分なんだな。
    そろりのカフェも、そろり自身も自分をいたわってあげたからこそのカフェなんだね。

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    2025年07月09日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    友井羊 深夜に二人で背脂ラーメンを

    ストーリーも好きだったけどそれ以上にめちゃくちゃ飯テロされた!

    大沼紀子 夜の言い分。

    読み始めの違和感が、終盤ではそういうことだったのか、と楽しく読めた。

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    2025年07月06日
  • いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。

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    みんな、迷ったり、前に進めなくなったりすること、あるよね。
    そんな時、喧騒を離れてひとりでゆっくり、美味しいものを味わえたら。
    こういうカフェ、いいなぁ。

    シリーズ3作目、今回も美味しそうなメニューばかりでした。

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    2025年06月15日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    作家さんによって味わいが色々で楽しい。
    近藤史恵さん、冬森灯さんの作品が特別好きでした。

    「ひめくり小鍋」冬森灯
    冬森さんらしい心に小さな明かりが灯るような温かな読後感。クスリとなるシーンもあって楽しく元気をもらえました。
    私には絶大な安心感のある著者です。

    「ペンション・ワケアッテの夜食」八木沢里志
    不器用なペンションオーナー夫妻が好ましい。夜食を食べるシーンは、捕らわれていた苦しさからの解放感と安心感に包まれました。ハッとするシーンや、じんわり染みるストーリーがいい。

    「正しくないラーメン」近藤史恵
    料理研究家の苦悩を描いた本作が断トツに好きでした!!食べ物描写も美味しそうだし、ストーリーも心理描写もすべてに、「これでもか」という位心をくすぐられました。夫の優しいまなざしに幸せな気持ちになった。
    近藤史恵さん、さすがとしか言いようがない。

    切なさと寂しさ懐かしさを感じたり、他作品とは一味違う見事な展開に唸らされたり。
    友人たちとの深夜のファミレス「なる褒めの夜食会」が最高でした。

    満足度の高い短編集。
    私には馴染みの作家さんばかりで贅沢な1冊でした。

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    2025年06月14日
  • 本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。

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    自分がいけなかったんだ、って決めつけるのは楽な解決方法かもしれませんけれど…でももったいないです。

    規格外だから、伝えられる想いがあるんですね。

    どういう形がふさわしいか、なんて決まりはないんです。
    だからあなたが未弥さんのことを想ってしてあげたことなら、それがあなたたちの物語の答えです。

    あの時、窓から見た景色のことを覚えているか?
    月が輝いていたよな。
    それを見て、ああ、綺麗だって思えたけど、おまえと一緒に眺めていたから、それが伝えられたんだし、より綺麗に感じたのさ。
    友達ってそういう存在だよな。

    好き嫌いは誰でもありますよ。

    物事にはちゃんと理由があって、答えは意外と簡単なのに、と俺はおせっかいながら忠告したくなる。

    誰かが助けてくれるのを待つよりも、自分で立ち上がれる強さを持てたほうが、ずっと魅力的ですよね。

    どの結末が好きかは人それぞれです。
    誰かに助けてもらう生き方も、自分で立ち向かう強さを持つ生き方もある。
    無数にある中から、紬ちゃんなりの生き方がきっと見つかるはずです。
    そんな愉快なゴールに向かって歩んでください。

    生まれ持った個性、それは自分だけのかけがえないもの。
    他の誰も真似できないオリジナルだ。
    それを他人と比較して憂うのか、それとも面白がるのか、それは自分次第なのだ。

    こうだ、って思い込んでしまうのは残念ですよ。

    あなたの相方はたくさんいるじゃないですか。
    一人じゃできないことも、二人ならできる。
    それを相方さんは待っているはずですよ。

    不恰好だって不揃いだってね、おいしければいいよね。

    忙しいから、仕事量が多いから、と効率や簡単にゴールに導くことばかりに目がいっていては、決して心に届くものなんて作れない。

    バリアフリーとかダイバーシティーとか言葉ではうまいこと言うけれど、本当に困っている相手のことを考えているかな、と疑問に思うことはありませんか?

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    2025年06月08日
  • 終電前のちょいごはん 薬院文月のみかづきレシピ

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    福岡の薬院の裏通り、古いビルの二階にある小さなお店。文月。
    本が読めて手紙が書けるお店。
    営業日は三日月から満月の間だけ。
    店主はいつも眠そうなふんわりとした柔らかい雰囲気の文さん。
    お店で出される季節の野菜を使ったおつまみならぬこつまみがとっても美味しそう

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    2025年05月29日
  • 冬眠族の棲む穴

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    ほっこりした話や不思議な話がありました。本も小さくて可愛いし持ちやすい。マダムの時計が特に好きです。

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    2025年05月27日