標野凪のレビュー一覧
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ネタバレ美味しいご飯が出てくるアンソロジー。タイトルと表紙に惹かれて手に取った。
あくまで私の個人的感想なので好きな人には許して欲しいのだけど、1話目のスクランブルエッグの話はかなりビミョーだった。
でも2話目の「ひめくり小鍋」がなかなか良くて、季節柄お鍋いいなー、しかも1人用のやつ!
主人公の行動や、合言葉が必要とか、まあツッコミどころはあるのだけど。
3話目の、背脂ラーメンの話がいちばん面白かった。途中まで、この人、殺人を犯したのでは?とドキドキしながら読んでいたら、違ってかなりホッとした。でも、自分のほんの小さな悪意が、ある人を事故死に追いやったのでは、と苦悩していた。その男性の友人もまた、 -
Posted by ブクログ
丘の上にある博物館は、少し変わったものが展示されている。
それは、役目を終えて必要とされないものや誰かの失われたものたちだが、その人にとっては大切な記憶の欠片である。
みんなから『別れの博物館』と呼ばれるこの博物館で働くカケスは、数字や計算が苦手でディスカリキュアの障害がある。
だが、この博物館に持ち込まれた「物」の声が聞こえる特殊な能力を持っている。
収蔵番号【一】 館長の〈数〉
収蔵番号【二】喫茶店に飾られていた〈額〉
収蔵番号【三】帽子作家の〈針〉
収蔵番号【四】手話ボランティアの〈耳〉
収蔵番号【五】数学教師の〈名〉
もうひとつの収蔵番号ー着られることのない〈服〉
帽子作家の -
Posted by ブクログ
舞台は過去の思い出と記憶を収蔵する、別れの博物館。館長のカケスはディスカリキュア(算数障害)で、物の声を聞くことができます。
別れの博物館に持ち込まれた「物」たちの語りは、静かに持ち主の人生を語っていました。その語りの間に、文体を変えてカケス自身が博物館に預けた〈数〉についての出来事が綴られていました。
物が語る持ち主の人生と、博物館へ持ち込まれたいきさつは、興味深かったです。同じくらいカケスが計算で苦労したことが綴られていましたが、今は向き合える色々な方法があることを知りました。これが、なかなかおもしろかったです。
「物」を思う気持ちは、きちんとその「物」に伝わっているのかも、と思わせ -
Posted by ブクログ
二十四節気に合わせたショートストーリー。
最初は不思議は話が多くて首をかしげながら読んでいたけど、冬の話は共感出来るものが多かった。
「赤い実の果実」
まさしく同じことで悩んでいるんだよなぁ(^^;)
日常の不安はあらゆるところに転がっている、起こりもしないことで悩んでいても仕方ない、納得して選択したほうを正しかったと思って歩むしかない、全く同じに見える毎日も見方を変えれば新たな発見がある。
あるあるすぎる。わかっているようでそれでも悩んだりクヨクヨしちゃうんだよね…。
「けれどももし間違ったと思ったら、引き返せばいいじゃないですか。道は長く、続いていて、そしてどこかで繋がっているのですから