標野凪のレビュー一覧
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全体を通して大きな事件は起こらず、穏やかな気持ちで読める作品だった。
主人公やその周りの人々の心の揺らぎ、そして季節の移ろいの繊細な描写が素晴らしい。
これからの桜の開花が楽しみになった。ヤマザクラを探してみたくもなった。
秋が来て喜ぶ主人公に、母が「秋の物悲しさや悲哀はまだわからないでしょう」と話すシーンより。(p.111)
わたしは主人公と同年代くらいだけれど、秋の悲哀も好きだ。
そして、わたしの人生の季節は今どこだろうと考えた。
初々しい春が過ぎ、華やかな夏を越え、出産を間近に控えた今、
わたしは実りの秋を迎えようとしているのかもしれない。
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Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな「喫茶ドードー」シリーズの第3弾!!
今回も心を癒してくれる喫茶メニューでドードーを訪れるお客さんの悩みに寄り添っていく。
印象に残ったフレーズ
『「そうですよね。違いを受け入れることは大切です。でも全ての価値観に歩み寄る必要はないんじゃないですか?まずは自分がいい、と思った信念を大切にするだけでも」』
『「はい。沈んだ心も、行き場のない気持ちも、待っていればいつかぽっかり浮いてくるんです。この花びらみたいに」』
「問題やストレスをなくすことは難しい。だからいくつもの選択肢や価値観を俯瞰できる大らかさを持って、社会という広い海をゆるやかに泳いでいきたい。」
「ぬるま湯に浸かる自分を情 -
Posted by ブクログ
ネタバレ喫茶ドードーシリーズ2巻目♩¨̮
タイトルを見て今の時期にピッタリなんじゃないかと思い読み始めることにした!曇り空だったり雨模様な心の時にこんなカフェが近くにあったならとても嬉しい☆
今回出てくる人は皆がんばって息苦しくなってしまっている人たちばかりで読み始めはなんだか一緒に辛くなってしまった( ⸍ɞ̴̶̷ ·̫ ɞ̴̶̷⸌ )
でも偶然にも(いや、必然なのか!?)訪れた喫茶ドードーではその人々にぴったりなメニューが登場している!
毎回思うのですがこのメニュー名が面白いですよね!実際見かけたらとりあえず二度見しちゃうかもです( ˶'ᵕ'˶)
最終話ではそろりさんの過 -
Posted by ブクログ
『夜食』
なんていい響きの言葉なんでしょう。
夕食ではなく、夜食。
受験や残業などで食べることもあるけれど、何となく小腹がすいて深夜に食べる食事。
少し罪悪感があったりして、それが一層美味しくさせる。
そんな夜食にまつわるアンソロジー本です。
ちょっと謎めいた作品もあれば、友情や愛情や家族にまつわるもの、仕事にかかわるもの。
どれにも共通するのは『夜食』、そしてどの話も読むと温かくなれるかもしれません。
夜食の時間に読み進めると楽しい読書になりそうです。
どの話もとても良かったですが、たぬきおむすび、ファミレス夜食、インスタントラーメンの話は特に気に入りました。
美味しそうな夜食だと思ったら