標野凪のレビュー一覧

  • 占い日本茶カフェ「迷い猫」

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    猫を連れた女性が日本各地で開く「出張カフェ」を舞台にした連作短編集。それぞれのご当地のお茶や器、お菓子にまつわるお話が面白かった。売茶翁という人がいたけなともこのお話で初めて知った猫のつづみくんも可愛い。

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    2024年09月10日
  • 伝言猫がカフェにいます

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    過去に亡くなった猫たちが、何かを代わりを使って伝言してきてくれてると思うと嬉しくなりますね。うちのニャンコ達も伝言猫しているかなぁ

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    2024年09月07日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    ☆4

    祖母(八重)、母(櫻子)、娘(緋桜)の3代続く洋館を舞台にした物語。
    今は娘の緋桜が支配人として受け継ぎ、「キャフェ チェリー・ブラッサム」という店名で季節の和菓子とお茶を提供している。
    その洋館の庭には、桜の大木(ヤマザクラ)があり、桜の木の目線で物語が進んでいくのも面白かったです❁⃘*.゚

    特に事件が起きたりする事もなく、ゆったりとした時間が流れていくようなお話ですが、読んでいてとても心地良かったです。
    疲れている時にオススメしたい1冊です!

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    2024年08月23日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    なんで急に猫!?と思うけど、短編のストーリーが繋がり読み進めていくと、肩の力が抜けるような、構えずに読める本だった。
    美味しそうな料理が出てくるので、寝る前に読むと少しお腹が空いて寝付けなくなりかけた。
      
    なんか読みたいけど、重たくなく、すっきりしたい気分の時に良い。

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    2024年08月20日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    海辺にぽつんと佇む小屋は
    料理上手なネコシェフの店
    仕事や恋愛、子育てに悩む人たちが
    彼の店に引き寄せられるのだ
    そして、チャウダー、鯛めし、アジフライ
    ほかほか美味しいごはんに癒され
    自分の内面から湧きあがる答えをみつけていく

    まず、動物好きなので無条件に+⭐︎だね
    それにネコシェフが次々に繰り出すごはんの
    美味しそうなことといったら…
    うん。今夜はタルタルたっぷりの
    アジフライー!に決まりだ(笑)

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    2024年08月18日
  • 占い日本茶カフェ「迷い猫」

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    何か1つのことを突き詰めている人、丁寧な暮らしをしている人、豊かな感性をもっている人、私の憧れです。
    たんぽぽさんもそんなひとり。自分の専門分野について、もっと詳しい人が出てくると、緊張してしまうところにはとても共感する。そんな中でも、自分を信じていつも通り。
    丁寧に入れられたお茶は美味しいんだろうな。茶葉と対話するってどんな感じだろう。私も丁寧にお茶を淹れて、ゆったりした気持ちで過ごせる時間を少しでも持ちたいな。

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    2024年08月06日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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     標野凪、冬森灯、友井羊、八木沢里志、大沼紀子、近藤史恵さん、ひとり一編ずつの短編集。テーマは全て夜食で、美味しそうな夜食と心温まる物語になごむ。

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    2025年12月07日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    猫さんからのありがたいご飯とお言葉。
    誰にも相談できない人ってたくさんいるのだろうと感じました。
    和歌や俳句。昔の人は食の句も詠んでいたのだと目から鱗です。
    授業で習うのは恋の歌が多かったような気が。

    若干人間関係の整理には至ってない部分もあり、また伏線もそれほど張れてないかな?と思う箇所が点在。
    でも、軽い読み物として良かったです。
    それにしても
    ところどころクズ男おるのなんでなん?
    猫シェフが一番イケメンでした。

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    2024年07月31日
  • 伝言猫がカフェにいます

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    ネタバレ

    まさかの猫視点、ファンタジー作品。
    全体的に良かったけれど、ふた仕事目だけが個人的に受け入れ難い
    私も同じく流産経験があり、その子を忘れたことは無い、が、誕生日を祝うのはちと違うんじゃね????と
    誕生してないんだから。
    まあ、それは人の考えだとしても、産まれなかった子が死後育ってることも受け入れ難いものがあった
    育ってるってなんやねん
    訳分からん
    私ならまた転生して別のところで元気に育って欲しいと思う
    死後育つ世界謎


    それ以外は良かったかな
    先生の奴はスカッとしたし、元彼のも良かった
    俺が見初めた人は幸せになってるってね
    良かった良かった
    最後の認知症の母も良かったです

    なので、本当に

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    2024年07月19日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    ネタバレ

    寒川神社の大祓の神事に行く時にお供してもらいました。
    山桜を語り部にした四季折り折りのカフェを訪れる人々の物語。
    癒されました。そして、おいしいお茶と和菓子が恋しくなった私です(笑)

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    2024年07月06日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    ネタバレ

    みんなそれぞれに、ままならない思いを抱えてるもんだよね。ネコシェフ、いい味出してるなぁ。
    専業主婦の女性の母親視点で、娘が専業主婦を選んだことを誇らしく思う描写があったけど、とても生々しいなぁと思った。義両親がちょっとあてこすってくるのも、その逆の心理なのかなぁと思ったり。当の娘はむしろコンプレックス抱えてるのにね。

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    2024年07月06日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    ☆4

    可愛い猫の表紙と標野凪さんの作品ということに惹かれて読み始めたのですが、登場人物たちはそれぞれ辛い人生を歩んでおり、なかなか重ためのお話でした。
    そんな現実から逃げ出したいと願う人がたどり着くネコシェフのお店。
    ネコシェフに作ってもらった美味しい料理と背中を押してくれる言葉で、一歩踏み出してみようと思えるような作品でした。

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    2024年06月29日
  • 占い日本茶カフェ「迷い猫」

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    猫につられて読んでみた。
    短編集は苦手意識があったけど、連作で話が繋がっているし、主人公のたんぽぽさんと猫のつづみくんの話は一貫しているので、読んでいて楽しかった。
    全体的にはほのぼのとお茶を淹れたり飲んだり、占いを通して様々な人たちの人生に少し触れられたり、登場人物はみんな穏やかでどこか凛として、こちらも豊かな気持ちになる話ばかりだった。
    最後はちょっと感動的な話。この続きの物語が気になる。
    お茶道具を揃えて丁寧にいれる美味しいお茶を飲みたくなった。可愛いタロットカードも探してみたい。

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    2024年06月19日
  • 占い日本茶カフェ「迷い猫」

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    癒される短編集。
    最後緊張のシーンもあり、感動もありで満足感が高い。
    お茶が好きになったし、色んなお茶を丁寧に入れたいと思った。

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    2024年06月15日
  • 本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。

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    絵本のない本屋兼カフェ。
    共同経営者の八木☺️
    本が置いてない理由にクスッとできる。
    訪れる客の話を聴いて、あなたがお探しの御本を見つけてくれるお店「クッタラ」。
    絵本のかたちにそんな意味があるんだ。
    本質は見た目や行動ではわからない。表層だけで判断し、こうだと決めつけることのなんと多いことか。
    ネガとポジ。くるりとひっくり返せば、同じことだってネガティブになったりポジティブになったりする。

    出てくるスープも身体に沁みそう♪
    良い1冊でした。

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    2024年06月11日
  • 占い日本茶カフェ「迷い猫」

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    ”猫”につられて読み始めました。
    猫の登場にも癒されますが、毎日何気なく飲んでいるお茶の奥深さも知れました。

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    2024年06月04日
  • 伝言猫が雪の山荘にいます

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     「伝言猫がカフェにいます」の続編です。  宿泊する日に大雪で身動きが取れなくなった宿泊客 に伝言猫が子供が出来ず夫婦関係が冷め始めて来た夫 婦関係を取り戻したりするほんわかとした物語です。

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    2024年05月15日
  • 占い日本茶カフェ「迷い猫」

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    トランクひとつと愛猫を連れて全国を巡る出張カフェ。
    水も茶も現地調達で、器も出張先のギャラリーのを使用すれば売り上げにも繋がる。
    そして、お茶菓子もその土地ならではのものならお客様からも馴染みがあって、気軽にお茶していただける。
    しかも悩みがある人ならば、たんぽぽさんの占いまで…。

    心がほんのり温かくなる癒し系、全6話の連作短編集である。

    お茶といっても難しい作法はなく、気軽に美味しく楽しんで貰えれば…というのが、肩が凝らなくていいのかもしれない。
    ところどころに小噺もあったりするのも和む。
    そして、なんといっても各地のお茶を知ることができるのは興味深い。

    最終話では探し求めていたものが

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    2024年05月10日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    2020年だった 2024年の今日読んで、あぁ、たしかにあの頃こんな感じだったかもなぁ、と思い出される。
    「激的にすごく嫌」ではないけど「ほんのり地味に嫌」なことが各エピソードに盛り込まれてて、実生活の地味にしんどい感じがリアル。
    章ごとに主人公が変わるだけでなく、語り手の切り替わりが頻繁にあってそのリズムになれるまでちょっと読みづらかった。

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    2025年12月03日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    「桜の木が見守るキャフェ」標野凪 著(文春文庫)
    うつろう季節と訪れてくれるお客様との交流にそっと寄り添うヤマザクラ。
    親子3代にわたって受け継がれてきた洋館で営むお店、というのも素敵。

    店主の緋桜の家族、料理上手なお父さんと、好きなようにすればいいという距離をもちつつも見守っててくれるお母さんとの関係もとても良い。

    大方の人にとってそうであるように、派手な事件はないけれども、流れる時間がとても穏やかで心地よい作品です。

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    2024年04月19日