標野凪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ福岡薬院の裏通り、古いビルにあるお店
「文月」は《本が読めて手紙が書ける店》。
開いているのは三日月から満月の夜の間だけ。
色々と上手くいかないことがあるときに
店主のつくる"ちょいごはん"が人々を癒してくれる⟡.·
短編集になっているのだけど、内容が結構重めだったりそれぞれ色んな悩みを抱えていて…あとモヤモヤすることもちょっとあったけど、、(•ᴗ•; )
最後にはまるっとおさまる。それは「文月」のご飯やドリンク、店主の人柄に触れたことでそうなるようです。
店主にもお客さんたちと同じような時期があったんだなとびっくりしたし(今の姿からは想像できなかった)
だからこそ理解 -
Posted by ブクログ
喫茶ドードーシリーズ三作目
店主そろりの相変わらず風変わりなネーミングの4つのメニューが、5話それぞれのタイトルにつけられている。
何か悩み事や心配事がある人は、どれかのメニューにぴったりハマるように思う。
今の私の場合は、『下がった気持ちが浮上するのを待つお茶漬け』だ。
つらい時期も焦らずじっと耐えていれば、自然と気持ちが上がってくるということか。
そう考えると気持ちが少し楽になる。
四人の登場人物の女性が、それぞれ生活や仕事で行き詰まり、喫茶ドードーをしばしば訪れて、乗り越えるヒントをもらっていく。
おひとり様専用カフェ、喫茶ドードーは気持ちをリセットするところなのかもしれない。
『問